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岸辺露伴 ルーヴルへ行く

鑑賞:2023年6月@TOHOシネマズ新宿

ハードルを上げたのに下げないといけなくなって、自ら首を絞めてしまった作品。

映画について語る本まで出されている原作者。その実写映画化は果てしない徒労に追われていることでしょう。作り手の悔しさが漂っていると推測します。

極めてコスプレ感を抑えた高橋一生さんの姿に安心感があるものの、大事なシーンでどうしても邪魔をしてしまう。その他の役者さんの衣装が素敵なだけに、どうしても。悔しい。見てるこっちが悔しくなるのです。

お話は、よく実写で原作感を再現しているな、と思わされました。しかし。なかなかルーブル行かないんです。早く行ってくれ…と思ったのは内緒です。ようやくルーブルに行ったところでは、「あ、行っちゃった。以上、か?」と思ってしまったのも内緒です…。

いやもうストレートに書こう。話も題材も良いんですけど、なんで実写映画にしたの?これじゃまるでOVA…。見てて悔しくなります。

冒頭で、個人的に好きな役者さん(中村まことさん)が美味しいキャラで出てきたのはアガりましたけれど。ちょっとこれはBS放送2時間ドラマだなと思いました。

▲もともとの連続ドラマ版「岸辺露伴は動かない」。

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