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その方法、自分に合ってますか?映画が苦手な私がゲームをしながら映画を観たら自分の固定観念に気付いて状況を打破できた話

先日、私の働くランスタッドのnote執筆メンバーが集まる新年会で、noteのお題付きおみくじ企画に参加した際に『家族や友人とのお正月エピソードを書いてみる』と言うお題を引いたので、今日はそんな内容で書いていきたいと思います。

今年は例年より長い年末年始のお休みをいただきました、早川です。

充実した長期休みを過ごすために、何をしようかな?と考えていた2023年末。
そんな時、15年来の友人からユニバーサルスタジオジャパンのお土産をいただく機会がありました。
開口一番に「ハリー・ポッターのアトラクションがすごく良かった!!」そんなアツイ想いを伝えてくれた友人に、私は大したリアクションが出来ませんでした。
なぜなら、ハリー・ポッターをほとんど知らなかったから。。
と言うか、実は映画鑑賞に苦手意識をいだいていた私。

そうだ、せっかく楽しい思い出話をしてくれたんだし、長い休みもあることだから、普段はやらないことや避けていることに挑戦してみよう!
そう思い、2024年は友人夫婦と一緒にハリー・ポッターシリーズの映画を見ることから始まりました。
最初はただ新しいことに挑戦してみようと軽い気持ちで始めたことですが、結果的には自分が固定観念を持っていたこと、それによって知らず知らずのうちに自ら行動を制限していたことに気付くことができました。


そもそも映画が苦手だった私。苦手な理由を分析

周りに映画好きな知人も多くいる中で、私は昔から、映画鑑賞が苦手。
アラフォーの私が人生の中で、映画館で観た映画は、片手に収まるくらいしかないのです。
その片手に収まる程度の映画鑑賞も、友人に誘われてついて行った程度で、自分から映画館に足を運ぶことはほとんどありませんでした。

そこでまずは、なぜ映画鑑賞が苦手なのかと、自分なりに考えてみました。

①疲労感
⇒大きな画面の中であちらこちらと眼球を動かすことや、大きくなったり小さくなったりする音量で、単純に視覚と聴覚が疲れてしまう。
加えて2時間という長い時間の中で様々な事象が起こるため、普段は使わない記憶の引き出しをフル活用していることも疲労の原因かも。
(普段、直近2時間の間に起きた出来事を記憶しておくって、なかなかなくないですか?)

②長時間拘束されることに抵抗がある
⇒自宅でテレビを見ている時は、大抵家事をしながら見ているため、大人しく座ってテレビを見ることがない私。
それが習慣になってしまっているため、他のことを何もせずにただ画面を見て座っている時間がもったいないと感じてしまう損な性格。。


③感情移入するのが苦手で感想を持てない
⇒どんなに感動的な(と言われている)ストーリーでも、どんなジャンルでも、見終わった時の感想は一様に「そっか~~」。
面白かったかと聞かれても、よく分からない。
自分に起きている出来事でも、近しい家族や友人に起きている出来事でもないため、自分事として捉えられない=感情移入ができず、「ふ~~ん」で終わってしまう。

思い当たることとしては上記3つの理由から、私は映画鑑賞が苦手なようです。
それでも一番好きなジャンルを上げるとすれば・・・ホラーかな??

脳を分割!『ながら』鑑賞なら観られることに気付いた

2023年12月31日。
友人宅でハリー・ポッター映画鑑賞会を実施。
17時に集合し、持ち寄ったものを食べながら、目標は3本見終わること!

スーパーで買ってきたカラフルな小籠包

テレビに向かって座り、背筋を伸ばし、大きく息を吸い込んで、いざ視聴開始!!
開始15分で一旦のびをして。
更に30分後に座る姿勢を変えて。
見始めて1時間。集中力が崩壊。
仕事をしている時は2時間なんてすぐなのに。。

気心知れた友人夫婦と言え、さすがに開始1時間で再生停止ボタンを押すことは出来ません。
困った私は何気なく周囲を見回すと、そこには任天堂switch。
確か頭も耳も使わずに出来るゲームがあったはず・・・!と思いゲーム機を起動。
耳は終始テレビ側に。
目はゲーム機、ロード中はテレビ、気になるワードが聞こえたらテレビ、と視線を行ったり来たりさせながら映画鑑賞が始まりました。

それで映画の内容が分かるの?
不思議に感じた友人から突っ込みが入ります。
私の答えは『YES』です。
耳は常にテレビに意識を向けているため、ストーリーは把握していました。
また『画面を見ている+セリフや音を聞いている=情報量の多い』友人たちよりも、『セリフしか聞いていない=情報量の少ない』私は、情報量が少ない分、登場人物たちのセリフが記憶に残っているようでした。

そうか。そもそも私には、『視覚と聴覚を長時間に渡って同時に活用する』映画鑑賞が向いていなかったんだ。

ゴールを目指すための道のりは人それぞれ

『映画鑑賞だけに集中して観る』ということが自分に向いていないと気付いた私。
他のことをしながらでも内容が頭に入っていることが分かり、それが私の映画鑑賞のスタイルであることに気付きました。

例えば山を登るのにも複数の山道があって、経験やみたい景色によって人それぞれ選択するコースが違うように、日常の何気ないゴールを目指すのにも、人それぞれ異なるスタイルでもいいはず。

苦手な理由を分析した際に「他のことを何もせずにただ画面を見て座っている時間がもったいないと感じてしまう」と気付いていながら、「座ったまま出来る他の動作をしながら鑑賞すればそう感じない」というところまで考えが及ばなかったのもまた事実。

『映画は落ち着いて鑑賞するもの』
そんな固定観念を持っていた自分自身にしばりつけられていたことに気付きました。

それからはゲームをしながら、自宅で観る時には家事や料理をしながらなど、頭と耳を使わない何かをしながら見進めていきました。
すると鑑賞スタイルを『ながら鑑賞』にしてからは、映画を見始めることに対するハードルが下がり、結果、10日ほどかかりながらも、最新作までシリーズ全ての映画を見終わることができたばかりか「次はこの映画を観たい!」そんな気持ちまで湧いてくるようになりました。

固定観念を取り払い、多角的な視野をもつことの重要性

きっと誰にでも1つくらいは苦手なことがあるかもしれません。
苦手なことに直面した時、それが仕事であったとしても、私は心のどこかで「ヤダなぁ」「めんどうだな」「ちょっと後回しにしよう」そんなネガティブな感情が湧き出てしまいます。
冒頭で記載した、映画鑑賞に「挑戦してみよう」という気持ち、それ自体は本物ですが、一方どこかで「ちょっとめんどうだな」なんて気持ちがあったのも事実です。

今回苦手だった映画鑑賞を克服したことで気付いたことがありました。
苦手だと思っているその作業、やりかたが自分に合っていないだけかも?

当たり前だと思っているやり方が実は自分に合っていない。
他の方法があるのに『今までのやり方』に固執してしまう。
気付かないうちに、日常的に起きていることかもしれません。
今回克服した映画鑑賞も、まさかゲームをしながら観ることが自分に合っていたなんて、思いもしませんでした。
増してや友人から「内容が分かるの?」と聞かれるほどです。

一度限りの作業であれば勢いに任せてやってしまうのも手ですが、頻度の高い苦手な作業であれば、方法を見直してみたり、自分に合った方法を多角的な視野で探してみるのも良いかもしれません。
今度苦手な作業に直面し、別の方法を探す時間がある時には、私も実践していきたいと思います!

またお会いしましょう!


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