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5/15 ニュースなスペイン語 La cifra más baja:最低の数値

カタルーニャ州議会選挙(elecciones catalanas)が終わり、同州の知事の座を誰が射止めるかも気になる話題だが、今回紹介するテーマも、他人事(他国事?)とは思えない。

少子高齢化(la alta esperanza de vida y la baja natalidad)――。

これは日本のみならず、スペインにも見られる状況。

ちょっと前になるが、2023年度の新生児の出生人数(nacimientos)が発表されていて、実は、同じ状況の国にいる者として、ずっと気になっていたところ。

2023年の新生児の数は、前年より6629人も減って、32万2075人となったようだ。

これは記録がある1941年以来最低の数値。

2014年には42万6076人だった新生児の数は減少の一途をたどり、現在に至るまで、24.1%も減ったという。

もっとも、前年度比で、マドリード州では2.7%、エストレマドゥーラ州では0.6%の増加があったというから、まぁ、朗報だが、他が軒並み減少しているとなれば、焼け石に水。

また、女性たちの出産年齢にも変化が見られる。

40歳以上の出産がここ10年で19.3%増加し、2013年では全体で6.8%だったが、今では全体の10.7%を占めるようになった(10年los nacimientos de madres de 40 o más años han crecido un 19,3% y ya representan el 10,7 % frente al 6,8% de 2013)。

その一方で、25歳以下の出産がここ10年で26%減少し、2013年では全体で9.6%だったが、今では全体の9.4%を占めるようになった(los nacimientos de las madres menores de 25 años han caído un 26% en la última década y suponen actualmente el 9,4% del total, frente al 9,6% en 2013)。

その一方で、65歳以上の90%が何らかの慢性疾患(enfermedad crónica)を患っているものの、死亡する人の数(número de defunciones)は2023年に43万5331人で、前年度比で5.8%減少した。

平均寿命は84歳(vivimos de medio de 84 años)で、EU圏内でトップらしい。

長寿は、まぁ、めでたいことだけど、若いパワーも欲しい。

さてさて、今年の出生数はどうなるか。

写真は新生児のイメージ。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20240221/espana-registro-322075-nacimientos-2023-cifra-natalidad-mas-baja-desde-1941/15979523.shtml