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サザエの缶詰

本家のある佐賀関町に、むかーしから「サザエの缶詰」というのがあります。

桐箱に入っているラベルもレトロな缶詰


豊後水道一帯で採れた新鮮なさざえを秘伝のつけ汁に漬けた絶品缶詰で、さざえの旨味がしみ込んだつけ汁は炊き込みご飯にも魚の煮付けにも利用できるそうです。

缶詰の中身です。


そうです。というのもとても高級なので、食べた事がありません。
¥5.508(税込)で、150g入っています。
高いですが、「トキワデパート」の缶詰売り上げは、一位だそうです。

「太田缶詰工場」という会社が製造しており、今でも、続いています。
創業弘化3年(1846年)、佐賀関の近海で取れる豊富な海産物を利用した水産加工工場をつくり、明治23年(1890年)に国内でもいち早く缶詰の製造を開始します。また、着物から洋服に変わるのに合わせて、貝ボタンの製造を初め、海外に輸出もしていたそうです。
現在は、7代目となっています。

その、「太田缶詰工場」の会社があるのが、佐賀関の白木というところですが、
明治41年(1908)に建築された木造寄棟2階建の主屋は、和洋折衷建築の中に、洋風の玄関が特徴です。主屋のほかに、大正時代に建築された切妻造2階建の土蔵と外壁石造の石倉があり、いずれも国登録有形文化財となっています。

玄関
大ソテツのある社屋
和室
応接間
階段
貝ボタンで描いた富士山
下には貝ボタンのサイズ見本になっている
立派な石倉


昔は缶詰もハイカラ、貝ボタンもハイカラで、羽振りも良かったのでしょうね!
社屋が語っています。
事前申し込みで見学もできるそうです。


太田罐詰
所在地 大分市大字白木330-1
電話番号 097-575-0001
http://www.oota-kanzume.jp/
※通販可

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