JOB Scope

JOB Scopeは、従業員の成長促進、部門の強化、事業戦略と組織の一体運用で、中長期…

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JOB Scopeは、従業員の成長促進、部門の強化、事業戦略と組織の一体運用で、中長期的な企業価値最大化を実現する経営改革プラットフォームです。 経営・事業戦略に基づく組織と人事制度を屋台骨とし、職務を軸とするジョブ型人事で従業員と組織の成長サイクルを加速します。

最近の記事

トレンドに惑わされず、本質を見極め自社にとっての最適解を導く

世の中には、流行廃りがある。ましてや、スピード感が加速する現代では、そのサイクルが劇的に短くなってきている。それは、経営や人事の領域でも同様だ。「人的資本経営」や「ジョブ型雇用」などの言葉がもてはやされ、その本質や何故今重要なのかを理解せず、盲目的に追随していないだろうか。 こうした中、「トレンドとして定着しつつある段階こそ、深い洞察が必要だ」と指摘するのが、早稲田大学 大学院経営管理研究科の竹内 規彦教授だ。 組織行動論の第一人者としても国内外で広く知られている同氏に、企業

    • 第7回戦略人事フォーラム/特別セッション

      2024年6月11日、JBPressが主催する「第7回戦略人事フォーラム」が開催されます。このフォーラムは、「持続可能な成長を実現する戦略人事」をテーマに、企業変革と人材戦略の最前線を探求します。当日は、経営を支える「ヒト」の価値を最大限に引き出すための戦略や、社会の変化に適応する方法論が紹介されます。 当社、JOB Scopeはこのフォーラムでセッションを行います。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科の特任教授であり、人的資本経営の専門家、岩本隆先生をお招きし、「自律型人

      • HR EXPO2024春、出展報告

        2024年5月8日から10日まで、東京ビックサイトで開催されたHR EXPO2024春に、当社JOB Scopeも参加しました。初日と二日目の天気はあまり良くなかったものの、昨年より多くの方が来場され、大変盛況なイベントとなりました。 当社の展示ブースでは、多数の参加者と直接お話しすることができ、各組織での人材の課題や従業員のエンゲージメントについて深く理解を深めることができました。特に、米国Gallup社の調査によれば、世界の労働者のたった20%だけが仕事に対してエンゲー

        • 人的資本経営の実現には、経営人材の育成が不可欠

          VUCAの時代と叫ばれて久しい現代。ビジネスの変容はますます激しくなっている。まさに、企業経営者にとっては、嵐の中で船をこがなければいけない状況にある。 経営のプロとしてスピード感のある判断をしないと、いつ転覆するかわからないと言って良いだろう。といっても、経営者に任させていれば良いというものではない。その経営判断が、正しいのかを常にチェックする機能も重要となる。それが、ESG経営の「G」であるガバナンスだ。 日本において、コーポレートガバナンスの権威と言われるのが、東京都立

        トレンドに惑わされず、本質を見極め自社にとっての最適解を導く

          HR EXPO 2024春 東京出展

          2024年5月8日(水)~10日(金)の期間で東京ビックサイトで開催される、 日本最大の人事・経営者向け展示会となる『HR EXPO 2024春』に出展します。人事DX・リスキリング・人的資本経営など、HRの今を網羅した展示会です。 入場チケットは無料で、以下から事前登録が出来ます。 第14回 HR EXPO 春 開催期間:2024年5月8日(水)~10日(金)      10:00-18:00(最終日は17:00まで) 開催場所:東京ビッグサイト 小間番号:22-6

          HR EXPO 2024春 東京出展

          中小企業 2代目、3代目経営者のデジタル改革奮闘記:第9・10回 公開

          本シリーズでは業界・業種を問わず、中小企業の2代目もしくは3代目の経営者の経営改革をテーマにする。特に「DX(デジタルトランスフォーメーション)への挑戦」にフォーカスを当てる。ITデジタルの施策に熱心に取り組み、仕事のあり方や進め方、社員の意識、さらには製品、商品、サービス、そして会社までを変えようとしている企業をセレクトする。 今回は、株式会社ツジマキ(横浜市)の3代目の代表取締役社長である辻巻晋輔氏を取材した内容を紹介したい。 ツジマキは、1916年にシルクスカーフの

