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静脈産業(廃棄物業界)の採用力を高めることを考えてみた

今、もっともDXとサーキュラーエコノミーに熱い男、健一です!
私は産業廃棄物やリサイクルを中心とした事業会社出身で、この産業にDXをもたらすべく、廃棄物業界向けの配車システム「JOMYAKU」を手がける会社にジョインしました。
今回は、静脈産業業界の採用について書いていきたいと思います。
この話に至った背景は、我々がお話ししたどの廃棄物業者様も「採用」や「人材」について困っているというお話を聞いたことが発端です。

新卒採用・中途採用

人材採用を大きく分けると、新卒採用と中途採用に分けられると思います。
私、健一は新卒で静脈産業に入ったのですが、私の就活の軸は「環境」と「社会貢献性」の2つでした。
約10年前は「環境ビジネス」というワードが盛り上がりを見せた時期で、その一つのジャンルに「廃棄物・リサイクル」があったという感じでした。
正直、廃棄物業界(今でこそ静脈産業と言われますが)がどういったものかもわかっておらず、地味だけど凄い重要な産業なのでは?というぐらいでした。今思えば世の中にどんな仕事があるかもたいして知ろうともせず、世間知らずで恥ずかしいばかりです。
そんな中、静脈産業業界で新卒採用している企業を探しましたが、本当に少なかったと記憶しています。
この業界に入り、業界団体の集まりでは「新卒がこの業界に入る時代になったのかー」と驚かれたり、物珍しい生き物を見るような目で見られたことをよく覚えています。
ここで、新卒採用をしている会社をいくつかご紹介します。

株式会社タケエイ

株式会社浜田

アースサポート株式会社

大栄環境グループ

東港金属(サイクラーズ)

上記以外でもたくさんの企業が新卒を対象とした募集を行なっています。
中には、新卒対象ではありませんがドライバー専用の採用をサイトを立ち上げている会社もあります。

どこもしっかりとした採用サイトを用意し、アピールポイントも申し分ないでしょう。
しかし、ほとんどの学生・中途人材は上記の会社を探し出すことは簡単ではありません。

採用を高めるための情報発信

採用を高めるためには、ただ単にマイナビやリクナビなどのリクルートサイトに掲載をするだけでは十分とは言えないでしょう。
採用を「マーケティング」と同義に捉えて、行う必要があります。
採用マーケティングでは「認知」→「志望度」→「応募」→「選考」→「採用」を分解して行う必要があります。
特に、静脈産業では「認知」「志望度」を業界全体で上げていくことが重要なポイントです。
この記事では具体的な採用マーケティングについては書きませんが、詳しく知りたい方はWantedlyの記事などをご参照ください。

認知度を上げるためにはまず情報発信をしっかり行うことが重要です。
静脈産業では、まだまだ十分な情報発信がされている状態にはないと思います。
様々な媒体を使用して、情報を発信し続けることが一つのポイントです。
この情報発信を続けることが発信能力の向上・企業ブランディングに大きな効果を発揮します。
静脈産業で情報発信をしている企業をご紹介します。

リバーホールディングス ecoo online(ブログ)

アミタホールディングス アミタチャンネル(YouTube)

サイクラーズ リサオタ(YouTube)

株式会社小野商店 twitter

採用に限らずではありますが、業界情報や会社の情報を積極的に発信している会社が増えています。
バズらせることが目的ではなく、継続的な情報発信の中に光るものが出てくると思います。

イメージが悪いから人が取れない…はもう言い訳にはならない

メンバー数名で話をしているときに、斜陽産業やブラックなイメージの業界には必然的に人は集まらないといった意見が出ました。
これはまさにその通りだと思います。
ただ、この静脈産業(産廃業界・ごみ業界・スクラップ業界)がイメージが悪いと感じるのは今は昔の話です。
20年前より、10年前より、今この業界の外部環境は圧倒的によくなったのは間違いありません。
昨今の「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「SDGs」など環境の意識の高まりは目を見張るものです。
社会の流れは、完全に環境優位となり静脈産業には今までにない追い風が吹いている状態です。
静脈産業はただ単に「世の中で不要となったものを処分する」業界からごみを資源に生まれ変われせる「資源業界」へと転換されようとしています。
この業界の社会貢献性は他の産業に比べても圧倒的に高い位置にあり、その点で言えば他のインフラ産業と同等と言えるでしょう。
労働環境も改善が見られるようになってきました。
様々な企業が弊社のようなDX企業に業務の見直しや効率化を相談していただけるようになってきています。
経営者や働く方々も今までのやり方から、よりよい手法を模索し、実践しています。
従来の手法にとらわれず、新しいことにチャレンジする企業に人は集まってくるでしょう。

我々JOMYAKUは、今よりもよりよい仕事のやり方にチャレンジする静脈企業と一緒に成長していきたいと思います。
配車業務を中心にDXにチャレンジしたい方は是非、ご相談ください。

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