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せいいっぱい

タブレットのカメラロールにあった写真を上にのせたのだけど、正直あまり好きな言葉ではない。精いっぱいって、持っている力(精力)の限りをつくすということだから、精根つきはててヘロヘロになってしまうはず。自分の限界を知らないと、精いっぱいやったかかどうかなんてわからないと思う。

「精いっぱいがんばりました。」「これが精いっぱいです。」なんて聞くと言い訳のように聞こえてしまうのは、意地が悪いのだろうか。


なんてことを思ったのは、沢木耕太郎の『凍』を読んだからだろう。

正真正銘、「精いっぱい」体力と精神を振り絞って、過酷な環境から生き抜いたノンフィクション。すさまじすぎて、鳥肌たった。

こんなの読んだら、軽々しく「精いっぱい」やりましたなんて言えないよ。

すごい本でした。これはおススメ。


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