挿画のsachia

「針のひとさし」によって諦めや暗闇から現実を切り開いていきます。意識と自然が味方です。…

挿画のsachia

「針のひとさし」によって諦めや暗闇から現実を切り開いていきます。意識と自然が味方です。箱庭のように畑をやっていました。 小説雑誌に挿画を描いている画家です。

記事一覧

印象派における象徴の扱われ方

印象派は不安定である ・生きている絵とは「対照」である 光と影との 生きているものと死んでいるものとの 揺らぎを感じさせる 周波数を感じさせる 絵を見て、現実を見…

ゴッホ

ゴッホが売れない画家であった理由は何だろうか。 まだ世間が、ゴッホに追いついていなかった、と言ってみることはできて、でも、それが何なのかは、言えない。 変な癖の…

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挿画のsachia
2週間前
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毛細血管なのか?

母が若い頃から、冷えとのぼせを繰り返す体質です。 毛細血管が弱いみたいです。 雑学落書きノートがあるのですが、血管を強くするのはタンパク質、毛細血管には、発酵法…

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挿画のsachia
3週間前
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イラストレーターになるまでの話

イラストレーションの学校で教わったことのうち、たくさんの人にイラストを見てもらうこと、というのは、大事なことですが、見てもらう際に抜けていたことについて、書こう…

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挿画のsachia
1か月前
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エミル・ベルナール『ゴッホの手紙』切片

岩波文庫「ゴッホの手紙」を読んでいて気になった箇所があります。 著者エミル・ベルナールは友人で、ゴッホとの書簡において、詩もやりとりし、批評し合っていたことが伺…

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挿画のsachia
1か月前
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雑記

お知り合いの占い師の足代由紀先生に、誕生日にアマゾナイトのペンダントをいただきました。 アマゾナイトって、女戦士のことですね。 自身の詩に、いろいろな象徴の「見…

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挿画のsachia
2か月前
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ヴァン・ゴッホについてのメモ

近代絵画についての分析が少しでもできればと思います。 線について ミレーの木版画「羊飼いの女」 たった一本の線でなんと多くのことができるものかと、ゴッホは讃嘆して…

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挿画のsachia
3か月前
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ヴァン・ゴッホについてのメモ

近代絵画とは19世紀に始まる絵画史の重要なジャンルであり、現代の芸術は近代絵画を基礎として発展した。 その代表的な作家ゴッホについて、断片的に書きます。 画題につ…

挿画のsachia
3か月前
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foofooちゃんのハーモニカがすでにあって

天王寺アメニティプラザ1FのTin's Hallでアメリカンステーキフェアの演奏をステージに齧り付きで聴いていた。 毎月日曜日のDeep浪華Sonicで、演者の方を、受付とポートレ…

挿画のsachia
4か月前
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変化する心やその他に対して

禁煙の誓いを立ててから、未だに挫折を続けています。 やり方を何とか工夫しようとして、成功体験を再現しようとしているのですが、上手くいかない。 「奪っている」という…

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挿画のsachia
7か月前
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ぼんやり

以前このnoteに書きましたが、過去の就職先で出会った「新聞社における差別的表現」との向き合い方について、書いたことの微調整をしたいと思います。 自力で、リサーチし…

挿画のsachia
7か月前
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内と外と戦争

国家間の戦争は、「序列を生み出すために大国が小国を食う」あるいは、「序列を生み出すために小国が大国を齧る」仕組みだと思われます。 平和を実現するために、まず身近…

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挿画のsachia
8か月前
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Deep 浪華 Sonic イベント出店のお知らせ

天王寺のライブハウスTin's Hallにて、いいことあるポートレートを出店させていただいています。 前回8月6日(日)のイベントの様子 フルにお客さんが入って、大盛り上…

挿画のsachia
9か月前
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物質に集中する

こんにちは。挿絵のSachiaです。 あなたと私は繋がっている。 私は未熟なので、そうありたいと思います。 しかし、いつもそうであるわけではありません。 水餃子の観想を…

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挿画のsachia
10か月前
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消すこと

東京電力福島第一原発事故についての調査『国会事故調報告書』から、断片的なことではあるかも知れませんが、書いてみます。 事故の原因である、規制当局(原子力安全委員…

