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【映画評】C・M・ペニントン=リチャーズ監督『ロビン・フッドの逆襲』(A Challenge for Robin Hood, 1967)

 イギリスのハマー社製ロビン・フッド映画の第二作である。この度のロビン(バリー・イングラム)は何とノルマン貴族だ――ウィル・スカーレットとリトル・ジョンもそうである。敵は彼を罠にはめた従兄弟のコートネイ侯とノッティンガム代官で、サクソン族のアラン・ア・デイルとマッチがロビンを助ける。
 もともとロビンはイングランドの英雄なのだから、こちらの方が「本場」のはずなのであるが、内容はアメリカ製ロビン・フッド映画の後手に回ってしまっている。この頃になるとヴァリエーションも出尽くして、ロビン・フッド映画が飽きられている感が強い。そのせいかどうか、allcinema の『ロビン・フッドの逆襲』の解説は『伝説の英雄ロビン・フッド』(1948)と内容を取り違えてるし、Movie Walker のストーリーも細かいところを色々間違えてる。

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