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もっともっと日常をたのしみたいあなたへ。こまやかにながく、しっかり過ごす。

日常を細かく見るって、むずかしい。

こうやって毎日Noteで文章を書いていると、つくづくそうおもう。

日々何かスペシャルで刺激的なことが起こるわけじゃない。
ほとんどは、たわいない時間のつみかさねで。


振り返ってみてはじめて「あ、あのときは当たり前じゃなかったんだな」と気づくことばかり。


だからこそ、小さな「あたりまえ」を取りこぼさずに楽しむと言うのは、「自分らしく」とか「個人で生きる」ことを信条としている人にとっては特に、大切なんじゃないかと思うのだ。


とんでもない角度で日常にメスをいれるヒト。


株式会社ほぼ日が運営する、「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイト。

その一角にある「今日のダーリン」というコラムを、ぼくはサイト名の通り「ほぼ毎日」読んでいる。

このコラムページは、すべて代表の糸井重里さんによる執筆。


糸井さんといえば、RPG「Mother」シリーズをはじめ、数々の作品や広告でコピーを生み出し、名を残してきた人物だ。


キャッチコピーで言うとこの辺りが好き。

「大人も子供も、おねーさんも。」(Mother2)
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」(魔女の宅急便)
「サラリーマンという仕事はありません。」(セゾングループ)

ぼくは両親からの影響で「Mother」シリーズをプレイしたことがきっかけで、糸井さんワールドにとことんハマってしまった。


サイト内で販売されている「ほぼ日手帳」を買ってみたり、「ほぼ日イベント」に行ってみたりもしたくらいだ。


われながらチョロいな・・・と思うのだけれど。



「今日のダーリン」を通して感じる、糸井さんの大きな魅力の一つは、「日常を細かく切り取る」と言う部分だ。


「この話からこう来るか!」「こんなところに注目するんだ・・・」
毎回読むだびにびっくりさせられている。


糸井さんの職業柄、さまざまな業界のさまざまなものに触れ、経験し、試してきた経験によるものも、もちろんあるのだろうけど。それだけじゃなくて。


時間の流れが見える、と言う感じだろうか。
糸井さんの記事や文章を読んでいると、1つのトピックをめぐり、過去から現在へ、ときには未来へ思考の旅をしている感覚を覚える。


「今まで見逃していた日常には、こんな景色もあったんだ。」
「こんな色付け方もあったんだ。」

1000文字ほどの文章がまるで一つのコピーかのよう。
だから、スッと読めるし、入ってくる。


終わりの挨拶にいつも記事の内容に合わせた一言が添えられているのだけれど、これがまたたまらない。


語りかけるように言葉を投げかけているようで、何かを示唆しているかのようである。いろんな角度からことばを考察できるのが、おもしろい。


もう一つ、糸井さんの文章に魅力を添えているのは、「ひらがな」の使い方。「Mother」シリーズでもそうなのだけれど、本来は漢字にするだろう!っていうところを、あえてひらがなを使うことで、やわらかみを持たせている。


「今日のダーリン」でも、糸井さんの一人称は「僕」ではなく、「ぼく」。
「今」じゃなくて「いま」。

こういう細やかな表現。すき。


ぼくはキャッチコピーとかコピーライターの世界に詳しくないので、もしかしたら業界の中では当たり前のことかもしれないけれど。それでも、糸井さんの文章をおもしろくしている一つの要因だと感じるのだ。


日々をどれだけ細かく見ることができるか。
いわゆる「あたりまえ」とは別の角度から、別の楽しみ方ができないか。


その視点があるだけで、とりとめもない日々も、より楽しむことができるんじゃないかと思う。少なくともぼくはそうありたい。


そして、そう思う人とお酒でも飲んでどうでもいいことを語り合いたい。
ぼくのひそかな夢の一つです。


2024年の1月5日には、渋谷パルコで開催されている「ニューポーク・パルコ・シティ」というイベントにいき、また糸井さんの作った世界をたのしむつもり。


次はどんな楽しみ方ができるのか、今から楽しみでたまらない。


今日も、Noteを読んでくれてありがとうございます。
毎日って、きっとすこしずつあたたかい。


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