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JFC (Japanese Fipilino Children)日本人とフィリピン人か…

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JFC (Japanese Fipilino Children)日本人とフィリピン人から生まれた子どもの法的支援。法的に父子関係を認めてもらう認知請求 、養育費や日本国籍取得のサポートなど。https://www.jfcnet.org/

最近の記事

フィリピンスタディツアー2024 よくある質問とその回答

こんにちは! JFCネットワーク事務局です。 今回はフィリピンスタディツアー2024のよくある質問とその回答についてです。 スタディツアーの概要についてはこちらをご覧ください。 よくある質問とその回答1,親子でないと参加できませんか? →単身の方も参加大歓迎です! 2,高校生は参加できますか? →18歳以上の方は単身で参加できます。 18歳未満の方は親子での参加をお願いします。 3,どんな方が参加しますか? →大学生から社会人の方が参加します。 大学生、会社員、研究者

    • フィリピンスタディツアー2024開催します!

      JFCネットワークでは、フィリピンスタディツアー2024を開催します! 今回は、単身でも親子でも参加大歓迎です! ※親子参加の場合、お子さんは中学生以上 よくある質問とその回答はこちらをご覧ください。 概要【期間】 2024年8月1日(木)~8月6日(火)5泊6日 【場所】 マニラ、ダバオ 【旅行代金】 130,000円 (※マニラ現地集合です。国際線航空券代は含みません。) <旅行代金に含まれるもの> フィリピン国内交通費、宿泊費(2人部屋)、食事(朝3回、 昼3回、

      • インターン体験記(Yさん)

        これまでの人生を振り返ると、この団体と深く関係するフィリピンとの接点はほとんどなかった。そんな私だが、2024年春、JFCネットワークでのインターン活動を通して、日本に住むフィリピン人やJFC (Japanese-Filipino Children)、彼らに関係する問題、また彼らに対する支援について学ぶことができ、非常に良い経験になった。  以前から日本における多文化共生に興味を持っており、大学でそれに関する授業も履修していたが、その授業の講師とJFCネットワーク事務局長・伊

        • 日本とフィリピンを生きるストーリー「ケン編」ドキュメンタリー上映会を開催しました

          自己紹介 初めまして、私はJFCネットワークでインターン生として活動しています。私は昨年から翻訳業務を行っていて、様々なイベントにも参加しています。今回JFCネットワークが主催するドキュメンタリーフィルムの上映会に初めて参加させていただいたので、本記事にて内容と感想をお届けできればと思います。 当日の内容 今回は、JFCの一人でもあるアユミさんとケンさんのドキュメンタリーフィルムの上映会を行い、そして彼らのスピーチの後、映像を踏まえたワークショップを行いました。

        フィリピンスタディツアー2024 よくある質問とその回答

          遺棄されたJFCの究極の夢

          こんにちは!JFCネットワーク事務局です。今回のストーリーは、フィリピン・マニラの事務所「マリガヤハウス」のソーシャルワーカーからです。20父が日本人であり、母がフィリピン人である子(JFC:Japanese Filipino Children)について、2014年に母から相談を受けており、今回の原稿を書くために、再度子どもにインタビューをしました。子どもが3歳の時に両親は別居して、子は父親不在で育ちましたが、大人になってから父と再会することができ、気持ちが大きく変わったそう

          遺棄されたJFCの究極の夢

          なぜ私が今になって認知を求めるのか

          こんにちは!JFCネットワーク事務局です。 今回は、2023年12月のニュースレターにも掲載した「なぜ私が今になって認知を求めるのか」というストーリーを紹介します。「認知」とは婚姻していない両親から生まれた子どもを、その父または母が自分の子であると認める法律行為のことです。JFCネットワークでは、主に日本人の父親とフィリピン人の母親から生まれた子ども(JFC:Japanese Filipino Children)の認知などの法的なサポートをしています。マコさんがフィリピン・マ

          なぜ私が今になって認知を求めるのか

          ミャンマー留学生Sさんのインターン体験記

          自己紹介とインターンのきっかけ   JFCネットワークでの2ヶ月間のインターンシップは非常に充実した経験であり多くの学びと感銘を受ける機会でした。JFCという言葉を初めて聞き、自分の人生で知りえなかったJFC達のことをインターンで知ることができました。  まず、私はミャンマー出身で、現在日本で大学を通っています。高校を卒業してから日本語を勉強し始めて日本に興味を持ちました。日本にいる間、色々なことにチャレンジしながら留学生活を送りたいと思いています。私がインターンをしたきっか

          ミャンマー留学生Sさんのインターン体験記

          高校生Bさんのインターン体験記

          2023年の8月に一ヵ月間、JFCネットワークでインターンとしてお世話になりました、高校2年生のBです。一ヵ月間のインターンを通して、私が普段送っている生活の中では関わることのないフィリピンやJFCの人たちについてたくさん学ぶことができました。 JFCネットワークでのインターンシップを行う前は、インターナショナルスクールに通っていたので国際色豊かな環境で生まれ育ちましたが、クラスメイトは皆、自国の国籍を持ち、両親から子どもとして認められている子たちでした。バックグラウンドが

          高校生Bさんのインターン体験記

          あゆみさんスピーチ全文

          9月18日に日本とフィリピンの2つを生きる人の”ストーリー”のドキュメンタリー上映会を開催しました! 詳しくはこちらからご覧いただけます。 今回の記事は、ドキュメンタリーフィルム上映後のあゆみさんのスピーチ全文です。 あゆみさんはフィリピンで生まれ育ち、高校生の時に日本に来ました。 JFC(Japanese Filipino Children)としての思いを、日本語と母語であるタガログ語で話してくれました。 動画はこちらからご覧いただけます。 日本語スピーチ全文 子ども

          あゆみさんスピーチ全文

          9/18 日本とフィリピンの2つを生きる人の”ストーリー”のドキュメンタリー上映会開催しました!

