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#14 子育ては伴走、素直な気持ちと母の友

こんにちは、かやです。
今日は、読み終わったばかりの「母の友  4月号」が良かったのでそのお話をします!

まず、こちらの雑誌をご存知でない方のためにご紹介しておくと、「母の友」は福音館書店が出版している月刊誌です。
子育てをテーマに扱い、「“母” をもっと自由なほう、 軽やかなほうへ。」をスローガンに、これからの育児の在り方を多方面から深堀り・発信されています。

"母"への違和感、込められたメッセージ


産後直後に私がこの雑誌に最初に出会ったときは、タイトルに母が入っていたことで前時代的な印象を持ってしまっていました。(それは母子手帳やお母さん食堂に対して感じる違和感と同じ。) ですが、実際の内容は全くそんなことはありませんでした。

母に限らず、子育てに携わるすべての人と社会へ前向きなメッセージを届けつつ、ジェンダーギャップ指数が世界146カ国中125位(先進国では最下位)である日本の子育ては、まだまだ母親の負担が集中している現状を踏まえて、あえて親ではなく「母」と残しているそうです。なるほど〜

前置きが長くなりましたが、そんな雑誌、「母の友」の今月のテーマは「子育てを"たのしむ"」でした。 

"たのしむ"にコロンがついているように、「ただ子どもは可愛い!子育ては楽しい!」というキラキラなA面だけの内容ではなく… 

幼い子は大人に新鮮な驚きと成長の喜びを与えてくれる存在であるけれど、それでも子育てを楽しめなかったときがあった。生かすだけで、精一杯だった。と、渦中のしんどさ、後悔が素直に綴られた冒頭エッセイ。

産後女性のケアを生業とする産後ドゥーラというお仕事の紹介
。ベビーシッター(子どものケア)から発展してドゥーラ(産後女性のケア)が求められるようになってきている社会背景。

女優 杏さん主演、シングルワーママのワンオペ1週間を題材に短編映画を撮られた呉美保監督のインタビュー。など。

社会的につくられた理想の母親像を手放して、無理はしない。
不当に扱われたら声をあげていこう。
時間というグラデーションで見える景色が変化していくこと。
今できることを探す、たのしむ(無理せず)。
頼れる先とつながっていこう。

こうした、子育て渦中の方に対して同じ目線の高さと解像度で寄り添われているところがとても良かったです。
読者が今を見つめ直して、前を向けるような読後感がありました。
どれくらい認知されている雑誌なのか調べてはいないのでわからないのですが、男性にもぜひ手にとって読んでもらいたいと思いました!

最後に、最近わが家のこどもは朝ごはんがゆっくりで、食後の着替えもなかなか進まず連日遅刻ギリギリです。
昨日も、「うーむ。今日もギリギリ…はやく靴下履き終わってほしい…と」内心詰んでいるときに「ストローでコップをぶくぶくするとき、お水の泡はすぐ消えるのに、牛乳の泡は消えないのはなんで?」と聞かれました。
「なぜなぜは大歓迎だけど、いま?!そんなことよりはやく靴下履いておくれ〜。」と焦る気持ちを一旦切り離して、昨日は二人で調べました。
見えている景色に少しだけ寄り添えたのは、本のメッセージが私の内側に残っていたおかげです。これもインプット/アウトプットの良い効果。

今日もここまで読んでくださりありがとうございました。
皆さまもどうぞ、良い一日をお過ごしください!


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