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段々重ねのお弁当箱について調べてみた-ピントゥとティフィンは同じもの?

タイやマレーシアにシンガポール、インドでも見かける3〜4段重ねのお弁当箱。

タイではピントゥ、マレーシアではティフィンと呼ばれていました。  

そして、旅行で行ったインドでは、ティフィンと書かれてあるレストランは軽食を出すとのこと。似てるような、違うような……。

そこで、このお弁当箱についてちょっと調べてみました。

名前はティフィン、ピントゥだけじゃない

名前の由来は、wikipediaによると、国によってさまざまなようですが、ティフィンとピントゥの由来はわかりませんでした。

カンボジアではチャンスラック(ចានស្រាក់ )
福建語ではウアンツァン(碗層)
インドネシア語ではランタン(rantang)
マレー語でmangkuk tingkat (重ねたボウル)
タイ語ではピン トー(ปิ่นโต ])
アラブ諸国ではサファルタ(سفرطاس、トルコ語の「旅行用ボウル」に由来)
ハンガリー語ではエトルドー(「食料を運ぶもの」)

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Tiffin_carrier

お弁当箱としてのティフィンキャリア

段々重ねのお弁当箱は、東南アジアだけでなく、インド、パキスタン、フィジー、そしてハンガリーでも使われているらしい。思っていたよりず〜っと広範囲。

ティフィンキャリアまたはダバは、アジアやカリブ海地域でティフィンの食事に広く使用されている一種の弁当箱です。インドからパキスタン、カンボジア、タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィジー、モーリシャス、ガイアナ、スリナム、トリニダード・トバゴに広がり、現在広く使用されています。これらはハンガリーでも広く使用されており、主にレストランの食事を家庭で消費するために輸送するために使用されています。

Tiffin carrier by wikipedia

タイのピントゥはニワトリの模様が描かれているし、マレーシアやシンガポールはプラナカンの鮮やか模様が施されたティフィンをたくさん見ました。

重ねて、取っ手を持って運ぶスタイルは同じだけど、装飾や素材は国や地域によって異なるんでしょうね。

プラナカン柄のティフィンなどは飾るととても素敵なので、装飾品のような役割もあるんでしょうね。

軽食としてのティフィン

南インドでは、「ティフィン」という言葉は、イギリス統治時代にイギリスのアフタヌーンティを指す言葉として広まったそう。
なぜ、アフタヌーンティーが「ティフィン」に変化したのか謎ですね。

現在、南インドでティフィンというとドーサやイドゥリーなど軽食を指すらしのですが、ドーサとかって軽食なんですね。。。結構お腹いっぱいになる気がします。

一方、ムンバイでは、宅配されるお弁当のことだそう。仕出し弁当のような感じかな? システムとして確立されているそうで、ティフィンキャリアに入れた食事を運ぶ専用の仕事もあるとのこと。一度食べてみたい!

ムンバイでは、多くの場合、ティフィン・ワラとしても知られるダバワラによって配達されます。ダバワラは、複雑なシステムを使用して何千ものティフィン運送業者を目的地に送り届けます。

Tiffin by wikipedia 

私は荷物は少ない方が好きなので普段からお弁当箱は使いませんが、ティフィンはなんだか温かい感じがして心惹かれます。
使い捨て容器ではないところもいいですよね。

これからの時代も生き残って欲しい文化だなと思いました。

Image by Sabine van Erp from Pixabay



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