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4/23 ニュースなスペイン語 Alto el fuego:停戦

内戦前夜のスーダンに向けて、在留日本人の退避(evacuación)のために、自衛隊機が3機、ジブチ(Yibuti)に向けて、出発した。

時ほぼ同じくして、実は、スペインからもスーダンに向けて、金曜日と土曜日の2回に分けて、計6機の軍用機(avión militar)がジブチに出発している。自国民約80名(60名という報道もあるみたい)の他、ヨーロッパや南米の人々(約20名)の退避作戦にも関わる模様。

日本の自衛隊がどのくらいの規模の救出作戦に参加するか分からないが、少なくとも、スペインは必要とあれば、陸路(por si es necesario evacuar por carretera)からの退避するための軍用車両(vehículos)や陸軍や特殊部隊の人員(personal del Ejército de Tierra y de operaciones especiales)も配備するらしいので、かなり、踏み込んだ形での救出・退避作戦に加わりそうだ。

スーダン国軍(Ejército)と同国の民兵組織(grupo paramilitar)「即応支援部隊(Fuerzas de Apoyo Rápido)は、ラマダーン(ramadán)が明けて、3日間の停戦(alto el fuego;tregua)を宣言(declaración)しているものの、事実上、破棄されている(está prácticamente rota)のが現状。

そんな中、即応支援部隊が空港の一時使用(la reapertura "parcial" de los aeropuertos)を許可した(da luz verde)ことで、今回の自国民避難(evacuación civil)が実現した。

停戦を表す語として、今回は「alto el fuego」をキーワードとして取り上げた。辞書には「¡Alto el fuego!(撃ち方止め!)」という命令としての用法も載っている。

ところで、先日、メキシコ人の友人と話しているとき、「alto al fuego」のように聞こえて、まぁ、聞き間違いかなと思っていたのだが、今回、小欄を書くにあたり、ちょっとググってみたら、中南米では「停戦」の意味で「alto al fuego」も使う、とあった。

外国人としてスペイン語を学んでいる身としては、「alto al fuego」の語順の方が、「alto el fuego」より、スッと入ってきやすい。

写真はジブチに向けて出発したスペインの軍用機エアバスA400M。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20230422/sudan-anuncia-proxima-evacuacion-extranjeros/2440489.shtml