【国語力】やばい・詰むという煽り文句について【起業/複業/コンサルタント】
ビジネスをテーマにした動画で、youtubeの「あなたへのおすすめ」やネット記事の合間に挟まっている「広告記事」に、「○○をしないとヤバい・詰む」というタイトルの動画や記事を見ることが多いと思いませんか?
以前と比較するとかなり少なくなってきたとは思いますが、まだまだかなりの頻度で目にすると思います。
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投稿者名や他の投稿内容を見ると、その動画や記事を作成したのは、コンサルタントやエージェントが多い印象があります。
私は、時間があるときには興味本位でこういったものを覗いて見るものの、言葉のインパクトに比較すると中身は全く無くスッカスカで、時間の無駄だったと感じることがほとんどです。
これには以下の理由があると私は考えています。
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1.「○○をしないとヤバい・詰む」という煽り文句を使わないと、注目を浴びることが出来ない・動画視聴や記事を閲覧してくれないくらい、その媒体・人物には魅力が無い
一時期youtubeで流行った手法の、「重大なお知らせがあります」というサムネを使っていたことと同じ理由です。
ビジネスアカウントでも通常のyoutuberでも、私の体感的には、全部が全部とは言いませんが8割以上は「タイトルと中身がつりあってない」「中身が見る価値が無い」動画です。
今のyoutube動画やネット記事は、サムネイルや記事のタイトルで興味を持たせないと閲覧者数が稼げないという一面もありますので、仕方のない面もあります。
しかし、こういった「インパクトで惹きつける」ものは、飽きられることも早いということを当事者は今感じているのではないでしょうか。
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2.作成者側の伝える力が未熟
ある時、私が仲の良い顧客に対して「〇〇社長、2024年問題って知ってますよね?あれ、ヤバいですよ!」と言ったことがあります。
すると、「そうなんだ。で、P206さん、何がヤバいの?」と当たり前のように聞かれました。
そりゃそうですよね笑
ヤバいという言葉にも、前述したサムネイルと同様に一瞬の注目を引く能力はありますが、その言葉自体に有用な意味はありません。
ですので、一瞬のインパクトの後には、何も相手の心に残らないですし・心に響かないです。
さらには、ヤバいを乱発すると、「この人は言葉だけで中身の無い人だな」と見抜かれてしまいます。
ですが、まだまだヤバいを使っている動画・記事は多いです。
その理由は、作成者に
語彙力=国語力が無い。
ということなのだと思います。
国語力がある方であれば、ヤバいなどという言葉を使わなくとも、相手に危険性をより納得させることが出来ますし、短時間で相手の信頼を得ることが出来ます。
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以前記事にしましたが、
コンサルタントを行っている方に、国語力が無い方が増えたということも、この記事の理由につながると思います。
会社のために仕事をするコンサルタントが、仕事の中身や重要性・必要性を、相手に分かり易く伝える能力が無いのであれば、それはもう廃業するしかありません。
コンサルタントを生業とするのであれば、コンサルタントとしての能力だけでなく、人間としての能力も上げる必要があります。
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