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仁藤夢乃の「キモイ」は女性を守るセンサーはどんなセンサー!?

北原みのりの超絶擁護論

ぱっぷす元副代表の北原みのりさんの謎理論「仁藤夢乃さんのキモイは女性を守るセンサー」がSNSを席巻しています。

https://togetter.com/li/2043042

差別、反知性主義、ネトウヨ、排外主義などなど。
左派が論争、あるいはレスバトルなどで多用する一連のワードはまだ「知的めいた私たち陣営」という根拠のない自信とプライドが残されています。

ところが「キモイ」って子供のケンカ。少なくとも公に発信する立場の人が使う言葉ではありません。

論壇の世界は「気持ち悪い」という批評は確かに存在して、例えば国歌斉唱する姿を「全体主義のようで気持ち悪い」という用例があります。

あるいは2007年06月19日、かの東京新聞による第一次安倍政権時代の論説記事。当時、2ちゃんねるでもスレがたちまとめサイト入りした記憶があります。ここでは「気持ち悪い」→「気色悪い」になっています。

追い風なら勢いに任せてまくしたてるのもいいが、逆風ではひたすら腰を低くするのが肝要なんだと、経験則を語る政治家がかつていた。失地回復へ力む安倍首相の言動を見ていてそう思う。(中略)不評が耳に入ったか、国会答弁では「私の責任は極めて重い」と認めた。そう、ここは低姿勢で。それから、テレビカメラをじっと見てしゃべる、あれ。気色悪いから、やめた方がいい。(谷政幸)

気持ち悪い、気色悪い、キモイ、いずれも左派が好むワードの「主観」でしかなく、立場が変わればそちら陣営も気持ち悪いということになります。しかし大学教授、ジャーナリスト、新聞記者といった「知的階層」を自負する人々ですら気持ち悪い、気色悪いを使用してきました。

そしてColabo騒動渦中で登場した「キモイセンサー」ですよ。

朝日新聞グループの『週刊朝日』という媒体に「キモイは女性を守るセンサー」という謎理論が出たことは左派メディアの現状を物語っている気がして。

かつては主義主張が異なる相手に使われた「気持ち悪い」が「キモイ」に進化。週刊朝日でなくても岩波書店『世界』でもごく普通に「キモイ」という言葉が使用されたと予想します。

SNSで勇ましく自説をまくしたて反論されればブロック、あるいはコメント欄を閉ざす、そしてただ連呼される「キモイ」。

キモイは女性を守るセンターは実態として違います。むしろフェミニストが対話できない、まともに反論できない、向き合えない、という意思を我々に伝える感知器なのです。まあなんと申しますか、単純に言えば「捨て台詞」ということに相成ります。





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