日々是暴食★トラウマめし【第38食】台湾の夜市で爆食の旅
昨年のGWに台湾に食いまくり旅行行った記憶を呼び起こしてみる。
正直なめていたのだが、台湾いい。最高。近いし、飯美味いし、2泊くらいの旅行にちょうどよかった。台北は程よい異国感があるが、牛丼や回転寿司など日本のチェーンがそこらへんにあるし関西のどこか地方に来たくらいの不思議な感じ。
とりあえずベタな観光地、龍山寺にお参りに行く。意外にも周りはちょっとゲトーな感じで立ちんぼ姉さんが昼から立っている。路地の方へぐるっとまわると「遊んでかない?」と客引きのオバさんに声をかけられる。どうやら裏風俗スポットのようだ。
クソ暑いので屋台で「氷緑豆」なるものを食べてみる。冷たいぜんざいみたいなもので、ズルズルといただく。美味い。
黒塗りの高級車から刺青が入った兄さんたちが出てきた。ここらへんがシマの台湾ヤクザかな? 観光地だからカスリもとれるのだろうか。
電車に乗ってこれまたベタな観光地、九份へ行ってみる。何しろ初めてなのでとにかくベタなとこは潰して行かないと。と思ったが、途中にこれまた「三坑置屋」なる裏風俗街があるようなので、ついでに行ってみた。
薄暗い路地にヤリ部屋が並び、呼び込みのおじちゃんやお姉さんと交渉する、関西の新地のような場所だった。詳細は割愛、検索すればすぐ出てくるので興味ある人は見てみて。
その置屋から歩いて行ける基隆市の基隆廟口夜市へ行ってみる。夜市と言っても昼から賑わっていた。すぐに座れた店で排骨湯(パイグータン)と魯肉飯(ルーローハン)のセットを注文。500円もしないから安い安い。
アサリと豚肉のスープは生姜が効いている。シンプルな魯肉飯はラーメンセットについてくるような茶碗半分程度のもの。香辛料はそんなにキツくなく、あっさりしていてペロリといける。
バスに乗り九份へ行く。ジブリっぽいと日本人にも人気な場所だが、とにかく人が多い。多すぎて辟易したので、ちょっと外れの店でお茶を飲んで退散した。眺めがいい。斜面にへばりつくように家々が建っているが、ブラジルのファベーラとは違い、良い家が多かった。
どうせなら夜市攻めするべし。台北市内に戻り、友達にオススメされた通化街夜市のホルモン系のお店行ってみる。しかし酒がないらしい、オーノー。近所のコンビニでロング缶を購入し戻り、適当に小腸系のモツを注文。甘辛いタレが抜群に合う。よく処理されているようで生臭さもなし、なぜこれで酒が無いのか。
そもそも夜市の店で酒を提供するところは少ないらしい。牛丼チェーンでも飲める日本が異常なのかも。
まだ食えそうなので、これまた適当に選んだ店で麺料理と餃子、そして魯肉飯のセットを注文。おや、スープにトマトが入った酸味のあるラーメン。これは予想外だった。麺はふにゃふにゃ系で、これは絶品とは言えないが、まあ美味しくいただいた。魯肉飯の安定感はすごい。日本の家系ラーメン屋でも提供してくれないだろうか。
たらふく食って爆睡。明日も食いまくろう。
続く
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