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聞こえない音、聞こえる音

演奏会を拝聴した後、知り合いのヴィオラ奏者に「ヴィオラ聞こえた?」と時々聞かれたりします。ついつい「良く響いてましたよ」なんて答えてしまいますが、

聞こえるってどういうことでしょう?

音程は正義と音程作りに励む毎日。
もちろん、チューニングは完璧を期す!
と、完璧な5度って、2つの音が美しく一体になって響いている感じ。
だから、完璧に美しい5度を二人で弾いてたら、
相手の音は 聞こえてるけど意識しない。
もしかして「別の音に聞こえないほと美しい」のかも?
聞こえてるか聞こえてないかを超越してる。

和音の聞き取りとか超苦手です。
アプリで練習しようかとしたこともあるけど、不正解ばかりで諦め。

Vnは中声部としてVaは内声部?と暴言を吐くと
メロディーと基音(最低音)の間の特徴のない和音を出すことが多い?
だから聞こえないと思われても仕方がない?

という乱暴な理屈と似てることが
アマチュアのレートスターターのアンサンブルに存在する気がします。

  •  Vlaの音どころか、対向配置だと1stと2ndの互いの音が聞こえない!

  •  間にVcが座るとVnが聞こえない(Vaは聞こえてんのか?)

対向配置がやりづらいのは慣れてないから?屁理屈だなぁ
むしろ対向配置は2ndから1stの動きが見やすく気配を感じやすい!
(かぶりつきで楽譜見ててはダメ)
だから合わせやすい(アインザッツ)
遠いから合わせ辛いなんて、フルオけの管とか打楽器とか見てみ!隣同士の弦なのに合わせられないのは練習が足りないんぢゃないの!
結局愚痴を吠えちゃってますね(^ ^;q

各々に性格や人格があるのでしょうが、
恥じることなく他のメンバーに
「あなたの音が聞こえない。場所がよくない、音が小さい…」
なんて言う人がいて、反論したいけど言えない
「聴こうとしてない、聴く能力がないから、聴こえないんでは?」
なんて言っちゃったら荒れるだろうなぁ〜楽団クビになりかねない。

自分の能力の低さを他人のせいにしてはいけないと思う。

なんでもそう。興味を持てば見えてくる。関心があることは聴こえてくる。
(興味がなければ視野に入らず。関心がないことは聞き漏らす)
聴こえないから大きな音って、聴こえても悪目立ちになったらダメ。
それに、耳元で鳴るVnやVa は自分の音ばかり聞こえる傾向にあるので、本気で他の人の/周囲の音を聞く練習、努力を怠ってはダメだと思いませんか?
(年取って耳が遠くなっても好きな音楽は聞こえてきていてほしい)

Vaの席から、頭越しにVn同士が聞こえるとか聞こえないとか言い合ってるの見て、
録音を聞いてみると聞こえないとか言ってる方が音が小さくてバランス悪かったり。
挙句に「対向配置だから心にも距離がでてしまって」なんて言い出す人がいたり(笑)そのままで隣に座ったら心の見えない壁とか隙間風とかになっちゃうと思うよ!

必要なことは「美しい響き」「時に求められる濁った音」
なにより音楽を愉しむこと

伝わる音色とハーモニーに向けて、空気を読む!

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ここまでお読みくださりありがとうございました。『何はともあれ音程さえ合っていれば上手に聞こえる』ということで、基本動作に気をつけて、精進

練習練習!!!

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