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【JMACメンバー紹介】コンサルタント 宗裕二~自分らしく、成し遂げる~

ここでは、ご自身のバックグラウンドや秘める思いについてインタビューをしていきます。

今回はJMACコンサルタント 宗裕二さんにお話を伺いました。

プリンシパル・コンサルタント
品質経営研究所 所長 宗裕二

現場力の重要性を強く意識し、専門領域である「品質」を中心視座として、日々活動している。ものづくり企業に求められる品質構築機能は、「最大の価値と最小のリスクを最短の時間で創出できる変換機能を構築する」ことであり、「結果としてミニマムコストのものづくりが可能となり、最高の利益を獲得できる」と考え、「品質経営」を提唱している。そのために、「従業員の一人ひとりが、無意識のうちに顧客価値を予見した行動をとれる文化を築く」ことが重要課題と位置づけ、その推進に力を入れている。

※プロフィールは記事公開当時のものです

コンサルタントを目指したきっかけ

もう40年以上前になりますが、「人のやらないことをしよう」と思い、「理工学部の管理工学科」を選択しました。工場経営に必要な工学的知識を総合的に学ぶ学科でしたので、科学的管理の基礎を身に着ける事ができ、中でも「品質管理」や「数理統計学」を専門としていました。

卒業後、当時の指導教授にこわれ、大学に残ることになり、4年生の必須科目である「工場実験」という科目を担当することになりました。これは、ある製品の生産命令を受けて、工場を設立する段階から運営して黒字化する段階までを学生が学ぶ実験でした。

しばらくして、指導教授から「自分が退官したら、コンサルティング会社をおこすから一緒にやらないか」と誘われ、より専門的な実務を学ぶために日本科学技術連盟の仕事や、デミング賞の支援の仕事などをするようになりました。当時は"コンサルティング会社"などほとんど無い時代でしたので、「営業はどうしたらよいのだろう?」と素朴な疑問を持ち、当時、唯一事業としてコンサルティングをしていたJMACに「修行に出る」ことにしました。

面接で、「独立しようと思っています。勉強に来ました。」と言うと、「そんな人はたくさんいる。失敗して戻ってくる人もいるよ。良いんじゃないか。」と言われ、正直びっくりしました。「なんていい加減な・・いや、なんて度量の広い会社なのだろうか」と。

結局、現在までずっといることになりましたが、「無い分野を作って立ち上げる」ことは出来たと思います。そして、素敵な仲間と出会うことができました。

いまどんな仕事をしているか

私は、品質管理・品質保証が専門です。

近年は、世の中で騒がれている「品質不祥事」を起こした会社の信頼回復に向けたご支援をさせて頂く機会が増えてしまいました。
複数の大企業で、取締役会の諮問委員会の委員を務めています。発言したことが議事になり、取締役会によって確実に遂行されて報告されるという流れなので、とても責任の重い仕事であることを自覚しています。

また、公益社団法人全日本能率連盟の運営にも携わっていますので、「国際経営コンサルティング協会評議会認定マネジメントコンサルタント」&「全日本能率連盟認定J-MCMC」というプロのコンサルタントの認定に係る事業推進にも注力しています。世界に6000人、日本には500名強の認定者が居られますが、こうした人たちの活躍と人数を増やすことが大きな課題です。

また、外務省さま関連の仕事で、ロシア東方経済フォーラムの一環として、日本の品質管理を紹介する仕事もしていたのですが、ご承知の通り大変残念なこととなりました。明るい未来となることを祈念する限りです。

大切にしている考え

ヒンドゥー教「四住期」

ヒンドゥー教の「四住期」という考え方では、
25歳までが学生期
50歳までが家住期
75歳までが林住期
100歳までが遊行期、と言われています。

今、わたしは林住期におり、「世俗を離れ、自分らしく自由に人間らしく生きる時期」とされています。この考えに共感し、人のため、世のため、JMACのために、少し離れたところから、やり残したことを自分らしく成し遂げていきたいと思っています。

家住期といわれる50歳まではJMACで自由に我武者羅に働かせて頂くことができ、家庭も築きましたし、孫も抱けました。「自由とは自ら意思決定できることである」とは、賢人の言葉ですが、コンサルティングの仕事は各自に意思決定の裁量が許されており、同時に責任も重い仕事だと思います。本当に自由に仕事をさせて頂きました。

パチンコ人生

また、私個人の考え方ですが、「パチンコ人生」を全うしています。天釘(てんくぎ)に当たったパチンコ玉が右へ転がるか、左に転がるかは一瞬の出来事として決まってしまいます。私はパチンコ玉で、毎日天釘にぶつかっています。つまり、チャンスにぶつかっているのだと思います。

その時に、前向きに進めるか、後ろ向きになるかの一瞬の判断で人生が180度変わってしまうと思っています。従って、常に前向きに全てをとらえ、基本的に「No」という答えは持ち合わせないようにしています。(若干のルールはありますが・・・)

ちなみにパチンコ屋さんに行ったことはありません。

ジャンル問わず多趣味!

とにかく、私は好奇心が旺盛だと思います。小さい頃、「なぜだろうなぜかしら」という幼児向けの本を、ぼろぼろになるまで読んでいました。今も変わらず、ユニークなことや、ユニークな人が大好きです。

多趣味である反面、自分が納得する水準になるとあっさりと止めてしまいます。若い頃は、冬はスキーで、夏はヨットの生活でした。JMACに来てから暇がなくなり仕事一本になってしまいましたね。
カナダのロッキー山脈でヘリコプターをチャーターして新雪スキーを楽しんだり、江の島のクルーザーに寝泊まりしたりしていましたが、今はすっかりご無沙汰です。車も大好きで変わった車にいろいろ乗っていましたが、今は30年前に購入した車を大切にしています。

最近はゴルフでしょうか。音楽も大好きで、自分で演奏できるのはマリンバとエレクトーンですが、もう40年くらい触っていませんね。ギター類もいくつか持っていましたが引っ越すときに全部捨てました。

そして自分自身は、案外真面目な性格だと思います。「お前はまじめ過ぎる」と言われたことさえありますが、簡単に自分を変えることはできないですね。「世界を変えるには自分が変わること:ガンジー」なのですが、そう簡単にはいきません。変わる努力は常にしているつもりです。そして受け入れることの重要性も大切にしています。

若いころは理不尽な先輩が大勢いて、受け入れるしかなかったのも事実ですが、「世の中で自由になるものはたった一つしかない。それは、自分の心である。」・・・全くその通りだと思って頑張っていました。
人となり・・・格言好きですかね。若いころの写真を付けますが、誰だかわからないかも知れません。(私の娘は自分の父親であることを認識できませんでしたからね。)

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