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ボードゲームが社会課題を解決する

久々にノートを開いたらまさかの1年ぶり。
改めまして自己理解ボードゲーム開発者のあきです。

今日6/25、「ラミィキューブ日本選手権予選」に参加してきました!
加古川の大会に参加したのは初だったのですが、何かと衝撃な事実をたくさん知り、心が動かされてばかりの時間だったので記録を兼ねてnoteにまとめます。

ラミィキューブ日本選手権予選とは?

前提として、ボードゲームは作品によって世界大会が行われているものがあります。そのゲームの世界一のプレイヤーを競う大会です。
その1つがこの「ラミィキューブ」というゲーム。(詳細はnoteの下欄へ)

私は6~7年前にボードゲームに出会い趣味としてボードゲームを始め、約300種類くらいのゲームを体験しましたが、いまだにこのラミィキューブは不動の1位と言ってもいいくらい好きなゲームです。強いかどうかは別として(笑)

毎年、各地で予選があり、その上位の方が日本一を決める東京大会に出場でき、そこで上位になった人が世界大会に出場できるというそんなイベントです。世界大会はラミィキューブ発祥の地イスラエルで開催♡(年によって変わる可能性はありそうですが、マジで行きたい!!)

その予選会が開催されました。
ちなみに予選は誰でも申込さえすれば参加できます!

なぜこんな小さな街のボードゲーム会に大勢の人が集まっているのか?

※加古川市:25万人程の人口(ちなみに大阪市は275万人程の人口)

私の住む関西では、この予選会が京都の2ヶ所のボードゲームショップと今回私が参加した加古川会場があるようです。

「ラミィキューブと言えば加古川!」と多くの関西のボードゲーマーが言う、その理由が気になりつつも、レベルが高いこと承知で加古川会場へ参戦しました!

結論、なぜ多くの人が「ラミィキューブと言えば加古川!」と言うかというと、2018年のチャンピオンがいる会場だから。そしてそのチャンピオンは当時小学2年生7歳のななちゃんという女の子だそうです!

もうこのエピソードだけで凄すぎる―!!
ただななちゃんは当時若すぎることもあり、イスラエルへの切符は受け取ることができず、日本2位の方が世界大会に出られたそうなのです。その結果、ななちゃんの代役?を果たし、見事、世界一の結果をGETされたそうでした。凄すぎます!!

そんな加古川での今回の予選会は、市民会館の大会議室を貸切り、プレイヤーは50名以上+応援者やスタッフさんなどあわせると80名くらいの方がおられたのではないかと思います。ニッチな業界なわりにすごい集まり方!
そして今年はこの予選会が3回も行われたとのことでした。
さらには、このイベントが行政が関わる「街づくり推進事業」の一貫になっている、ということが衝撃でした!

加古川の地へラミィキューブの火をつけた凄い人!

とは言え、これ、誰かが言い出さないとこんなことにはならないですね。
それを追求したくて、今回の主催者でもあり、ゲームショップ駒の時間(こまのとき)の店長komaさんにお話をお聞きしました。

きっかけはkomaさんがボードゲームを広めたくて、児童館(学童保育)へボードゲームの普及活動をされていたことから始まったそうです。

児童館の先生から「パーツがなくならない」「破損しにくい」「数字を使う」「わかりやすい」などのリクエストに、komaさんも大好きなラミィキューブがマッチしご提案。

その後、子供だけでなく、先生や親御さんもハマって楽しむ人が広がり、一家に一台ラミィキューブ。

あるご家庭では、子供たちが遊んでいる最中に、親だけ集まって数時間ラミィキューブを楽しまれるような光景も頻繁にあると、お話をお聞きしました。

加古川市への提案資料によると、ボードゲームは「コミュニケーション力」や「忍耐力」など「生きる力」を獲得できるものだ、とkomaさんの欄には書かれていました。

現代の教育の中で、教えたくてもうまく教えられないことをボードゲームを通じて学べるってすごいツールですよね!!

ちなみにラミィキューブだけでなく、多くのボードゲームは「考える力(戦略・分析)」や「交渉力」そして「自分で選択する力」が養われると私は思います。

今の現代人には特に中でも「自分で選択する力」が欠けている人が多く、自分の軸がなくて周囲に大きく影響される人が多いですね。

子供の頃からそんな力を磨いていくことで「生きる力」が養われることは、そんな子供たちが大きくなった時の社会課題にも大きく直結しています。

デジタルの時代だからこそ、あえてのアナログを通じて、すべての人が人間らしく生きるために本来養うべき「生きる力」を楽しく自然に得ることができるボードゲーム、最高だと思いました!

そしてそこに想いを持って活動されているkomaさん!
マジで尊敬します^^

おまけ

ちなみに予選は上位にかすりもせず敗退しました。
ぜんぜん練習もしてないし、加古川市民ほどラミィキューブ熱が高くない自分が、まるで井の中の蛙のようで、みんなすごいなー!と。
ゲームとは言え、自分よりすごい人に囲まれることは成長を感じられ、とても刺激と感動がありました。

そして何よりkomaさんが優しい。みんなへの愛を感じました。
愛されキャラだ。

ゲームを通じて、子供からおじいちゃんおばあちゃんまでが一緒に楽しむコミュニティを作られている、そしてそれが社会課題の解決にも繋がっていて本当に素晴らしいと思いました。

また車で高速1時間半かけて会いに行きたいと思います!

そして大会終わりに、高学年になったななちゃんともラミィキューブを対戦させていただくことができて、本当に良い想い出になりました。

ありがとうございました!


ゲーム内容の詳細はこちら

駒の時間


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