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アメリカで生きていくという事

アメリカ永住権(通称グリーンカード)を取得した時に、『ああ、この国で生きていくんだ』という覚悟の様なものが心に芽生えたのを覚えています。永住権は仕事(大学)を通して取りました。だから覚悟も一入だったのかもしれません。今年は永住権を更新する年なので今までの事も振り返ってみたいと思っています。

因みにグリーンカードは昔、エイリアンカードという名称だったらしく私の韓国系アメリカ人の友人はお父さんの『エイリアンカード』を幼い時に見て、『私の家族はエイリアン(地球外生命体)なんだ。別の星から来たんだ』と真剣に悩んでいたという可愛い話があります。Alienには外国人という意味もあるのですが、言葉のニュアンスが排他的なので使われないようになって今のPermanent residencyになったとか。

私はアメリカ永住権+日本国籍を保持し続けると思います。日本のパスポートを持ち続ける、つまりアメリカには帰化しないということです。

日本のパスポートは殆ど全ての国に行くことが出来るのは、幾ら経済状態が悪い時があると言っても他の国よりは経済も政治も(クーデターなんて起きないし)安定している治安の良い国なので、日本人をその国に入れてくれるのです。それと『世界にあまり敵がいない』というのもあるのかもしれませんね。反日の国というのはありますが例え感情的にいがみ合っていてもそういった国とは経済的にはお互い依存しあっているので協力しなければ生きていけないし、中東の様に宗教的にいがみ合っている国があるわけでもないし、アメリカの様にテロのターゲットにされがちな国でもない、というところにあるのかもしれません。

アメリカにいると『日本の世界での立ち位置』を色々痛感します。自分が日本の代表になっている訳ではないですが、アメリカに生きる日本人として世界人として、何をすべきかを色々自分自身考えていかなければいけませんね。


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