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ぼっち人事が思う「メンタル不調」に対する考え方(さわり)

みなさんこんにちは。ぼっち人事のpapaoです。
いやあ、暑いですね。とにかく暑くてもう汗まみれで。夏キライ。アイス大好きだけどお腹壊しやすいです。何の話(;^_^A

今回はシンプルに心掛け的なお話です。(短め)

【「メンタル不調」について、おススメの受け止め方】

「メンタル不調」について、皆さんどんなふうに捉えておられますか?
よく世の中で見聞きする数字のお話だと、生涯でなんらかのメンタル系の疾患を罹患する確率は10%を超えると言われています。
一昔前は「個人の問題」「やる気がないだけ」なんていう言われ方もしていましたが、数字を見れば想像がつく通り、誰の身に起きてもおかしくないこと、という捉え方が必要になります。
papaoが以前勤めていた会社では、多いところだと全社員の1割近くが傷病でお休みされていたこともありました。わりと、papaoはメンタル不調の方とかかわった経験の多い人事じゃないかな?と思っています。

そんなpapaoが、人事としてメンタル不調社員の方への対応を行わなければならなくなった時のおススメの「受け止め方」を2つ、お伝えしたいと思います。

一つ目:人事の都合や会社の都合を押し付けない

どの会社でも傷病休暇や休職が制度として規定されているかと思います。社員から相談があったときには当然ながら制度の説明はするのですが、以下のような「押しつけ」ととられかねないような伝え方にならない様に注意しましょう。
 ・「診断書提出」が無いと休めない…と思われる伝え方。
 ・「病気の原因」を執拗に追い求める。

制度上、基本的には医師の診断が無ければ休職扱いにはできないかと思います。ですが、会社の制度上の取り決めと、本人が今現在「辛い」と思っているか事柄とは別問題です。本人が「辛い」と思っている部分にアプローチをすることが第一であって、「辛い」人に対してさらに手続きを強要するような伝え方にはならない様に気を付けましょう。
また、部門長や関連部門に報告をしなければいけないが故、「原因」を求めすぎるのも、あまり良い効果をもたらさないことがあります。
抑うつ関連でのメンタル不調の場合、大抵の人が「自責の念」「強迫観念」を感じていることがほとんどです。そんな状態の人に対して「病気の原因はなんなの?何が嫌なの?」なんて問い詰めるのはやめて頂きたいです。さらに病状を進行させる恐れがあるほか、人事に対して心を開いてくれなくなるかもしれません。

二つ目:「誰もがなりうる」というベースで受け止める&長期的視座

上記で記載した通り、メンタル不調は大なり小なり、どんな人でも発症しうるものです。ある研究では「季節の変わり目の時に発症率があがる」「外気温(湿度、天気などもあったり)が一定以上&一定以下になると気持ちが落ち込む」「月に満ち掛けと比例している」なんてお話もあったりして、人間のバイオリズムの根っこの部分と関わっていたりするような感じもあります。

ビジネス上の論理とは一旦切り離して、あくまでも一人の人間として受け止めるように心がけてほしいです。メンタル不調になる人が特別精神が弱いとかいうわけではなく、単に疲労をしている、かみ合わせが良くない、たまたまタイミングが悪かった…という捉え方をするのが良いのではないかな?と、個人的には思っています。
(この捉え方が100%良いというわけではありませんが、職場で発症するタイプの軽度のメンタル疾患であれば、大抵、あてはまるのではないかと。)

「職場に迷惑をかけるのが耐えられないから辞める」と考える人もいますが、別に会社のお金をだまし取ったり備品を壊したりして損害与えるわけでもなく、ただ休むだけですから、迷惑も何もありません。これで辞めなければいけない職場なら、そもそもライフワークなんて言葉は成立しないことになりますぜ(;^_^A

社会があって、環境があって、その中に会社があって。労働者はその一部となって働いています。別に会社で貢献することが全てではなく、全体のバランスの中で、長期的視座の元でどのよう活躍できるかを考えれば良いだけです。

理想は、メンタル疾患で休んだ期間があったとしても、5~10年後くらいに「そんなときもあったね」と言えるような姿を、人事と社員の間とで共有できることですかね。誰しもそんな時はあるんですしね。


以上、ぼっち人事のpapaoが思う、メンタル不調に対する捉え方でした。
今回、思いつくままに文章を紡いじゃっているので、どこかのタイミングでまた整理してこのお話をするかもしれません。
まあ、病気にならないのが一番いいんでしょうけど、なったらなったで仕方ないですって。しっかり休んで、この先の人生のことを一緒に考えましょう。現実の足元を見つつも、しっかりと先を見据えましょうね。

ではまた。

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