          中小企業 2代目、3代目経営者のデジタル改革奮闘記:第9・10回 公開

          従業員一人ひとりに日々向き合う。それが、人材マネジメントの根本

          人的資本経営への注目度がますます高まるなか、改めて人材マネジメントの在り方がそれぞれの企業に問われている。企業のパーパスやビジョンを実現するためにも、重要な経営資源である「ヒト」をいかに管理・活用していくか。その重要性を理解できていない経営者や人事責任者はいないといっても良いだろう。 だが、環境が大きく変わりゆくだけに求められるマネジメントスキルはより高度になっており、キャッチアップしきれていないのが実態だ。ならば、何に重きを置けば良いのか。 神戸大学大学院経営学研究科准教授

          従業員一人ひとりに日々向き合う。それが、人材マネジメントの根本

          経営者が人を育成する組織は強い、慶應 清水教授が語る人的資本経営と戦略

          JBpressが運営するJapan Innovation Reviewに慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 松下幸之助チェアシップ基金教授 清水 勝彦氏と当社代表/山本 哲也との対談記事が掲載されたので、以下にて紹介する。  上場企業に人的資本に関する開示が義務付けられたことから、人的資本経営に取り組もうとする企業も増えている。その実現に向け、人事部が主導的な役割を担っていくべき、変わるべきであるという声も多い。一方で、人的資本経営は人事部だけの問題でなく、経営の問題だとす

          経営者が人を育成する組織は強い、慶應 清水教授が語る人的資本経営と戦略

          人的資本経営は当たり前。曖昧な言葉に振り回されるな。

          日経平均株価が4万円を超えるなど、活況を呈しているかに見える日本経済だが、実態としてはまだまだ閉塞感が漂っている。名目GDPも今や4位。さらに、来年には超高齢化社会が一気に加速する2025年問題も待ち受けている。こうした時代にあっても日本に、そして世界にパワーと元気と勇気を届けているのが、一橋大学 名誉教授、法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科 教授の米倉 誠一郎氏だ。 「日本には日本の良さがある。世界に勝つためにもその良さを磨き上げていこう」と説く。 インタ

          人的資本経営は当たり前。曖昧な言葉に振り回されるな。

          中小企業 2代目、3代目経営者のデジタル改革奮闘記:第7・8回 公開

          鋼管加工・総合技術商社の2代目が挑むDX ~宮脇鋼管~本シリーズでは業界・業種を問わず、中小企業の2代目もしくは3代目の経営者の経営改革をテーマにする。特に「DX(デジタルトランスフォーメーション)への挑戦」にフォーカスを当てる。ITデジタルの施策に熱心に取り組み、仕事のあり方や進め方、社員の意識、さらには製品、商品、サービス、そして会社までを変えようとしている企業をセレクトする。 今回(第7回)と次回(第8回)では、宮脇鋼管(大阪市)の2代目の代表取締役社長である宮脇 健

          中小企業 2代目、3代目経営者のデジタル改革奮闘記:第7・8回 公開

          働きやすさに自信がある会社ほど、人的資本情報を開示する効果が大きい

          昨今、日本企業も中長期的な企業価値向上を意図して、人材を資本と捉える経営手法に注目している。人的資本経営に対する関心度の高まりは、まさにその象徴的な流れと言えそうだ。だが、現状においてはその重要な資本をどこまで大切にできているかというと疑問を抱かざるを得ない。ワーク・ライフ・バランスにしても、ジェンダー平等にしても他の先進国と比べて大きく遅れを取っている。何をどう着手していけば良いのか。 その分野の第一人者である同志社大学政策学部政策学科 教授の川口 章氏に、アドバイスを求め

