jjpyon

現在職業漂流中。いい大人だけど「働く」ことについていまだに考え、迷い、漂ってます。

jjpyon

現在職業漂流中。いい大人だけど「働く」ことについていまだに考え、迷い、漂ってます。

記事一覧

子育て、今思えば……。勉強って、世界は果てしないんだと実感すること

石井ゆかりさんがご自身のnoteで、現代思想+『15歳からのブックガイド』に寄稿されたことについて書かれています。 その中で、背表紙だけ見て難しい本を手に取り、わから…

jjpyon
2日前
3

子育て、今思えば……。おいしいものをたくさん一緒に食べよう

NHK朝ドラ『虎に翼』をご覧になっていますか?  私も毎朝、寅ちゃんやその周りの人たちのふるまいに笑ったり泣いたり、ときには怒ったり、心の中で応援の言葉を叫んだりし…

jjpyon
5日前
6

子育て。今思えば……。大きな声出していいし、走ってもいいよ

先週末、たぶん10年ぶりくらいに多摩動物公園に行ってきました。特別な目的もなかったのですが、ただ夫と「久々に行ってみよう」となりまして。 5月の土曜日、お天気も良く…

jjpyon
9日前
9

ずらーっと並ぶタブは、私の頭の中そのもの

「仮でもいいからとにかく結論を出す」ことが大事。そうすれば今やることが勝手に明らかになって、一歩を踏み出さざるをえなくなるから。 そんなことをnoteにも書き、実践…

jjpyon
12日前
4

子育て、今思えば……。「好き」とか「強み」より、「持ち味」くらいでいいのかも。

子供に対しての「〝好き〟を伸ばそう」とか、大人に対しても「〝強み〟を生かそう」とか、最近本当によく聞きますが、そういう言葉にうっすらとプレッシャーを感じてしまい…

jjpyon
2週間前
5

子育て、今思えば……。別に好きなことがなくても大丈夫です③

「好きなことがあるのはすばらしい」 「好きなことがあれば大丈夫!」 そういう風潮の中で、〝そこまで好きなことがない〟息子を育てながらずっと引け目を感じてきました。…

jjpyon
2週間前
2

子育て、今思えば……。別に好きなことがなくても大丈夫です②

息子を育てている間ずっと、「好きなことがあるのはすばらしい!」という風潮になんとなく引け目を感じていました。「好きなことがないと、だめなのかな?」と思ってしまう…

jjpyon
3週間前
4

子育て、今思えば……。別に好きなことがなくても大丈夫です

息子は現在18歳、大学生です。この春、彼が高校を卒業したとき、「母親業も第一段階は終わったなあ」と思いのほか強く感じて、いろいろな重荷から解放された気がしました。…

jjpyon
3週間前
12

成長した? 年取っただけ? とにかく「切り替え」のおかげで楽になった

先日「そろそろ美容院に行かないと」と思い、予約を取ろうとしたところ、GWで店の休みが不規則だったり、担当者さんと私の予定が全然合わなかったりで、施術を受けられるの…

jjpyon
1か月前
3

「見る」のと「やる」のは違う――「読む」こと、「書く」ことも

こうしてnoteを書いてみるようになって、改めて「読む」こと「書く」ことについて考えています。 「読む」のも「書く」のも、誰でも普通にしていることだけれど、簡単では…

jjpyon
1か月前
3

それは、私の価値観だよね?

子育て中、いらいらモヤモヤした時に自分に言い聞かせていた言葉について書いています。 1「じゃあ、自分はどうだったのか?」   2「その心配は誰のため?」 今日はそ…

jjpyon
1か月前
5

その心配は誰のため? 八割がた、自分のため

子育て中に苦しくなった時、よく自分に投げかけていた「じゃあ、自分はどうだったのさ?」という問いのことを前回書いたのですが、そういう言葉があと二つあります。 一つ…

jjpyon
1か月前
8

じゃあ、自分はどうだったのか? と考えてみると少し冷静になれる

息子が高校を卒業したというのに、いまだに「卒母」とはいかず、そんな自分にため息をつく日々。これまでの子育て中も事あるごとに自分に投げかけてきた言葉を、また思い出…

jjpyon
1か月前
4

春――きっとベランダからの祈りがいっぱいの季節

週に何度かごみ捨てに行く朝、マンションの中庭でときおり行き合う女の子がいます。私がごみ捨てに行く時間にちょうど登校していくランドセルを背負った女の子です。 1年…

jjpyon
1か月前
2

桜の記憶――いるだけで、誰かの光になること

あっという間に桜の花は終わり、柔らかい緑色の葉が芽吹き始めました。はらはらと散る桜を見ると、ふと思い出す春の風景は父がまだ赤ちゃんだった私の息子を抱いてお花見を…

jjpyon
1か月前
8

今日の気づき~ 確かなこと の正体は、今できること

一田憲子さんの『もやもやしたら、習慣かえてみたら?』の中の赤木明登さん・智子さん夫妻のページにあった言葉を読み、心の底からその通りだなと思いました。 この先どう…

jjpyon
1か月前
3
子育て、今思えば……。勉強って、世界は果てしないんだと実感すること

子育て、今思えば……。勉強って、世界は果てしないんだと実感すること

石井ゆかりさんがご自身のnoteで、現代思想+『15歳からのブックガイド』に寄稿されたことについて書かれています。
その中で、背表紙だけ見て難しい本を手に取り、わからない……と打ちのめされて次へ行く、という繰り返しでいい、というようなことをおっしゃっていました。
きっちり一つずつ理解して進んでいくことだけが読書や勉強の目的ではなくて、自分の知らないことがまだまだどんなにあるのだろう? と途方に暮れ

