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”ドラ1で指名すべき選手”とはなんなのか?高校生投手と社会人野手、戦力になるのはどちらか?

どうもお久しぶりです、ジンです。

野球ファンの中ではよく「小深田って良い選手だけど、ドラ1で指名すべき選手じゃないよな」という意見を耳にします。では一体”ドラフト1位で指名すべき選手”とはどういう選手なのか?というのを過去の実例から検証して行きたいと思います。

圧倒的に成功率の低い高校生投手の2球団競合以下

まずよく聞かれるのが「高校生投手をドラ1をブレずに指名すべきだった」という声です。確かに今年は佐々木朗希、奥川恭伸以外にも高校生投手で野球ファンから評価の高い選手が多かったわけですので。

では、今まで2球団競合以下のドラ1高校生投手はどういう面子なのか?というのを御覧ください。

ドラ1

厳しい見方をすれば、この中で”ドラ1らしい”といった活躍を見せたのは、前田健太くらいなのではないでしょうか。最近指名された選手はまだ伸びしろがあるかもしれませんが、高校野球の人気によるエース投手のファン評価と、プロ側の指名するメリットが比例していないことがわかります。

では、佐々木朗希、奥川恭伸の様に三球団以上の指名をされた高校生投手はどうなのか?というのを御覧ください。

競合

過去の実例から言えば、奥川と佐々木は本当に日本代表級になる評価をプロ側に受けていることがわかりますし、楽天の石井GMは佐々木にその評価をしたということでしょう。

成功率の高い社会人ナンバーワン内野手

では、”社会人内野手”は成功しにくいのか?という疑問です。よく聞かれる意見としては、「高校生や大学生の時点でプロを逃しているのだから、当然成功率は低い」という意見です。特に社会人を上位指名した球団はドラフト指名時の評価が低くなる傾向にあり、高校生を上位指名すれば高くなる傾向にあります。

では、小深田のような社会人ナンバーワン内野手は今までどうなのか?といったところで振り返っていきたいと思います。

社会人

何をもってナンバーワンなのか?というのは、指名順位等で評価しました。身長が低く、スケールはそこまで大きくないと判断されがちな選手が多いですが、非常に即戦力性が高く、レギュラーとして使われている選手が多いです。特に、田中広輔と源田壮亮は連覇の原動力と言っても過言ではないです。

有名高校生投手を指名すれば”ドラ1の格”となってしまう

上の画像でもある通り、安達以外ドラフト1位ではないですが、社会人内野手は実用性の高い選手ばかりです。

やはり日本の野球ファンにおける甲子園の与える価値観というのは非常に強いです。エースが強ければ甲子園は勝ち進みやすいので、高校生エースというのは過大評価される傾向にありますし、プロ野球でも”野球は先発”という人は多いです。ですが実際には安達了一、源田壮亮のキャリアハイレベルになってしまえば年間143試合で戦った場合の叩き出すWARなどの貢献値は大体のエースよりも上になります

確かに高校生の150キロ超えを指名すれば、”ドラ1の格”という風に見られるのかもしれませんが、実用性を考えれば、確率は低いと言えるでしょう。

今年のドラフトがどうなるかは分かりませんが、「ドラ1で取るべき選手」とは一体何なのか?というのをもう一度野球ファンで考えるべきでは無いでしょうか。

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