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鉄道業界とのパートナーシップが続いている理由

株式会社アイリッジ取締役の渡辺智也(わたなべともや)です。
※X(旧Twitter)もやっています!

皆さんは関西が好きですか?
USJもありますし、京都大阪神戸などはインバウンド観光客でにぎわっているようです。
そんな関西エリアのインフラを支える西日本旅客鉄道株式会社様(JR西日本)とアイリッジが業務提携し、データ分析およびDX支援領域における更なるビジネス拡大を企図し、相互に協力して進めていくことになり、2024年2月にリリースを出しました。

https://iridge.jp/news/202402/35625/

今日はこの業務提携を中心に、今アイリッジが関わりを深めている鉄道会社との連携についてご紹介します。

<目次>
1.提携により加速するJR西日本のDX
2.京浜急行電鉄はAPPBOXを使ったリニューアルを
3.アイリッジだからこそできる支援

1.提携により加速するJR西日本のDX

実はアイリッジ、JR西日本の公式アプリ「WESTER」や関西に主要予選を持つ鉄道7社を運営主体とする関西MaaS協議会の「KANSAI MaaS」アプリの開発にもかねてから参画していて、鉄道業界の事業とデジタル化の取り組みの両方の動きに詳しい、という背景があります。
デジタル・ITの分野はスピードも速く、幅広い分野に関わりが広がっていることもあって、おおもとのビジネス・事業への理解や課題を理解していないと、コストがかかってしまうわりに効果が薄い開発になってしまうこともあります。
今回、アイリッジがこれまで長年の経験から培ってきたアプリ開発・ソリューション提供の実績を通して、鉄道各社・事業会社等への営業活動に期待を寄せていただきました。

また、ソリューション開発の需要増も昨今注目を集めています。
JR西日本としてもデジタル人材の育成や展開を検討しており、子会社である株式会社TRAILBLAZER(トレイルブレイザー)の人材獲得が重要視されていたところでした。
アイリッジではその人材獲得の支援も一緒に行い、JR西日本グループ全体のデジタルトランスフォーメーション、すなわちDXを進めていきます。
(ちなみに、トレイルブレイザーでは25年度末までに150人の獲得を目指しています。)

今後、2社でDXの利活用を行い、鉄道業界を中心とした事業会社に対して新たなイノベーションを起こしていきたいと思います。
ぜひ、今後の動きにもご注目いただきたいところです。

2.京浜急行電鉄はAPPBOXを使ったリニューアル

また、前回ご紹介したAPPBOX(アップボックス)は、京浜急行電鉄でも採用され、京急線の鉄道情報を配信している京急線アプリの約7年ぶりとなるリニューアルにも協力しました。

https://iridge.jp/news/202403/35821/

「見たいことや知りたいこと」がすぐ確認できる直観的なデザインにリニューアルするほか、列車走行位置や乗換案内などの一部コンテンツでの機能追加も対応しています。
たとえば、登録した「マイ駅」の情報を1つの画面に収め、見たいことや知りたいことがすぐに確認できるようになりました。
ほかにも、列車走行位置機能に関して現行の走行区間と列車種別に加えて「行先」と「各駅の到着時刻」を表示するようになりました。
さらに、乗換案内では新たに沿線の路線バスの検索もできるように。
より一層便利なアプリになりました!

APPBOXはアプリビジネスプラットフォームということで多彩な機能を活用できますが、今回京急さんでは、アプリ内メッセージ機能およびプッシュ通知機能を導入いただきました。
このことで、列車遅延時のメッセージをほぼリアルタイムで受け取ることが可能になりました。

ほかにも、イベントトラッキング機能により、アプリ利用状況を可視化し、ユーザーの利用状況を理解することで、より快適なお客さま体験をご提供することにも力を入れました。

ちなみにAPPBOXの公式Noteもありますのでぜひご覧ください


3.アイリッジだからこそできる支援

このように立て続けに鉄道会社との連携や協力が進んでいますが、その背景には鉄道が重要な交通機関ではありながらも、システムのオープン化が進んでいなかったことがあると考えています。

それらの課題に対して、アイリッジは鉄道基幹システムのWEB化やアプリによるユーザーの利便性向上といったこれまでの実績があり、今まで鉄道利用のお客様が不満に思っていたコミュニケーションをスムーズに提供できる、という評価をいただいた、と理解しています。

今後、人口減少やリモートワークの促進等に伴う交通利用者の減少といった新たな課題や動きも出てくることが予想される鉄道業界。
アイリッジも引き続き、鉄道会社が持つシステムとアイリッジが持つエンドユーザーに対するソリューション開発の部分で協力して対応していきたいと思っています。

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