もっとみる
子育て、今思えば……。おいしいものをたくさん一緒に食べよう

子育て、今思えば……。おいしいものをたくさん一緒に食べよう

NHK朝ドラ『虎に翼』をご覧になっていますか? 
私も毎朝、寅ちゃんやその周りの人たちのふるまいに笑ったり泣いたり、ときには怒ったり、心の中で応援の言葉を叫んだりしながら見ています。

少し前に、夫の優三さんが落ち込んだ寅ちゃんを励ますために、いただいたおいしいものを「一緒に食べよう」と言って分け合うシーンがありました。それ以来、二人はつらいときに「おいしいものを一緒に」を合言葉のようにして、何か

もっとみる
子育て。今思えば……。大きな声出していいし、走ってもいいよ

子育て。今思えば……。大きな声出していいし、走ってもいいよ

先週末、たぶん10年ぶりくらいに多摩動物公園に行ってきました。特別な目的もなかったのですが、ただ夫と「久々に行ってみよう」となりまして。
5月の土曜日、お天気も良く、保育園の遠足と思われる親子がたくさん。あるいは、若めのおじいちゃんおばあちゃんと孫たちもよく見かけました。
(その狭間の中高年夫婦である我々は少数派でした……)

我が子が成長してしまうと学校行事や保護者会もなくなり、おおぜいの子供た

もっとみる
ずらーっと並ぶタブは、私の頭の中そのもの

ずらーっと並ぶタブは、私の頭の中そのもの

「仮でもいいからとにかく結論を出す」ことが大事。そうすれば今やることが勝手に明らかになって、一歩を踏み出さざるをえなくなるから。
そんなことをnoteにも書き、実践を試みています。ですが、これがなかなかムズカシイ……しかも小さいことのほうがむしろ厄介だと感じています。

○○に参加するかしないか、○○に行ってみるかやめるか等、はっきりした問題のときは、「とりあえず結論出そう」と意識して向き合いやす

もっとみる
子育て、今思えば……。「好き」とか「強み」より、「持ち味」くらいでいいのかも。

子育て、今思えば……。「好き」とか「強み」より、「持ち味」くらいでいいのかも。

子供に対しての「〝好き〟を伸ばそう」とか、大人に対しても「〝強み〟を生かそう」とか、最近本当によく聞きますが、そういう言葉にうっすらとプレッシャーを感じてしまいます。

そんなに「好き」がないとダメなの?
そんなに「強み」で生きていかないといけないの?
数年前から自分自身が仕事と働き方について軸が定まらないこともあって、そういう言葉に敏感になっているのかもしれません。でも、年齢もそれなりの経験も経

もっとみる
子育て、今思えば……。別に好きなことがなくても大丈夫です③

子育て、今思えば……。別に好きなことがなくても大丈夫です③

「好きなことがあるのはすばらしい」
「好きなことがあれば大丈夫!」
そういう風潮の中で、〝そこまで好きなことがない〟息子を育てながらずっと引け目を感じてきました。
そして今思うのは、別にそれで問題ない、ということです。

たとえば勉強なら、超得意や超苦手がなくても好き嫌いくらいはいずれ出てくるもの。だからそれに合わせて入試のタイプを選べば良し。何か1つ秀でた人のための入試も増えていて、それはどこか

もっとみる
子育て、今思えば……。別に好きなことがなくても大丈夫です②

子育て、今思えば……。別に好きなことがなくても大丈夫です②

息子を育てている間ずっと、「好きなことがあるのはすばらしい!」という風潮になんとなく引け目を感じていました。「好きなことがないと、だめなのかな?」と思ってしまうのです。

うちの息子にはそんなにわかりやすい目印はなかった。でも、世の中の雰囲気としては、「寝食忘れて没頭するようなことがあるのはすばらしい、それなら勉強なんかできなくても大丈夫!」という感じでした。

それって親たちへの励ましのように聞

もっとみる
子育て、今思えば……。別に好きなことがなくても大丈夫です

子育て、今思えば……。別に好きなことがなくても大丈夫です

息子は現在18歳、大学生です。この春、彼が高校を卒業したとき、「母親業も第一段階は終わったなあ」と思いのほか強く感じて、いろいろな重荷から解放された気がしました。

