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【要約/ビジネス書】一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方【加藤俊徳/サンマーク出版】



脳の役割や活性化方法を、脳内科医/医学博士がまとめたビジネス本です。

記憶力の低下も物覚えの悪さも、加齢による脳の老化が原因ではない/P10
脳の成長は、いくつになっても右肩上がり/P13
脳のピークは30~50代であり、45歳~55歳は脳の最盛期/P45

など、多くの気づきを得ることが出来ました。

完全にジャケ買いした本ですが、買って読んで満足した内容でした。

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『はじめに』
毎日猛暑日が続き体力が削られ、外出どころか何もしたくないと考えてしまうような日々が続きます。
しかし、外出を控えるようになったということは、逆に考えると家の中でエアコンを起動させ、傍に飲み物を持ってくると外の雰囲気に全く影響されない、絶好の読書シチュエーションになります。
ですので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。このレビューを読んだことで、作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いています。

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脳科学的にはっきりわかっていることですが、記憶力は加齢によって下がりません

P31

と話す脳内科医/医学博士がまとめたビジネス本になります。

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私もおじさんと呼ばれる年齢になり身体的な衰えも感じておりますので、少しずつ、業務的にも・プライベート的にも若いときと同じには行うことが出来ませんので、おじさんに合わせた業務遂行方法を模索しつつ・変化させながら一日一日を過ごしております。

若いときからの変化で業務的にも一番影響があるのが、新しいことに対応するための適応時間が長期化しつつあること、つまり記憶力の低下による問題です。

本作には、私が自分でも少しずつ行ってきたことも記述してありましたが、「今までに自分が感じてきたことを、分かりやすく・相応しい言葉で説明され、適切に図解もされている」内容のため納得することが多いです。

少しだけ内容を記述しますと、

1.脳は、機能が8つに分類されること。
2.8つに分類された部分同士を、どのように関連させ・機能させるか。
3.効率が低下してきた際の対応策。
4.喜怒哀楽が記憶力アップにつながること。

など、自分が何となく「良い行動だ」と思って行動していたことでも、脳内科医/医学博士がきちんと論理だてて説明してくれると、さらに身につきますよね。

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本作には、多くの気づきと対策が記述されていましたが、そのうちの数点については、どのような対象の人でも・時間にとらわれず今すぐにでも・大きな負担にならずに行うことが出来る内容でした。

生成AIの登場などに代表されるように、これからの時代、いつ「自分の業務遂行方法が通用しなくなり」「自分自身に大きな変化が必要になる」のか分かりません。

今現在、学び直しが必要になっている方にも、これから学び直しが必要になるかもしれない方の準備のためにもおススメです。

私の本業でも、毎年のように「労務管理における法改正や官公庁からのお知らせ」がありますので、それに対応するためにも、労務管理に携わっている方は、本書を利用して頭の柔らかさ・記憶力を保持する必要があります。

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読了する冊数は小説よりもかなり少ないですが、これからも興味のある内容については、ビジネス本だとしても継続して読了していきたいと思います。



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