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読書のごっそり

2022年の夏頃から、美術史、文芸評論などの書籍を読んでいて、気づいた自分の変化を書こうと思います。 文字による知識は、吸収する対象として、追って行くのですが、4〜5…

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印象派における象徴の扱われ方

印象派は不安定である

・生きている絵とは「対照」である
光と影との
生きているものと死んでいるものとの

揺らぎを感じさせる
周波数を感じさせる

絵を見て、現実を見て、変わって見えるのはどうしてか。
・目の解像度の変化
・脳の変化

絵の一要素(効果)
・印象派の絵から人々が受けている感動は、絵の波動と自己の波動の「相乗効果」である(出典)
←モネの光のチラチラは揺らぎである
←魂の揺らぎは効

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ゴッホ

ゴッホが売れない画家であった理由は何だろうか。

まだ世間が、ゴッホに追いついていなかった、と言ってみることはできて、でも、それが何なのかは、言えない。

変な癖のある、新機軸に見えていたかもしれない。

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毛細血管なのか?

毛細血管なのか?

母が若い頃から、冷えとのぼせを繰り返す体質です。
毛細血管が弱いみたいです。

雑学落書きノートがあるのですが、血管を強くするのはタンパク質、毛細血管には、発酵法によるシトルリンが効くとあります。

発酵法?なんのことかわからないですが、とりあえずシトルリンは瓜科、身近なところではメロンとすいかに含まれるとあるので、今日はメロンとスイカの昼食です。

シトルリンはアミノ酸の一種らしいです。
アミノ

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イラストレーターになるまでの話

イラストレーターになるまでの話

イラストレーションの学校で教わったことのうち、たくさんの人にイラストを見てもらうこと、というのは、大事なことですが、見てもらう際に抜けていたことについて、書こうと思います。

友人にデザイナーで画家志望だった方がいるのですが、イラストレーターのプロモーションをしているギャラリーのオーナーさんに指導してもらった経験から、ここにいくといいよ、とアドバイスいただき、行って全く実りがなかったことがあります

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エミル・ベルナール『ゴッホの手紙』切片

エミル・ベルナール『ゴッホの手紙』切片

岩波文庫「ゴッホの手紙」を読んでいて気になった箇所があります。
著者エミル・ベルナールは友人で、ゴッホとの書簡において、詩もやりとりし、批評し合っていたことが伺われます。

「形式的な反逆者とほんとの自由主義者との間には雲泥の差がある。彼等のあいだのこの距離感が、落ち着かない気質を前者に感じさせ、そして本質的には時代の空気の中を浮遊するだけの理論で付け焼き刃の性格を無性にこしらえあげようとする」(

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雑記

雑記

お知り合いの占い師の足代由紀先生に、誕生日にアマゾナイトのペンダントをいただきました。
アマゾナイトって、女戦士のことですね。

自身の詩に、いろいろな象徴の「見える化」行ったボードレールという詩人がいます。この人に心酔していた霊能者にスウェーデンボルグという人もいます。鉱物の研究者だったそうです。

お父さんが宗教者で、自分は研究者だったから、葛藤がすごくあったらしく、悪魔とかにも詳しかったよう

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ヴァン・ゴッホについてのメモ

ヴァン・ゴッホについてのメモ

近代絵画についての分析が少しでもできればと思います。

線について
ミレーの木版画「羊飼いの女」
たった一本の線でなんと多くのことができるものかと、ゴッホは讃嘆している。
ミレーの作品の線には、素直さと暖かさ、対象を浮かび上がらせるムーブメントが感じられる。
ゴッホの作品であるクラシナ・マリア・ホールニクをモデルにした「悲しみ」にあらわれた、緊張した、固い線とミレーの線とは、正反対のようにも思える

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ヴァン・ゴッホについてのメモ

ヴァン・ゴッホについてのメモ

近代絵画とは19世紀に始まる絵画史の重要なジャンルであり、現代の芸術は近代絵画を基礎として発展した。

その代表的な作家ゴッホについて、断片的に書きます。

画題について
・宗教的類型にもとづいて対象を理解し、画題とすることがみられた。画題のリアリティは、対象に置くのではなく、対象の解釈に置かれた。解釈の手立てとなるのはバイブルである。象徴としての、多くのモチーフが、画面に現れたが、ゴッホにとり絵

