ファイザーとコロンビア政府との契約 緊急承認の意味するもの


契約書は、2021年2月2日、コロンビア政府の管轄下で災害時対応を行う企業「Fiduprevisora S.A」(参照)(契約書の中では「購入者」と規定される。)とファイザー社との間で締結されたものだ(コロンビア政府とファイザー社との契約書、参照)。
そこには、問題発生時にファイザー社が責任を回避するための複数の条項が存在している。
第一に、ワクチンについて緊急事態への応から緊急に開発されたもので、現在知られていない副反応が起こり得ることを認識すると書かれている。




5.6. Purchaser Acknowledgement.
「Purchaser acknowledges that the Vaccine and materials related to the Vaccine, and their components and constituent materials are being rapidly developed due to the emergency circumstances of the COVID-19 pandemic and will continue to be studied after provision of the Vaccine to Purchaser under this Agreement. Purchaser further acknowledges that the long-term effects and efficacy of the Vaccine are not currently known and that there may be adverse effects of the Vaccine that are not currently known. Further, to the extent applicable, Purchaser acknowledges that the Product shall not be serialized.」

5条6項 購入者の認識
「購入者は、本ワクチン・その材料および構成物質等は、Covid-19のパンデミックによる緊急事態によって早急に開発されたものであり、本契約書の下で購入者に本ワクチンが供給された後も研究が継続されるものであることを認める。そして、購入者は、本ワクチンによる長期の影響および効果は現時点で不明であり、現時点で判明していない副反応が生じうることを認める。さらに、適用される限り、購入者は製品がシリアル化※されていないことを認める。」
※シリアル化:製品にシリアル番号を割り当てて管理することで、偽薬の流通防止等を行うこと。


本ワクチン・その材料および構成物質等は、Covid-19のパンデミックによる緊急事態によって早急に開発されたものであり、


本契約書の下で購入者に本ワクチンが供給された後も研究が継続されるものであることを認める。


そして、購入者は、本ワクチンによる長期の影響および効果は現時点で不明であり現時点で判明していない副反応が生じうることを認める。


コロンビア政府が
ファイザーと結んだのは
以上のような契約だったようです。


日本政府もおそらくは
コロンビア政府との契約と同様の契約を
ファイザーと結んでいると考えてもおかしくないですね。






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