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金欠

金が無い。
なぜかというと、収入と家賃が見合っていない。
月の手取りが22万程度なのに住居費が月8万。

どうしてこんなことが起こっているかというと、「残業代」のせいである。
前職で私が毎月もらっていた給与(額面30万、手取り24万)は、おそらく見込み残業代のようなものが含まれていた。
「おそらく」と書いたのは、前職は就業規則等がゆるふわで、採用通知書にも毎月の給与明細にも就業規則にも「残業代」に関する記載が無かったからだ。単にサービス残業をさせられていた可能性もあるが。

しかも、私は前職で紹介予定派遣の契約を終えるまで「正社員」をした経験が無かった。フリーターの場合、残業代という概念は基本的に無いため、そもそも残業代に対する意識が低かったのだ。

一方で現職は残業した分が支給されるシステムである。
内定時に提示された月給は、毎月30時間分の残業代を含めて30万だった。「みんな毎月30時間残業してるんですか?」みたいなことは一応確認したものの、「だいたいみなさんそのくらい残業されますね」と答えられたから、上述のとおり残業・残業代への意識が低かった私は「忙しい会社なんだなぁ。みんなもらってるなら私ももらえるかな」と納得してしまった。
一刻も早く転職したかったし、志望度の高い企業だから、変にごねて内定を取り消されたくなかったのも大きい。

その結果が現状である。
毎月、自分的には結構残業しているつもりだが、それでも10時間程度にしかならない。残業代30時間分で約6万円だから、私の場合は提示された給与より4万円ほど月給が低くなっているわけだ。
「仕事が早い」という自分の売りに完全に裏切られるかたちになった。

もう一つ計算が甘かったのは、「6月にボーナスが入るから、それを冬まで生活費に充てれば良い」と考えていたことだ。これは単純に己の物欲と無計画っぷりを低く見積もりすぎていた。
さすがにずっとこの調子でいるわけにはいかないから、今冬以降のボーナスの用途割り振りは考えるが。

金の無さにさすがに耐えかねて、先日上司に直談判をした。
残業をあまりしないせいで提示されたよりもかなり月給が下がっている。かと言って、業務量を大きく増やすことは自分の体力的にしたくない、と。
すると上司は「セミナーとかイベントとか行ったり、勉強したりの時間を就業時間に入れちゃったら?」と提案してきた。
確かに、それなら家でウェビナーを聞くのでも1時間分くらいは残業代を稼げる。LT登壇なんかしたら準備も含めて更に稼げる。せっかく勉強時間に充てられるんだから、毎日2時間くらいWEB制作やデザインの勉強をするのも良さそうだ。

生活残業ではあるのだが、上司の許可があるし内容も指定されている。
というわけで、堂々と定時後の時間を勉強に充てることにした。
昨日からJavaScriptの勉強を一から始めたところだ。普通にLPとか作るにしても技術力が足りなさすぎるからだ。本当は最近流行っているTypeScriptかVueを習得したいが、どちらもJavaScriptの習得が前提と言われているし。
デザインスキルも足りてない自覚があるので、ガッツリ勉強したさがある……が、こっちはどう勉強したら良いのかイマイチわかっていない……。

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