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共同親権の必要性の話3

あくまで倫理社会的に必要という側面から見て書いていくと、絶対避けられないのが虐待の話、育児放棄の話だったりします。
片方の親が親権と養育権を独占する状態になったら、もう片方の親が子のことを大事に思っていても助けられない、心配事や不安を払拭できない事からの問題などを考えないといけないと思います。

虐待死の問題

連れ子を実の母親が虐待して殺す、という事や放置して殺す、邪魔になって殺す、または新しい彼氏ができて邪魔になって殺すなどの問題が報道される度に、日本は女性が有利だからそうなる!なんて言う声も聞こえますし、その処分の甘さ(刑罰の軽さ)に女性特権なんて言う声も出たりします。

確かに男性に比べれば軽いという印象を持つ女性の声も目にしますし批判的に言う女性の声も目にしますが要は単独親権で、女性が暮らしづらい中で苦労してる弱者という酌量が動いてると言っても良いそうです。
ただそれは、男性にだって本来なら当てはまる事ですし、理由を探っていけば女性側に刑を軽くする理由がないなんて面も出てくるのはあります。

ならなんでその時に子供を保護する事ができないのか?などもありますし、父親側へなぜ預けるなどをしないのか?などの疑問もあります。
父親側が断るなんて言う話もあるので、ツイフェミ関係では男の身勝手なんて言う事が言われてしまいますが、不審者通報された時に警察に親子であることを証明する手間がかかりそう、元妻側の気分次第で自分が攫った事にされそうという不安もあったりする面も考えないといけなくなってます。

養育費を払ってるのに子供と会う権利を制限されてしまうとか、全く会えない、会わせてもらえないなどの問題もあり虐待死を見過ごす原因の一つとなってる現実も見ないといけないと思います。

特に、親権と養育権のどちらも得られない場合には権利がない、子供が会いたがらないなども理由付に抗う術はないとまで言う人も居るくらいですから、何かあってからでは遅いだけではなく、子供の逃げる先すらなくなってるという悲惨な事態にもなりかねません。

また男女問わず、会わせてもらえない子の事を漸く諦めて新しい家庭を築くと愛情以上になんで今更!という気持ちの方が強くなり、愛憎入り混じった対応をする場合も少なからず有り、意図せぬ虐待の発生を産んだりもします。
男性がそれをやるとネットフェミニズムやフェミ系知識人が男性の無責任だなんだと叩き、女性の場合は擁護なんて言うのも子供が逃げ場所を失う原因だし親も子も行き詰まると言うことでは虐待とも言えますね。

ネグレクトの問題

一般にネグレクトは、家庭における育児放棄の意味で広まっていますが、自分の子を育児する責任を放り出したら一応はネグレクトです。
ただ、現行法では親権も養育権もなくひたすら養育費を払う事に疲れた一方の親(男女関わらず)が養育費支払いを辞めたりした場合はどうなるのか?という問題も出てきます。
自分の子の育児責任を放棄しているのだからネグレクトと言われても仕方ないかもしれませんが、会えない子、繋がりが感じられない子の事で疲れてしまう人は心も弱ってるので責めやすいなんて言う側面から男女問わず責められて心折れてしまうこともあります。

元々最初から養育費を払わない様な輩がネグレクトであるという事を認識していく必要はあるでしょう。
また、シングルマザー/ファザーであっても出会いが無いわけではありません。
新しい相手を選ぶことは残りの人生で大事ですが、そのために子供を放置、心理的に遺棄するなどの問題もあるのですね。
子供が必要なくなったらもう一方の親にスムーズに引き渡せよ!なんて思う人も多いともいますが養育費や子ども手当という不労所得は手放したく無いという欲から育児放棄や放置子の問題を作りながらも子どもを苦しめながら手元に置いておくのですね。

さらに子供に障害があれば、手当や補助、状況により生活保護による補助なども出るために生かさず殺さず手をかけずなんて例もあったりはする様です。

育児放棄の現場を見ても、親権の移動が難しかったりいわゆる人権派弁護士などが動いた場合には親の意見を重視させる様に働きかけて民生委員や児童福祉関係部署への圧力や児相への圧力(法的に訴えるもあるとか)、でネグレクトする親の元へ返されたりします。
片親であれば、場合によってはその後の手駒になってセミナーに呼ばれたりあくまで噂ですが、政党へとつなげて機関紙や党員として党費を払う様にしていくなんて言う話もありました。

この問題は単独親権を維持させたい人達が利権を維持するためなんて言う声も出る程度には広まってると思って良いでしょうが親権を盾に子供を道具にするネグレクトという問題を抱えていると言って良いのかもしれません。

子殺しを防ぐ

虐待もネグレクトも同じカテゴリーと思われがちですが相応に違いはあります。
それらとは別に子殺しの問題は、突発的に起こる場合もあり非常に予測や確認がしづらいなんて言う部分もあるのですね。

育児ノイローゼや、仕事からのメンタルトラブル、また金銭的な問題を含めて、いつどこで我が子を殺す事態が発生するかは本当に分かりません。
虐待のところで言った様に邪魔になった事で子供を殺すとか継親による殺人などと違って、心の問題ですから、大人も子供もフォローできる社会がないとダメとも言えるのが現実です。

昔の様に公園のじいちゃんばあちゃんが見ててくれる訳ではない(通報されかねない)状況では、法的に決める事や新しいルールの制定が必要という意識が強くなってきてもおかしくはないのですね。
それらを無視して単独親権絶対とは言い切れないと言う事実からは目を背けちゃあいけないと思います。

あと一回くらいは書いておこう。

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