Tyson Foods社では、昆虫を人間の食用に供する製品に使用することは一切ありません。

Tyson Foods社では、動物飼料に使用される原材料の昆虫成分サプライヤーであるProtix社との提携に言及した投稿で示されているように、昆虫や「虫 」をFDAが承認した原材料として記載しているわけではありません。

「Tyson Foods社は、いかなる種類の昆虫タンパク質も、人間が消費することを目的とした食品に添加していません」と、同社の広報担当者はロイター通信に電子メールで回答しています。

誤解を招くようなFacebookの投稿では、「FDA承認済みの虫 - あなたのラベルを読んで下さい」と書かれており、「一言... 気持ち悪い」、「そんな風に記載されているのか」といった反応が寄せられているとの記述が読み取れます。

画像提供:ロイター通信

投稿には、ミールワームのストック画像と、 Hillshire Farm、Sara Lee、Jimmy Dean、Ballpark、Gallo、Pierre、State Fair、Original Philly、Steakezeを含むTysonブランドのリストが表示されています。ブランドのリストと並んで、コオロギ、ミールワーム、バッタといった昆虫の種類のリストも掲載されています。

ロイター通信は、2023年10月のプレスリリースで発表された、Tyson社と昆虫原料サプライヤーのProtix社との提携に関する虚偽の主張について、以前取り上げたことがあります。

リリースによりますと、両社は「主にペットフード、養殖、畜産業界で使用される高品質の昆虫タンパク質と脂質」を製造する「昆虫成分施設」の建設と運営を共同で行なうことになりました。

このリリースでは、人間用の食品にProtix社の原材料を使用するとは一切書かれておりません。

Hillshire FarmSara LeeJimmy DeanBallparkGalloPierre(⇦リンク切れ)、State FairOriginal PhillySteakezeの全製品の原材料は、それぞれのウェブサイトで閲覧可能になっています。

米国FDAのウェブサイトには、昆虫を含む「人体に健康被害を及ぼさない、食品に含まれる天然または不可避の欠損レベル」が掲載されていますが、これらは認可された原材料とは見なされません。

ミネソタ大学食品・農業・自然資源科学部によりますと、100カ国以上で約2000種の昆虫が食品として食べられているとのことです。

【評定:誤解を招く記述です】

  • Tyson ブランドの人間の食用食品には、原材料として昆虫は含まれておりません。

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