          働きやすさに自信がある会社ほど、人的資本情報を開示する効果が大きい

          人的資本経営もジョブ型の議論の道具に。その上で、大企業にはできないフロンティアの実現を目指そう。

          今から170年ほど前、黒船の来航が日本の近代化への扉を開いた。そうした動きは、時代を経た今も変わっていない。グローバルな圧力に日本がどう対応していくのかが、問われている。 その一つに制度的な圧力がある。常に主導権を握っているのは欧米。日本は、右往左往しているのが実態だ。人的資本経営やそれを巡る情報開示のトレンドもその一つかもしれない。企業としていかに対応し、業績向上につなげていくか。世界の投資家が、その動きを注視している。 こうした中、国際経営の視点から日本企業に価値ある提

          人的資本経営もジョブ型の議論の道具に。その上で、大企業にはできないフロンティアの実現を目指そう。

          人をどう生かしていくか。日本企業は改めて、その問いに向き合う姿勢が求められている。

          資源が乏しい日本において、人材は貴重な資源と言わざるを得ない。これは、誰にとっても明白なことではあるが、果たして有効に活用できているのであろうか。人的資本経営を単なる流行言葉で終わらせないためにも、「人をどう活かしていくか」という問いにそれぞれの企業が改めて向き合っていく必要がある。その重要性を強調しているのが、北海道大学 高等教育推進機構 高等教育研究部 教授の亀野 淳氏だ。 人材育成における高等教育と産業社会とのつながりや高度専門職業人の育成における高等教育機関の役割、

          人をどう生かしていくか。日本企業は改めて、その問いに向き合う姿勢が求められている。

          これからの時代に必要なのは、「両立思考」と「パラドキシカル・リーダーシップ」である。

          以前から有能な実務家であれば自然に実践していることがしばしば指摘されてきたものの、従来の経営学では体系化されていなかった考えがある。それがパラドックスのマネジメントだ。さまざまな変化が劇的なスピード感で起こりうる今日では、対立や矛盾が共存した社会となっている。それは企業にも当てはまる。対立や矛盾はしばしばパラドックスの様相を呈しており、これをどう乗りこなしていくかが経営者に問われている。 近年発展が著しいパラドックス研究の日本における第一人者と称されるのが、京都大学経営管理

          これからの時代に必要なのは、「両立思考」と「パラドキシカル・リーダーシップ」である。

          第6回戦略人事フォーラム:オンラインセミナー開催

          テーマ:人的資本経営は「戦略そのもの」3月13(月)10:00より、JBpress主催の戦略人事フォーラムにて、『人的資本経営は「戦略そのもの」』をテーマにしたセミナーを開催いたします。 今回は、慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 清水 勝彦教授とデフィデ株式会社CEOの山本との特別対談となります。 人事部が人的資本経営に向けて主導的な役割を担っていくべき、変わるべきであるという指摘の多い中「人的資本経営は人事部の問題ではない、経営の問題だ」「経営こそが変わらなくてはならな

          第6回戦略人事フォーラム:オンラインセミナー開催

          中小企業 2代目、3代目経営者のデジタル改革奮闘記:第5・6回 公開

          全国最大規模のスキューバダイビングスクール2代目が挑むDX ~株式会社テクニカ~本シリーズでは業界・業種を問わず、中小企業の2代目もしくは3代目の経営者の経営改革をテーマにする。特に「DX(デジタルトランスフォーメーション)への挑戦」にフォーカスを当てる。ITデジタルの施策に熱心に取り組み、仕事のあり方や進め方、社員の意識、さらには製品、商品、サービス、そして会社までを変えようとしている企業をセレクトする。 これらは売上が10億円前後で、社員数で言えば100人以下が多い。大

          中小企業 2代目、3代目経営者のデジタル改革奮闘記:第5・6回 公開