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【殴書】新社会人と新任教師へ①~指導編~

あなたに+α、U+a(ウタ)です。
高校情報1の授業をYouTubeでやってます!


3月末。
そろそろ新卒・新社会人となるとなる人が出てくる時期です。
私は社会人1年目は教師として過ごしました。
やっぱり学生気分は抜けてませんでした。

しかも、教師。
なんか勘違いしてしまう職業です・・・・(私だけか)

失敗してしまう新任教師のパターンは2つあると思います。

①自分がうまくやれている感じだが実は生徒から舐められている

恥ずかしながら
私は1年目こっちのパターンでした。
生徒に「先生~先生~」と言われてね、なんか勘違いしてるんですよ。
偉くもないのに、有能になった気分。
実際ね、自分が生徒の時に
「先生って何でもできる(何でもできないといけない)」職業だと
思ってたんですよね。

なってみると

「できなくてもやんなきゃいけない」職業です(偏見)


そして年齢的にも生徒に近いし、話も合うし、
生徒も心開いて相談してくるんです。
そこで他の先生の不満や学校についての不満も
身構えることなく話してきます。
「あ、自分にこんなに心開いて話してくれたんだ、この生徒の味方になってあげないといけない」
というなんかよくわかんない正義感というか
頼られているという優越感に浸り、勘違いするんです。

で、必然と生徒指導も甘くなる。
そうすると
「優しい先生」で通り生徒には人気。

裏を返せば

「(こっちが何をやっても許してくれる)優しい(都合のいい)先生」


心理としては
「せっかく仲良くなったのに叱ったら嫌われてしまう」

いやね、




”友達じゃねーから!!!!”




※というか、本当の友達でも駄目なものはダメと言ってあげなきゃならんですよ。

「仕事」での付き合いなんで。
生徒指導ができないといくら授業ができたとて。

生徒指導、これが最初にして最大の関門。

だから、「常にふざけて授業でもノリのいい優しい先生」だったんですよ

いや、ほんとピエロ。
その時はわからないから
「先生って天職だわ」って思ってたんです。
「いい先生」っていうのに酔ってたんです。

それに気づいたのはホント2,3年前。
実際に担任を持ち、生徒指導している中で
生徒の「だって〇〇先生(新任の若い先生)には注意されませんでした」
の発言。



「あーーーーやってんなー」



と思い、さらに若い自分にも思い当たる節が・・・・。
「学校」ってのは組織なんだから
異口同音が原則。


指導がぶれるのが一番だめです。


②キャラが安定していないパターン

はい、これは2年目の私です笑

1年目は非常勤だったんでまあまあ最悪授業だけでできればどうにかなったんです。
2年目は常勤講師として私学に引き抜かれました。
また、それが余計に私を勘違いさせたんでしょうね。

常勤講師は授業だけでなく副担任や校務もある学校がほとんど。
むしろ授業はおまけです。

1年目に授業しかしてこなかった私。
生徒指導ができていなかった私。

「叱り方がわからない」


副担をして
ホームルームを任せられることがあります。
授業じゃないのでこちらで主導を握りづらい・・・・(個人の感想)

体育祭の種目決めとかを任せられた時なんかは
生徒はざわついて隣は授業中で隣の授業担当から怒鳴られる。。。

生徒の前で注意を受けました。

自分の責任です。
ふがいなかった。

コントロールできてなかったです。

んで、「ちゃんと叱れるようにならないとダメ」ってのは
分かったんですが

やさしく諭すように・・・・はまるで効き目がなく

吹っ切れて怒鳴りまくったんですが
それに慣れてないから
生徒には伝わるんですよね

「あ、こいつ薄っぺらいぞ」

って。

そこから口を聞いてくれなくなる生徒もいました。

やっぱり何事も順序が大切。
叱る場合にも

常に生徒と関係性がないとダメ。


響かない。

そこから生徒との関係を作っていくことに気づくのは2年後。

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①と②、どちらも

距離感がわからない


のが原因。

最初っから

「この先生はこのラインからは注意される」

って刷り込みをしておかないと

俗にいう「舐められる」状態に。

「嫌われる勇気」ではありませんが

むしろ「叱る・指導した」程度で嫌われるならその程度の関係性です。

で、嫌われてもいいです。

確かに「こちらの思うようにいかない生徒」もいるとおもいます。
なんというか「大人になる」んです。
先生は大人ですから。

子供(生徒)の頃、
先生や大人のいうことが分からなかったです。
正論を言われても反発したことは何度もあります。

それがやっと
大人になってわかってくるものです。

それを生徒に100%わからせるってのは
正直無理があります。

だって実際に「イタイ経験」をしたことがないから。

伝わらないけど
それを伝えないといけない。

それが仕事ですから。


すごく抽象的ですが

「言葉じゃわからないけどなんか自分のことよく世話してくれるな」


って生徒に思われれば大成功です。


最初が大事。
それをぶれずに貫きとおすことはもっと大事。


新社会人頑張ってください。

最後までご視聴ありがとうございました。

次回、~こういう先輩を真似ろ編~


P.S.
私の知り合いの数学チャンネルを紹介しておきます。
この猫ミームを見てこの記事を書きたくなりました。

かまくら先生














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