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今江監督の野手起用の問題点/このままでは楽天が本当に危険な理由

こんばんは、ジンです。

追記
noteの今回の記事、反響ありがとうございます。
この度、noteからブログに移行しようかと思いつき、
ブログ「楽マガ | 楽天イーグルス考察ブログ」を開設しましたので、
良かったらご購読の方お願いします。

楽マガ | 楽天イーグルス考察ブログ

ジン

noteの方は久しぶりの投稿です。
今回は楽天イーグルスの野手運用が数年後に向けて
「非常に危機的」だと感じておりますので、
動画にも出しましたが、少しでもどこかに届くように
そのことをnoteにも書いていこうかなと思います。

今江監督の求めてられている最も重大な任務は「世代交代」だが・・・

今江監督は取材でも頻繁にファンから「若い選手の台頭」を望まれているのを地元番組で直撃されています。

その度に今江監督は「若い選手の失敗体験を積ませたくない」と答えています。
確かに、過去にも池山コーチが自著にて「若手の時にいきなり試合に出させられて、自信を喪失したのであまりそういう起用はしたくない」という発言をしていたのは読んだことがありますし、そういう考えも球界には一定数ある考え方かもしれません。

しかし一方で名伯楽の権藤博さんは、下柳さんに対して「この投手は粗いかもしれないが、使っていかなかったらタダでさえ弱いダイエーというチームは今後伸びてこない」と田淵監督に進言し、下柳を起用していたそうです。

【感動】「お前だから出たんだよ」プロ野球“下柳剛の生みの親”権藤博さん初登場!! 暴れ馬をピッチャーに変えた神アドバイスとは!?

やはり、あの酷使を何よりも嫌う権藤さんが「我慢して(完成度が低くても)使っていかないと」と言っている以上、ある程度一軍経験を積まないと若手は伸びてこないものだと思います。

以上のことからも「安田悠馬」はもちろん、今二軍で伸びている「前田銀治」や「古謝樹」も多少の粗を飲んで一軍に起用する必要があると思います。

そいつ、本当に”期待の若手”か?

今江監督の最も疑問なところは「期待の若手」と称している選手がどちらかというと「戦力外寸前の中堅」なところです。

例えば代表的なのが平良選手ですが、大卒社会人25歳のシーズンで、全く結果が出ずダウンスイングに変更 二軍で打率.250前後、OPS.700未満は厳しすぎます。2年目の現在では二軍で打率.200未満であり、あれだけオープン戦で積極起用した意図が全くわからず、戦力外濃厚の選手に貴重なオープン戦の一軍の打席を与えただけと言っても過言ではないと個人的に思います。

また、石原選手、堀内選手の重用もかなり苦しいものがあります。
安田選手を「守備に課題がある」と言っておきながら、フレーミングもブロッキングもままならない堀内選手、石原選手を起用するのは捕手に対して正当な評価ができていると言い難いです。石原選手は多少結果は出ているものの外角の対応に難があり、やはり打率を落としてきており、一軍に置くにしても3番適用。安田選手を一塁捕手の併用、太田選手がたまに捕手というのが妥当な起用法ではないでしょうか。そもそも石原選手も堀内選手もアラサーであり、若手の抜擢でもなんでもないところが苦しいです。

さらに言えば、田中和基選手への「彼は20本打てる」の発言も意味不明でした。最近のプロ野球で20本塁打打っているのは浅村や牧、外野手なら吉田と言った選ばれた日本代表級のスラッガーだけなのですが、今江監督は最近のプロ野球のホームラン数も見てないことがここでわかり、そもそも数字というものに対して全く興味もなければ勉強もしていないわかります。僕の見立てではどんなに頑張っても8本塁打が限度だと思います。

また、田中和基選手、茂木選手をあたかも「次世代の若手」のような起用をオープン戦でしていましたが、正直この二人もアラサーで成績的には下降線の次期戦力外候補であり、今江監督の感覚がファン、そしてフロントと全くずれていることがわかります。

島内、岡島、鈴木大はリプレイスメントレベル(WAR0前後)である。大抵の若手を使ってもこの3選手より勝ちを生み出せる。

リプレイスメントレベルの説明 引用:fullcount

そしてこれが本記事で最も伝えたいことです。
島内、岡島、鈴木大の89世代トリオは現状、コンタクト率からくる「打率」によりwRC+が平均近くを出しているものの、守備走塁で大幅なマイナスを出している「リプレイスメントレベル」の選手で、どんな選手を出してもプロ野球選手なら大抵プラスを生み出せる状態のレベルまで衰えています。

仮に中島や前田が.200 OPS.600みたいな打撃成績でも守備走塁だけで岡島島内よりお釣りが来ちゃうレベルです。鈴木大地も同じで、黒川や入江が打撃で相当ひどい数字出しても鈴木大地よりプラスを出せちゃうレベルです。

安樂が消えても全く楽天に影響がなかったように、「ベテランが衰えたら」のレベルでなく、去年から今年にかけて「もう衰え切って、枯れ果ててている」のがこの3人の評価と言っていいと思います。

阿部は現状、打撃、守備ともに評価が高い選手ですので、使うのは阿部だけにしてもう「若手を試さないとまずい」状態に来ているのがこの3人の状態です。

年齢に対しての成績を考えて若手に正当な評価を

楽天イーグルスという球団は「年齢に対する成績(二軍含む)」というMLBにおける基本的な評価システムが構築されておらず、年齢関係なく結果を出しているものが優先して使われています。

プロ野球の運営は「年齢が加算されるほど、成績に対してマイナス評価をし、若ければ若いほど成績に対してプラス評価をしなければならない」という運用がMLBではどこも一般的です。

安田悠馬、そして前田銀治、入江大樹あたりは「年齢を考えて、成績に対しての評価をプラスα」しなければならない存在であり、数年前に出場機会をベテランの過剰評価により与えられなかった黒川、武藤は伸び悩んでいます。

当時使われていた西川遥輝や、現在の鈴木大地、岡島豪郎、なぜか4番を打っている島内宏明あたりは「年齢に対しての成績が臨界点を大きく超えている、楽天イーグルスの中でも飛び抜けて評価の低い野手」であり、一軍の代打や、二軍のベンチが妥当と言える選手だと僕は考えます。(おそらく、大抵のMLB球団ならそうするでしょう)

これらの選手や運用に対して真っ当な評価をできるフロントや、監督他首脳陣が全くいないのが楽天イーグルスの現状であり、数年後の楽天イーグルスにただただ危機感を覚えるばかりであります。

楽天イーグルスの首脳陣にスピリチュアルでなく数字のメスが入ることを祈り、今回のnoteを終わりにさせていただきたいと思います。

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