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あたりまえかもしれないが加工度の低い素材にちかい常温保存できるものほどやすいものが多い


はじめに

 日ごろ節約してすごす。ここでは食品を主要なものと限定する。それには買いものにある方針でのぞめばよさそう。料理に費やす時間でどこまで加工品に手をのばすか選択。その結果、費用をかけないで満足するためにわかってきたこととは。

きょうはそんな話。

(タイトル写真:もとの家のロードヒポキシス(Rhodohypoxis baurii、アッツザクラ)

街に住むうえで

 せっかく街に移ったのだから食べものはえらんで買いたい。鮮度のいいものを手頃なねだんで入手したい。その希望に近づけるべく、どれだけ品えらびに時間や手間を使えるか。ここで諸事情で「選んでられない」と読まれるのをあきらめる方がいらっしゃるかも。このクニの状況からしてそれは仕方がないかもしれない。

ここではそこそこ食品を加工度に応じてえらべる状況があるとしよう。このクニにはざまざまお膳立てした食品あるいは素材が店にならぶ。

段階を追って

 たとえばキャベツ。はたけでは外葉におおわれた1個。キャベツをはたけでつくった経験があるので、ほんとうの外葉はもっと何枚も多いし信じられないほどひろがりかたい。さすがにこれではかさばるのではたけである程度おとす。

流通から店のバックヤードの段階でもう一度外側をおとす場合も。その状態で消費者は目にする。買い物トレイに入れる間際に店で外葉をはずして買う方がいらっしゃる。最近では1個まるごとでなく半分や4分の1に切った状態でラップにおおわれたものがある。用途むけだったり少人数用だったり。

さらに

 それだけではない。もはやもとのキャベツのかたちがない、千切りや乱切りで袋入りで洗わずに食べられる形態。なかにはにんじん、もやし、ピーマンなどといっしょに入ったものも。まだ買ったことはないがそのままたべたり、サラダにしたり用途はさまざまありそう。余分をとり除いて洗い、購入後に包丁をいれる手間をかけずに済む。調理の時間を省きたい方むき。

つまりキャベツひとつでも手がどれだけ加わったかでえらべる。もちろんキャベツの重量あたりの単価は後者にほど基本的に高くなる。

おなじように

 こんだてにカレーをえらぶとする。この料理は手のかけぐあいで千差万別。さまざまな製品が準備されている。具材もしかり。上にしめしたにんじん、じゃがいも、玉ねぎをあらかじめひとふくろにいれて売られているもの。おそらくカレーや肉じゃが用だろう。そういったやさいなどをすでに口にはいるサイズに下ごしらえし、いっさいを袋づめして料理にあわせて冷凍したものもさまざまある。

さらにできあがったカレーをレトルトとしてあたためるだけの製品はあまたある。数十年まえの発売当初はほんの数種類だったのに、そののちの隆盛はおどろき。

もちろんカレールーやカレー粉のたぐいの変化もいちじるしい。最近ではいくつものハーブ類や香辛料をべつべつのふくろにパッケージした商品を目にする。

カレーほどさまざまな価格の商品がそろうのはめずらしいかもしれない。このみにおうじて香辛料やスパイスを調合しカレーとするタイプ。これはなかなかつくるプロセスもふくめて楽しめる。ある程度手間ひまかけてもおいしくつくりたい層にむけた商品としてあらたな発想。作り手の好み、果ては心理まで読んでいるとも言えそう。

選んでつかえる

 家計の状況、調理に使える時間、みずからの料理への興味や関心までさまざまな要因にもとづいて、調理方法やかける手間をえらべて口にできる。しかもそれぞれで価格に幅がある。

おおかた加工度の低い素材にちかいヒトの手のあまり加わっていないほうが安価。常温でながく保蔵できるならばなおさら。すぐ上のカレー素材となる香辛料やスパイスなどの多くが海外産だろうから例外かも。

手づくりのほうが慣れてくると安くでつくれるので、素材をそのまま買う機会がふえる。問題は買える量。大きな単位のほうが格安なのはまちがいないが、使いきれるか使いまわせるかいろいろ知恵をためされる。

おわりに

 買いものにこのところいちばんあたまを使うと気づいた。けっこうあたまの運動になる。しごと帰りのつかれぐあいやなにかであたまをそれ以上つかいたくないときなど食品えらびは変わりそう。時間を使えるならば自炊して節約するため素材からつくれるものをふやしたいと感じる。


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