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共同親権の必要性の話1

共同親権に反対する人も一定数いるという話も聞いていますし、その人達の言い分も見聞きしますが、少なくとも共同親権の導入は倫理社会の問題として必要性がある、と考える面も必要、と思ってます。


80年代の…

軽佻浮薄な文化って言うのは聞いたことあると思いますしケーハク男とか言ってさんま師匠がネタをやってそれを真似ると言うか現実にやっちゃうバカな男やそれを受け入れて遊ぶ軽い女ってのがマスコミというかテレビでもてはやされた時期ですね。
アメリカでも似た様なもんらしく、カジュアルセックスなんていう皮肉のある映画が作られたくらい。

そんな時代において急遽注目されたってものに水子供養なんてあります。
避妊しないでの性行為で出来た子を堕ろすなんて言うのもカジュアルにやる人が増えた(という建前)という事で寺関係から始まっているのだそうで?

これにオカルトと言うか、霊感商法的に乗った自称霊能者などが水子がどうの先祖霊がどうのと言うことを言い出すのもあって割とすぐ定着したと言えますが、実際にはテレビ局の金儲けが絡んでると言っても過言じゃあないのですよね。
結婚前の結婚前提の同棲なんて言うのが割と一般化したのもこの時期じゃあないでしょうか?
それ以前は結婚式を挙げる資金が貯まるまで未入籍で!という清貧カップルの象徴みたいな感じでしたからね。

結婚もカジュアル化

成田離婚なんていう言葉が出てくると、その場の勢いで結婚して、新婚旅行で粗が目立って冷めて離婚、同棲は必要みたいになりますがどういうわけだかわかりませんが、避妊やセーフセックスなんかは広めません。
私が覚えてる限りでは、街のコンドーム自販機が減っていく中で、安易に子供を作る夫婦が増えて生活や教育が乱れる!なんて言う記事がおっさん雑誌に出たくらいです(読んだのかw)。

当然離婚する時に子供が邪魔なんて言う夫婦もいて、施設に行く子もいたりしましたが、家裁などで離婚調停になると「子供には母親が必要」という空気が強く親権と養育権が母親に行くなんていうのも多くなってるわけですね。

これは別に女性特権じゃあ無いんですね。
昭和の離婚で、家の為に子供を残すことになる母親っていうのが多かったという話から子供と母親の権利を守る、という流れがあるとも言われています。
この時、親権と養育権を母親にと言うことで、法的に守ったと言う流れがあるにですが…。

モラルクラッシュ

モラル(倫理観)の破壊が進むには理由があって、先のケーハク文化もそうですが、それまでと違う、古い物は全部悪い!みたいにした事や、DINKSなんかも形だけ流行らせる、日本は金があるんだから金持ちは金を出せと言ったりで責任感を壊す様な言説や流行りを作られた面もあります。
コインロッカーベイビーなんてのが問題になってから時を経て、子供が自由な大人のお荷物!みたいにいい言うことを聞かない子供を暴力を持って対応する所謂DQN親、支配下において虐待する毒親などなどが増えていくのも、言ってしまえばメディアの売れればそれで良いって言う姿勢による大衆への悪影響と言えるのですね。

これに子供の自由と権利を履き違えた放任教育や叱らない子育てを勘違いした躾ない子育てなど。
また引き篭もりや障害児、障害者への変な美化などは勘違いして暴走していく親や育成者を作ったと言っても良いと思います。

女性のみの権利の勘違い

女性に親権が行くのが有利と言うのはあっても育成できなければ意味はなく育成実績なんていうのも見られる様にはなっていますが、現実には単独で育てるのは厳しい面が強いです。
バブルが崩壊して、経済成長もやめて久しい我が国では、女性がシングルマザーとして育てるには環境的にも経済的にも苦しいのはあるんですね。

子育てはしてきた!と言っても父親の収入や義父母の手助けがあったなら認められないと言う面もあるのです。
とは言っても弁護士は依頼されたら依頼者の味方。
あらゆる方法を持って、依頼を成功させようとする中で育成実績などを理由にする為にまた、子と母親は必須の関係という空気があった事を利用した実子連れ去りなどをするのですね。

ところが、子供の権利条約(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html)が1980年に国連で採択され国を超えた子供の連れ去りを禁ずる様になると、しばらくは良かったのですが90年代終わりが近づくと国際結婚をした〝意識高い系女性〟による、離婚時の日本人女性による実子誘拐と、日本の制度、民法上の問題や家族の意味を壊す様な言説に批判が出ます。
BBCやCNNなどでもあったので見た人はいると思います。
それへの対応を求められても中々動かず、2010年ごろには、フランス人男性やアメリカ人男性などが来日して日本政府に抗議したりしたのはあったりしました。
ただ日本は親権が女性のものの様な空気と思い込みがあって、女性の権利が!と騒ぐ一部の方々も居たりして国際的な批判になりかけたとかなんとか。

その後、2014年に締結して共同親権と言うものを入れる事によって、子どもの権利や一方的に奪われる片方の親が出ない様にする必要が徹底されるという流れなのですね。

その結果

国際結婚であれ国内結婚であれ、実子の誘拐を唆すことが違法、不適切と言う形ができつつあります。
単独親権であるならば通用した一方的な児童掠取は法的な闘争には不利なものとなっていきますが、外国から連れてきた場合は国際児童誘拐になってしまいますし、国際指名手配だってありえます。
共同親権が現実になりつつあった途端に卓球の愛ちゃんの報道が消えたなんて言う声も耳にしましたが、愛ちゃんに対しての国際的な手配になるやならぬやから知らないなんて言う話もあるそうで?
ネットでは結果がわかります。
参考:https://news.yahoo.co.jp/articles/b0de294b98232ab1c17e931a17c467ad2012f306
離婚という悲劇は別れる夫婦には全く関係ないもので悲劇は子供達にのみ訪れると言う人もいますが、円満離婚で双方の親に会いに行けるならば問題はありませんが親権と養育権を争ってまたは泥沼の不倫劇で不倫をした女性に引き取られた場合は子の判断を阻害するなどの問題も(外圧含めて)指摘はされてきたそうです。

ただ空気で動く日本社会と言われてる様な状況で、女性の方が子育てに向いてると未だに思う調停員や法律家などもいる中で一方の親、特に男性を悪役にすれば良いという様な一部の人達によって起こる問題が国内から国外へと広がり、結果としてモラルが高い日本人ならと言う信頼が崩れてのハーグ条約締結と考えるとこれまでのメディアや教育の問題また、今ある男女感の問題など根本から見直さない限り、単独親権に戻るはありえないであろうなっと思うのです。


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