重荷とは何か? 
世間の風潮のようなもの、と言えばいいのでしょうか。
子育て中ずっと、見るたび聞くたびに少し気が重くなっていた言葉がありました。
「〝好き〟を伸ばそう」「好きなことがあるのはすばらしい」
「好きなことがあれば大丈夫!」

もっとみる
成長した? 年取っただけ? とにかく「切り替え」のおかげで楽になった

成長した? 年取っただけ? とにかく「切り替え」のおかげで楽になった

先日「そろそろ美容院に行かないと」と思い、予約を取ろうとしたところ、GWで店の休みが不規則だったり、担当者さんと私の予定が全然合わなかったりで、施術を受けられるのが2週間以上も先になってしまいました。

どうしよう……髪は伸び放題になってしまうし、カラーももたないし。
ああもうなんでこんなにタイミングが悪いんだろう!
予定がちょっと違っていればすぐに予約取れたのに!
こんなことならもっと早く電話し

もっとみる
「見る」のと「やる」のは違う――「読む」こと、「書く」ことも

「見る」のと「やる」のは違う――「読む」こと、「書く」ことも

こうしてnoteを書いてみるようになって、改めて「読む」こと「書く」ことについて考えています。
「読む」のも「書く」のも、誰でも普通にしていることだけれど、簡単ではないと思い知りました。とくに「書く」ことは、一筋縄ではいかない!

まず、書きたいことがないといけない。書きたいことはあっても、思考や感情に自分で輪郭をつけていかないと、文章にならない。
ようやく文章になっても、読んでくれる人に伝わるか

もっとみる
それは、私の価値観だよね?

それは、私の価値観だよね?

子育て中、いらいらモヤモヤした時に自分に言い聞かせていた言葉について書いています。
1「じゃあ、自分はどうだったのか?」   2「その心配は誰のため?」
今日はその3です。

この言葉には、先月まで続いていた受験期に特に助けられました。というか、この言葉であきらめがついた、という感じです。

高3になっても、息子はどうも勉強に身が入っていない。おおっぴらにサボっていることもあれば、いかにも勉強して

もっとみる
その心配は誰のため? 八割がた、自分のため

その心配は誰のため? 八割がた、自分のため

子育て中に苦しくなった時、よく自分に投げかけていた「じゃあ、自分はどうだったのさ?」という問いのことを前回書いたのですが、そういう言葉があと二つあります。
一つは「その心配は誰のため?」という問いです。

母親というのは常に心配しています。しかも私はもともと心配性で慎重派。それが子供のこととなれば、もうあきれるくらい細かいことまで気になります。

小さい頃ならまだしも、中学生になっても「昨日授業で

もっとみる
じゃあ、自分はどうだったのか? と考えてみると少し冷静になれる

じゃあ、自分はどうだったのか? と考えてみると少し冷静になれる

息子が高校を卒業したというのに、いまだに「卒母」とはいかず、そんな自分にため息をつく日々。これまでの子育て中も事あるごとに自分に投げかけてきた言葉を、また思い出しています。
「じゃあ、自分はどうだったのさ?」という問いかけです。

大学生活が始まった息子。そもそも社交性に乏しく、人とワイワイ楽しくやることにあまり興味がありません。大学でも「早く友達作ろう」とか「とりあえずサークルに入って顔見知り増

もっとみる
春――きっとベランダからの祈りがいっぱいの季節

春――きっとベランダからの祈りがいっぱいの季節

週に何度かごみ捨てに行く朝、マンションの中庭でときおり行き合う女の子がいます。私がごみ捨てに行く時間にちょうど登校していくランドセルを背負った女の子です。

1年生ではなさそうだけど、だぶん小学校低学年。近所にある公立小学校へ行くには時間が早いし、かわいいセーラー服風の制服を着て革靴をはいているので、私立学校に通っているのでしょう。

その子が私と行き合う直前くるっと後ろを振り返り、にこっと笑って

もっとみる
桜の記憶――いるだけで、誰かの光になること

桜の記憶――いるだけで、誰かの光になること

あっという間に桜の花は終わり、柔らかい緑色の葉が芽吹き始めました。はらはらと散る桜を見ると、ふと思い出す春の風景は父がまだ赤ちゃんだった私の息子を抱いてお花見をしている姿です。

きれいでせつない記憶に、胸が少し苦しくなります。けれど大切な思い出です。

父はその同じ年の夏に亡くなりました。だからお花見の頃にはもう相当に体調が悪く、入院と入院の合間でしたが、1歳にもならない孫と一緒に近所の土手の桜

もっとみる
今日の気づき~ 確かなこと の正体は、今できること

今日の気づき~ 確かなこと の正体は、今できること

一田憲子さんの『もやもやしたら、習慣かえてみたら?』の中の赤木明登さん・智子さん夫妻のページにあった言葉を読み、心の底からその通りだなと思いました。

この先どうなるのかと考えすぎると、不安のほうが先に立つ。なるべく間違えないように、安心できるように、正解を探したくなる。
だから不必要にじだばたして、本当の目的を忘れそうになります。

「一歩先のことなんて、誰にもわからない。そう腹をくくって、地味

もっとみる