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育児ノイローゼになった話

薄々、そろそろマズいなとは感じていましたが、先日ようやくアクションを起こす気になり、人の助けを得るに至りました。
1ヶ月くらい前の話。


感情が抑えられない

2人目が産まれた去年の5月から、徐々にメンタルの状態は悪くなっていました。
単純に人の世話×2になって大変というのと、今まで以上に1人の時間を作るのが難しくて。

2歳の上の子はイヤイヤ期も始まり、何かといえば「やだ」。
嫌じゃなくてもとりあえずやだ。まあそれがイヤイヤ期ってやつなんでしょうけど、余裕がない私は怒りが爆発する。

子どもを叩いてはいけないとはわかっていても、カッとなった時に咄嗟に手が出てしまい、一度やってしまったらハードルが下がったのか、その後も手を出してしまう。

1日に1回くらいですが、そもそも叩くこと自体が良くないとはわかっている。だけど抑えられない。叩いて状況は悪くなるとわかっていても、叩いてしまう。

人の目があればおさまるかなと思い、夫に相談して室内にカメラを設置。
ブレーキはかかるようになったものの、全くゼロにはできず。

罪悪感と情けなさと怒りがごちゃごちゃになって、最終的に行き着くのは「死にたい」。
子どもにとっても私がいないほうがいいんじゃないか。私がいるほうがよくないんだろうな。そういうことを考え始めると、もう死にたいしか出てこなくなりました。

いのちの電話的なやつに電話する

前にも死にたい時にかけてみましたが、案の定繋がらなかったので、どうせ繋がらないけど気休めにかけてみるか、と思い、なんとなく電話してみました。

そしたら繋がったのでびっくり笑

電話口の方は中高年の女性でした。
思っていることをパラパラと話しました。

傾聴というのは、看護師なので学んだし、実践してきた。なので、どこかで「まあこんなもんだよな」みたいな軽んじる気持ちがあった。
でも、いざ自分がやってもらう立場になると、こんなに楽なんだなと。
百聞は一見にしかず。このいのちの電話があるのも、そういうことなんだろうなと。

私は、怒りを抑えられなくて子どもに手を出してしまうこと、それがエスカレートするのが怖いのでどうにかしたい。
でもどこかに相談したりとか、一歩を踏み出せない。
ということを話しました。

電話口の女性は、
「誰に言われたわけでもなく、あなた自身がここに電話をかけると決めてかけてきたことが、もうすでに一歩だと思いますよ。だから、どこかに相談するとかもきっとできるはず」
と言ってくれました。

その言葉で気持ちがすごく楽になった。
どうにかしたいと思っているのに何もできなかったことにも後ろめたさがあって、でもこの電話にかけるというアクションでようやく一歩を踏み出せたんだなと。

保健センターに相談する

誰かに相談するパワーを得たので、次の日保健センターに電話をしました。
そしたら、すぐに保健師さんが2人、家庭訪問に来てくれました。

話を聞いてもらったり、一時預かりや保育園の案内などをしてもらいました。

話している中で思ったのが、2人の育児が大変なのはあと数年。数年はつらいけど、母子共に生きるために使えるものは使って、乗り切るしかないんだな、ということ。

支援センターやファミリーサポートなど、使える資源はたくさんあります。
これだけたくさんの支援制度があるということは、育児を1人でやり続けるのはかなり難しいということ。
うまく頼って、使って、より良い状態で子どもと接するようになれればいいしなと思い、夫と相談していくつかの支援を使うことに決めました。

ちょっと良くなってきた現在

まずはメンタルクリニックに行ってみました。そこでは、夜泣きの子どもから認知症のお年寄りまで使える漢方(先生が毎回コレ言う)を処方され、飲み始めました。
1ヶ月ほど飲んでいますが、以前に比べて怒りやイライラが持続しにくくなったなと感じます。

それから、家に週一回2時間来てくれるホームスタートという支援を利用することに。
これは今回保健師さんが教えてくれて初めて知りました。
子どもを預けたりはできないけど、一緒に過ごして子どもと遊んでくれたり、一緒に公園に行ったりできるとのこと。
子ども2人を連れて外に行くというのがとても大変で、でも天気がいい日に家にこもっていると子どもに悪いなと罪悪感を感じる私にとっては、この支援制度はちょうどいいなと。

ファミリーサポートも、利用の手続きをしてきました。
子どもを預けるのはもっぱら実母なのですが、母も働いてるし遊びにも行くしで、何回もお願いするのが申し訳なかったんですよね。
一時預かりを利用して、母への罪悪感も減らせたらいいなと。
罪悪感ばっかりだな…

保健師さんも、定期的に電話で様子を伺うし、キツい時は電話くれたら行くから、遠慮なく電話してください!と言ってくれて嬉しかったです。

とにかく大事なのは、子どもの生命を脅かさずに今を乗り切ること。
4歳までの辛抱!といろんな人が言っていたので、それまでをいろんなものや人の手を借りて、なんとか乗り切りたいなと。

1番良かったのは、問題に対して行動したこと

振り返って思いますが、1番良かったのはこれだなと。
元々アクティブな人間なので、行動することで解決させるというのはやっていました。
でも育児ノイローゼ、育児疲れというのはその行動する気力も奪っていたようで、気持ち的にも「家でじっとしていよう」と、なりがちでした。
今思うと、家でじっとしていることは私にとってはマイナスに働くというのも忘れてた。

無茶をして行動する必要はないですが、どうしても煮詰まった時は、えいやっ!とパワーを振り絞ってやってみるのも1つだなと。

今回のことで「問題に対して行動することの良さ」を実感したので、きっとこれは今後の私の人生の助けにもなるだろうなと感じます。
そう言う意味では、悪いことばっかじゃなかったなと。

でももう、死にたいまで考えたくないので(本当に疲れる)、うまいことやって平和に生きたいなと思います。

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