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foofooちゃんのハーモニカがすでにあって

foofooちゃんのハーモニカがすでにあって

天王寺アメニティプラザ1FのTin's Hallでアメリカンステーキフェアの演奏をステージに齧り付きで聴いていた。

毎月日曜日のDeep浪華Sonicで、演者の方を、受付とポートレート描きの合間にスケッチしていたそのある回のことだった。

ステージ背景に私の描かせてもらったピンクのベコニアがあり、その前で演奏してくれたのだ。

高くて明るい、ハーモニカが終わった。

私はトイレに駆け込んで15分

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変化する心やその他に対して

変化する心やその他に対して

禁煙の誓いを立ててから、未だに挫折を続けています。
やり方を何とか工夫しようとして、成功体験を再現しようとしているのですが、上手くいかない。
「奪っている」という自覚。
「やめられる一回を与えられている」という自覚。
これを知っていればやめられるはず、と短絡していたのですが、そう上手くはいかないです。

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ぼんやり

ぼんやり

以前このnoteに書きましたが、過去の就職先で出会った「新聞社における差別的表現」との向き合い方について、書いたことの微調整をしたいと思います。

自力で、リサーチして、根源である「倫理規定」の不在を突き止めたとして、その先に進めるかどうかについて、考えました。

先に進むとは、その新聞社に倫理規定を作り出すことかもしれませんし、社長の「この世は金だ」というルールを変えることかもしれません。

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内と外と戦争

内と外と戦争

国家間の戦争は、「序列を生み出すために大国が小国を食う」あるいは、「序列を生み出すために小国が大国を齧る」仕組みだと思われます。
平和を実現するために、まず身近な所に平和を作ることを提唱する、考え方の型があります。

ダライ・ラマ14世が「世界平和のためには、人に関心を持つこと」だと言っていますし、家庭生活や、夫婦円満を国の安定の基礎におく考え方の型があります。

一方で、序列は、集団があるところ

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Deep 浪華 Sonic イベント出店のお知らせ

Deep 浪華 Sonic イベント出店のお知らせ

天王寺のライブハウスTin's Hallにて、いいことあるポートレートを出店させていただいています。

前回8月6日(日)のイベントの様子

フルにお客さんが入って、大盛り上がりでした。
SHINGO西成さんのキレには、驚きました。
いつも感じるのは、演者さんの方たちの、お店への愛情です。

ステージで告知したら、DJJUNさんが、MCで、「いいことあるポートレート」の奥にあるムーさんのポートレー

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物質に集中する

物質に集中する

こんにちは。挿絵のSachiaです。

あなたと私は繋がっている。
私は未熟なので、そうありたいと思います。
しかし、いつもそうであるわけではありません。

水餃子の観想をしてみました。

水餃子を茹でながら、皮は小麦粉であり、小麦は植物であり、茹でると柔らかくなるのは、小麦粉が水で捏ねてあるからである、と思って見ていました。

次に、手に蚊がとまりました。手の上に止まった蚊の動きを、複雑な、優秀

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消すこと

消すこと

東京電力福島第一原発事故についての調査『国会事故調報告書』から、断片的なことではあるかも知れませんが、書いてみます。

事故の原因である、規制当局(原子力安全委員会)と事業者(東京電力)との立ち位置の逆転した関係、規制する側が主導権を握っていなければならなかったのに、そうならなかった理由の分析がなされています。
東京電力が、電事連を通じて、歴代の規制当局に対してしたこと①市場原理が働いていないこと

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読書のごっそり

読書のごっそり

2022年の夏頃から、美術史、文芸評論などの書籍を読んでいて、気づいた自分の変化を書こうと思います。
文字による知識は、吸収する対象として、追って行くのですが、4〜5冊目位で、自分の頭の中が入れ替わる、というと変かもしれません。書いてみます。

知識を自分が所有している状態から、知識に自分が入れ物として、器として所有されて、自分は何処かに行ってしまっている状態、が作り出されることに気づきました。

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