正月が間近にせまるころ庭さきでみつけたもの
はじめに
これもちょうど4年まえのこと。日記から当時のくらしをふりかえる。どうもこの年の12月はことしと似ていたようだ。
以前くらしていた家の庭ではふくろ栽培でつくりやすい中玉トマトをつくっていた。土のうえでおなじ科のやさいばかりそだててしまうと連作障害が出やすいのでそれをさけて肥料ぶくろに土をつめて。
トマトといえばなつやさいのイメージ。当然のごとく梅雨をすぎると露地では病害虫がでやすくなりつくりにくくなる。ところが…。
きょうはそんな話。
ふと目に留まったもの
朝、縁側のカーテンを開けると青空。このところ雨のつづいたおかげか空が澄みわたっている。縁側の奥までふゆの陽が差しこんできてぽかぽか陽気。とくに午前中はPCしごとをふくめここで用事をすますことが多い。
ふと窓ごしの庭さきに目をやると赤く丸いものが見えた。なんだろうとよく見ると中玉トマトが熟れて赤く色づいていた。さっそく外に出て収穫。
きせつの感覚が…
12月に色づくとはとおどろき。11月中旬が色づきの限界と思っていた。そののちはながく畑に置いても青いまま。
ところが、ことしは12月になって赤いトマトがみられる。あじももうしぶんない。周囲のイチョウがようやく黄色く黄葉してきたぐらいなので、この12月の暖冬はまちがいなさそう。どの植物も2週間ほど遅れているように感じる。
なんかおかしい
昨年の冬はこの地域ではほんの数回ほど雪かみぞれが舞う程度。極端に雪がすくなかった。ことしもそうかなと思わせる状況。以前は冬休み中はよく雪がちらついていたのに。
先ほどたまねぎ苗を畑Bに植えつけた。苗づくりや植えつけ時期をこうした暖冬を意識しつつ10年前よりも2週間ほど遅らせている。どうなることか。
暖冬の傾向と、その頻度が増している感じがする。その一方でいったんさむくなると極端に低温に。その影響のためか、みかんの木がのきなみおかしなことになりつつある。
急に立ち枯れしてしまう。とくに実がふくらんでいく段階でとたんに根の力がなくなり干からびるように枯れる。うちだけでなくおとなりもそう。そしてみかんを長年つくってきた方のはたけでも葉色がおかしい。
おわりに
どうも温暖化の傾向はまちがいなく、ちょうどわたしがはたけしごとをしている時期にその傾向が顕著になりつつあると感じる。はたけに日々出ているから気づきやすいのかもしれないが、ほかの地域ではどうだろうか。
11月いっぱいはトマトが赤くなるからといっても、秋作の露地でトマトをつくるのはリスクが高すぎる。たしかに苗をつくるのはそんなにむずかしくはない。挿し木でトマトはふやせる。
生育の前半の台風シーズンと秋の長雨をやり過ごせたとしても、生育の後半で霜にあたると葉はだいなしになりかねない。やっぱり従来どおりの早春から初夏にかけてがつくりやすいのはまちがいない。
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