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定年後の選択

今日も同僚の一人が、今月で定年となり退職する挨拶にやって来た。

実は自分もとっくに定年となっており、今年で3回目の雇用延長契約を結んだところだ。


今の会社を定年になった時、迷うのが雇用延長をするかしないかの選択だ。

自分の時は、コロナ禍の真っ只中で移動する会社選択の門も狭められており、質然的に雇用延長の選択肢しか無いような状況だった。

同じ頃定年を迎えた人々は、元々辞めようと思っていた人でさえ延長側にまわった時代だった。

しかし、コロナが一段落した今は違った状況になってきている。

一時期凍結していたような採用も、活性化してきており企業として即戦力となる高齢者の需要もそこそこあるようになってきた。


今回定年となる知り合いも、今の会社では無く他に移動することを選択した。いろいろと話していく中で、今の会社は雇用延長者に対して優しくないし、必要とされているのかも分からないので、新しいところに行って働くと言っていた。

どうせ1年契約なので、面白くなく今と変わらないようであれば、辞めて新しいところに行けば良いとハッキリと言っていた。


確かにうちの会社は雇用延長者に対して優しくない。別にかまって欲しい訳では無いが、もう少し気を遣ってくれても良いのでは無いかと感じる。

少なくとも、新入社員よりは即戦力として活用でき、教える手間暇は掛からない分、会社としてはメリットが大きい。

しかし、その分見返りが無かったり、情報伝達が無かったりと差別は確実にある。


雇用延長は嘱託になり、嘱託でも組合員となるのだが、定期昇給は全く無い。アルバイトやパートでも定期賃金昇給はあるのに、嘱託の場合無いと言うのも変だと今となっては思う。

実際問題、法的にはどうなんだろうか?


最初から提示されている条件で、勝手にあなたが雇用延長を選んだんでしょ。そう言われれば何も言えないが、今考えると定期昇給が無いってなんだか変だ。賞与査定だって、実際には評価はあるが賃金には一切反映されないのもおかしい。

じゃあ辞めれば良いじゃないと言われればそうなるが、ここまで仕事を継続してきているので、ハイさよならというわけにも信用が有るのでいかないよな。



一番良いのは、既に65才まで残りは2年を切っているので、今の仕事を続けながら、副業として別の事を始めるのが一番。

そして、64才と11ヶ月でさっさと辞め、年金を貰いながら副業を続けていくのが今のところ最良のパターンの気がする。


自分が思ったことは、定年後の選択って自由に有るじゃないって思えるけど、本当に選んだ事をやってけますか?って言う課題もある。

経験者から言うと、50才を過ぎた頃から何をしたいかを探しだし、遅くとも55才には副業的な事を始め、定年後の選択肢を増やしておくことを薦める。

選択肢が多ければ多ほど、自由度が上がるし選択肢の複合化も検討できるから。

ベストは楽しめる副業を続けながら年金を貰って生活するって言うのだろうな。

定年間近で、いざどうしようって事にならないように、50才過ぎたら準備開始だよ。失敗者が言っているのだから間違いないぞ。


じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。