仁クリニック(港区白金)

内科・予防医療を中心としたクリニックです。 『あなたの医療・健康の意思決定にも、戦略コ…

仁クリニック(港区白金)

内科・予防医療を中心としたクリニックです。 『あなたの医療・健康の意思決定にも、戦略コンサル・顧問を。』 院長は、元厚生労働省室長、スタートアップ複数創業・経営、ハーバード大学理学修士、ケンブリッジ大学MBA、コロンビア大学行政修士、岡山大学医学部・医学博士

マガジン

  • 健康の選択:行動経済学で知るあなたの医療意思決定

    *当面の間、一部を無料とします。 「健康の選択:行動経済学で知るあなたの医療意思決定」は、ハーバード大学とケンブリッジ大学で行動経済学を学んだ医師である著者が、行動経済学の観点から、個人が医療と健康に関する意思決定をする際に陥りがちなバイアスについて解説し、その対処法を示す書籍です。 本書では、豊富な事例や研究を通じて、選択に影響を与えるさまざまなバイアスを説明し、具体的な例を挙げながらその影響と対策を紹介しています。たとえば、現状にとらわれすぎたり、短期的な利益に走ったりする傾向がどのように健康への意思決定に影響を与えるかを詳しく分析しています。 医療従事者にとっても、患者の行動に関する新しい視点や実践的なヒントを得るのに役立つ内容となっており、患者とのコミュニケーションや医療提案に応用できるアドバイスが含まれています。健康や医療の意思決定に関心のある読者にとって、価値ある一冊です。

最近の記事

  • 固定された記事

仁クリニック院長の髙﨑(ハーバード大学卒・ケンブリッジ大学MBA・元厚生労働省)と申します。

こんにちは、仁クリニック(港区白金)院長の髙﨑と申します。 港区白金に仁クリニックを開業し、専門は内科(特に生活習慣病等の予防医療)です。 別の投稿や仁クリニックのサイトを参照いただければと思いますが、一般内科診療に加えて【個人向け】医療戦略コンサル・医療顧問などもしています。 さて、こちらのnoteでは、さまざまな話題を取り扱っていきたいので、まずは自己紹介をいたします。 Linkedinは、こちらです。 医師・科学者・教育者として地元は、香川県高松市で、好物はお寿司で

    • 【健康の選択#4】やせる選択!(ナッジ:5選)一人で無理なくできる行動経済学ダイエット

      ダイエットを続けるのって難しいですよね。でも、「ナッジ理論」を使えば、自然と健康的な選択ができるようになります。ナッジ理論とは、無意識のうちに人々の行動を良い方向に導く方法。今回は、一人でも無理なく取り入れられるナッジ理論を使ったダイエットのコツをご紹介します! ナッジ理論とは?ナッジ理論は、行動経済学者リチャード・セイラーと法律学者キャス・サンスティーンによって提唱された概念です。この理論は、個人の選択を誘導する微細な変化を通じて、人々の行動を改善することを目指しています

      • 【健康の選択#3】まずは有名な行動経済学の理論をご紹介!限定合理性、プッシュとナッジ、損失回避の応用法

        現代社会において、健康管理の重要性はますます高まっています。長寿化や生活習慣病の増加に伴い、個々人が健康的な生活を送るための意思決定が求められていますが、忙しい日常生活の中で常に健康に良い選択を行うことは容易ではありません。 行動経済学は、私たちが現実の生活でどのように意思決定を行うかを理解し、そのプロセスを改善するために役立ちます。本章では、行動経済学の基本概念である「限定合理性」、「プッシュとナッジ」、「損失回避」について解説します。より具体的な健康・ダイエットへの活用

        • 【健康の選択#2】ダイエットと行動経済学:健康を守るための意思決定術

          序章: 行動経済学の概要と健康の重要性 現代社会は情報の洪水の中にあります。健康的な生活を送るための情報、ダイエットの方法、運動のプラン、食事のアドバイス――これらは簡単に手に入ります。それでも、なぜ私たちは時折ジャンクフードを手に取り、ソファから離れられないのでしょうか? 私たちの選択が必ずしも合理的ではないのは、私たちの心が複雑で、多くの無意識のバイアスや感情に影響されているからです。ここで登場するのが「行動経済学」です。行動経済学は、私たちがどのように意思決定を行い、

        • 固定された記事

        仁クリニック院長の髙﨑(ハーバード大学卒・ケンブリッジ大学MBA・元厚生労働省)と申します。

        マガジン

        • 健康の選択:行動経済学で知るあなたの医療意思決定
          1本

        記事

          【健康の選択#1】はじめに

          最近、耳にすることも多くなった行動経済学ですが、さまざまな分野で革新を起こしています。 このシリーズでは、ハーバード大学とケンブリッジ大学で行動経済学を学んだ医師である著者が、行動経済学の観点から、個人が医療と健康に関する意思決定をする際に陥りがちなバイアスについて解説し、その対処法を示します。 本シリーズでは、豊富な事例や研究を通じて、選択に影響を与えるさまざまなバイアスを説明し、具体的な例を挙げながらその影響と対策を紹介しています。たとえば、現状にとらわれすぎたり、短期

          【健康の選択#1】はじめに

          社会の価値の総量を増やすための、医療DXの真の役割とは?

          今回は、社会の価値の総量を増やすための、デジタル化の真の価値について説明したいと思います。 日本の医療DX(デジタルトランスフォーメーション)は、社会全体の高齢化や生活習慣病等の増加といった課題に対応するため、大きな変革を迎えています。2021年の医療費は約44.2兆円1にのぼり、医療DXがこれらの費用を効率的に管理し、質の高い医療サービスを提供する手段として期待されています。 政府はこのデジタル化を推進するために様々な施策を打ち出しており、例えば「デジタル庁」の設立や「

          社会の価値の総量を増やすための、医療DXの真の役割とは?

          なぜ保険証をマイナンバーカードに変えるのか?元厚生労働省室長が、その先の医療DXを解説

          みなさんも、ニュースなどで、紙やプラスチックの保険証がマイナンバーカードに変わる、保険証の代わりとなる資格確認書、などというのを聞いたことがあるのではと思います。 では、なぜ今まで慣れ親しんだ保険証を、これだけの手間とお金をかけてマイナバーカードに変える必要があるのでしょうか?紙を無くすことがその目的でしょうか? 実は、その先にある医療DXにとって、マイナンバー(カード)は、文字通り、「鍵」の役割を果たします。 現状の保険証の課題から見ていきましょう。 保険証の課題不正利

          なぜ保険証をマイナンバーカードに変えるのか?元厚生労働省室長が、その先の医療DXを解説