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台湾茶の旅路:歴史と文化の香り

台湾茶の誕生は、1796年にある人が中国福建省の武夷山から茶の苗木を台湾北部に植え、栽培することから始まったとされています。製茶方法も福建省の製茶職人により学び、徐々に台湾固有の製法や加工方法が生まれ、良質な茶葉が作られるようになりました。1866年頃には淡水港と台南が開港され、品質の高い台湾の茶葉が世界的にも広く知られるようになりました。

高山茶

一方、日本では三井合名会社が日本の統治がはじまった当初から台湾へ進出し、1908年には台湾支社を設立しました。大寮や大渓、苗栗などに茶工場を設置し、1924年には「三井紅茶」(のちに「日東紅茶」に改名)を販売するようになりました。日東紅茶は徐々に国産紅茶ブランドとしての認識が浸透していきました。

戦争後、台湾茶は復興を掲げ、輸出の最盛期を迎えた。特に高地で作られた手摘みの烏龍茶「高山茶」が人気を呼び、ブームを巻き起こした。近年では美容や健康志向により、台湾系のお茶にも注目されている。

台湾農林会社

台湾茶は、台湾と日本がより繋がっている感覚をもたらすものである。二次大戦後、日本は台湾に茶園を残し、今では台湾の茶産地や観光地の重要な場所となっている。茶畑に入って、茶の採取員たちが雨の中で採取をする光景を見て、また爽やかな台湾茶を飲んで、台湾と日本がより繋がっている感覚を味わうことができる。

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