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1ドル=130円の円安傾向の今、外貨建て終身保険は解約した方がいいの?

生命保険は生命保険でも外貨(米ドルや豪ドル)で運用している保険に外貨建て保険があります。

また支払い方法も一括で(一時払い)支払っている方と、毎月保険料を支払う(積み立て)方式もあります。


これから初めてみたいという方もいれば5年前から続けているという方もいます。

円安と言っても130円が円安なのは1年前に110円だったから円安であって、1年後に160円となっていればまだまだ円高状態です。

為替は様々な要因から上下しているので今後の動きは正直分かりません。


では5年前に1ドル=110円で30,000USD(約330万円)一時払い(一括で支払う)保険に加入している方は解約したほうがいいのか?


結論から言うと

死亡保障として契約しているのであれば10年間は継続したほうがいいです。

保険は10年以内で解約してしまうと返戻金から控除されてしまい戻ってくる金額が少なくなってしまいます。

また為替次第で円安となれば為替益が得られ、円高となれば為替損状態となります。


これまでずっと我慢して支払ってきた加入者さんは20年ぶりの円安状態となっているので為替益状態だと思います。

110円で10,000ドル買っていれば110万円が現在130円ですので、130×10,000ドル=130万円と20万円ほどの含み益(為替)となっています。

しかし、5年という期間だと解約した場合の解約返戻金が支払った保険料の60〜80%しかないので(ケースバイケース)為替益があったとしても元本割れしてしまう可能性もあり得ます。


つまり、切羽詰まったお金が必要であれば解約してもいいでしょうが、死亡保険として数百万円、数千万円の保険金が家族に残せれるのならそのまま継続でもいいのではないでしょうか?

・運用目的であれば投資(投資信託など)の方が効率はいいです

 保険金がない分、運用に回せますから

・今から外貨建て保険を始めても大丈夫か?
 
 外貨の資産を持つことはいいのですが、130円という円が今ドルに両替するには1ドルで130円必要です。一括よりも分割払いの方がいいように感じます。
※正確にはクレジットカードや保険会社から引き落とされる時にも手数料も引かれるのでもう少し必要となってくる。


外貨建て保険が一時期叩かれていましたが、全ての外貨建て保険が悪いとは思いません。

私は106円の時に○百万円分をクレジットカード数枚合わせて米ドル一括購入しました。

円安に対する備えは円以外の資産(米ドルがやはり強い)を持つことです。

100万円は100万円ですが130万円で10,000ドルに両替しておけば円安進行で1ドル200円に突入しました!ってニュースが出ても130万円が200万円の価値になっています。


まとめ

外貨建て終身保険はご自身の設計書(保険証券)をみてみないと分かりません。

保険金として家族に残せればいいや!って感じであれば継続です。

現金化するタイミングとしてはいいタイミングでもあるので利益が乗っている状態であれば保険会社へ連絡して解約するのもありです。


大事なのは人の意見に左右されるのではなく損してでも解約したければすればいいし、元本割れしない期間まで持つというのも間違いではありません。

そう、正解は一つではないのです。


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