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  • 2023.12. 北陸道草遊覧

    2023年12月の北陸旅行記録

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アレアレ金沢 ~もしくは銀輪は唄う(北陸道草遊覧 3)

↑ 前章はこちら 前日の嵐は夜のうちに過ぎ去り、12月8日の金沢は朝から晴天に恵まれた。 日本海に面した都市の冬景色とは信じがたい青空だ。今日は丸一日、観光に充てている。 旅に出る前はレンタカーで奥能登を目指してイカキング見物、はたまた日帰りバスツアーで輪島もしくは五箇山などを計画してたが、どれも天候不順を念頭に置いていた。雨降りでも楽しめそうな観光という視点からの発想だった。 幸運なことに街にはまだ積雪もない。冬というより、名残の晩秋だ。こんな好天の観光には自転車が相応

    • アタマのあまり良くないほうの旅 (北陸道草遊覧 2)

      ↑ 前章はこちら 12月7日。ほぼ始発の地元列車で名古屋駅に向かう。私鉄から新幹線に乗り換えて米原駅へ。 東海道本線・北陸本線の金沢行き特急しらさぎは、名古屋駅発便と米原駅発便が存在し、名古屋始発しらさぎ1号よりも米原始発しらさぎ51号の方が早いスケジュールで設定されている。 金沢から先の乗り継ぎダイヤを比べた場合、しらさぎ51号の方が都合良い。そんな理由で新幹線と在来線特急を織り交ぜながら、金沢へと向かう。 お察しの通り、前章で長々と述べた「買い方ひと工夫」「首都圏一泊

      • ーと◯ (北陸道草遊覧 1)

        東京まで行く用事ができた。 日帰り往復で済ますのはもったいない。泊りがけで旅したい。 しかし都心のホテルは、どこも高くなった。 横浜や大宮まで範囲を広げてもまだ高い。首都圏一円はどこも似たような値段である。 そんなときは寄り道だ。 名古屋-東京間を新幹線で往復するのではなく、「名古屋→塩尻→東京→名古屋」のようにどこか別の場所を経由して、一筆書きの長距離ルートにする。 JRのきっぷは乗車距離が伸びれば伸びるほど運賃が安くなる(遠距離逓減制) 乗車距離が101kmを超えた

      アレアレ金沢 ~もしくは銀輪は唄う(北陸道草遊覧 3)

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