          自己紹介初めまして。私は今年の8月からJFCネットワークでインターン生として活動しています。普段は翻訳業務を担当していますが、今回はJFCネットワーク主催のドキュメンタリーフィルム上映会に参加させていただきました。本記事ではその様子や感想をお届けしようと思います。 参加したきっかけ 普段のインターンでは、調停資料や国籍取得のための資料などの翻訳などを担当しています。その業務を担当する中で、JFCの生い立ちやそのお母様の置かれた状況を垣間見る機会が多々ありました。今回のドキ

          9/18 日本とフィリピンの2つを生きる人の”ストーリー”のドキュメンタリー上映会開催しました!

          9/18 日本とフィリピンの2つを生きる人の”ストーリー”のドキュメンタリー上演会

          こんにちは! JFCネットワーク事務局です。 今回は、9月18日に開催する「日本とフィリピンの2つを生きる人の”ストーリー”のドキュメンタリー上演会」の紹介をします。 ドキュメンタリーフィルム上映会 日時:2023年9月18日(月)敬老の日 13時開場 13時半開演 場所:新宿NPO活動推進センター https://snponet.net/アクセス/?fbclid=IwAR0LAT1bvliYShAReCHB6gKeVLtXGidxJvg-4c7rzraElTDJYeeh9

          9/18 日本とフィリピンの2つを生きる人の”ストーリー”のドキュメンタリー上演会

          20年間無国籍だった僕

          プロローグ 僕は日本で生まれた。物心ついたときから父と母がいてずっと一緒に暮らしてきた。 僕と母は日本で暮らす許可がないと知ったのはいつの時だっただろう。 僕には「国籍」がないと聞いたのはいつの時だっただろう。 僕は、確かにこの地球上に存在しているのだが、 20年もの間、僕の存在はなかったんだと聞いても実は実感が沸かない。 わかっていることは、父も母も生きていくために、僕のために一生懸命だったということ。 そして、今、僕は怯えずに外出ができて、堂々と仕事ができるようになったと

          20年間無国籍だった僕

          私にも父と呼べる人がいたことに感謝したい

          プロローグ 父にも母にも遺棄され、この世に存在していること自体を止めたいと思ったことがある。 いったい私は、何のために生きているだろう。常に自問自答していた。 母は私を避け、祖父母には私の存在が迷惑で、微かな記憶にある父だけが心の拠り所だった。 父に会えば、父を知れば、私の人生は開けるかもしれないと信じていた。 父と信じていた人が私の本当の父ではないと知った時、 私は再び根無し草のように行先の分からないまま流されそうになった。 しかし、私の力ではどうにもならないことにいつまで

          私にも父と呼べる人がいたことに感謝したい

          国籍法3条3項の新設に反対する意見書を発表しました

          トオルさん(仮名)の事例 以前、「国籍とはなんだろう」の記事でトオルさんの事例をご紹介しました。  彼は日本人の父から認知をされ、日本国籍を取得しました。しかし、父から認知は無効だと裁判を起こされ、彼はその人の子ではなくなりました。同時に日本人の子ではなくなったので、彼の日本国籍まで奪われました。その結果、日本の国からは「フィリピン国籍者」だとされ、オーバーステイとなってしまいました。 国籍法3条3項とは 前期の国会では、民法等改正問題については、いわゆる離婚後300日問

          国籍法3条3項の新設に反対する意見書を発表しました

          民法等の一部を改正する法律案による、国籍法3条3項の新設に反対する意見書

          1,はじめに 1 私達は、「民法等の一部を改正する法律」案第3条が定める、国籍法の一部改正 に反対します。 2 国籍法第3条に第3項を加えるべきではありません。 (国籍法の一部改正) 第3条 国籍法(昭和25年法律第147号)の一部を次のように改正する。 第3条に次の1項を加える。 3 前2項の規定は、認知について反対の事実があるときは、適用しない。 2,意見の概要 1 民法等の一部を改正する法律案(以下「改正法案」といいます。)は、民法786 条を改正し、認知が事実に反

          民法等の一部を改正する法律案による、国籍法3条3項の新設に反対する意見書

          成年年齢引下げが JFCの日本国籍取得に及ぼす影響についての意見書を発表しました

          エミリーさんの事例 2021年5月、フィリピンのミンダナオ島ダバオに住む18歳のエミリーさん(仮名)から相談がありました。エミリーさんは日本人の父親とフィリピン人の母親から生まれたJFC(Japanese Filipino Children)です。彼女の希望は、父親から認知してもらい、日本国籍を取得することでした。  日本の国籍法において、日本国籍を取得するには、本人が成人になるまでに父親から認知を得て、国籍取得の申請を届け出る必要があります。しかし、民法の改正により、202

          成年年齢引下げが JFCの日本国籍取得に及ぼす影響についての意見書を発表しました