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#7 公開処刑から始まった朝

※※「#シリーズ」数字の順番でお読み頂くのをお勧めしています※※

(前回のページ)



初めてパワハラを受けた日、
私はびっくりしてその時の私は何が悪かったかをずっと考えた。


院長からの罵倒された瞬間に、
一緒にいた人たちってどんな顔をしていたんだっけ。

これからナースミーティングが始まろうとしている
そんな段階でのパワハラだったので、皆の顔が自然と目に入る場所にあった。


(フリーズしながらも頭の中は冷静だったのか、その時のことは鮮明に覚えてた。)


(お局ナース)
悲しそうに罰が悪そうな顔をしてた

(他のナースA=実際に施術したナース)
自分がお客さんに施術をしたので悲しいと驚き表情

(他ナースB)
悲しい表情


そりゃそうだ、驚くはず。

こんなに院長が感情を爆発させている姿。
理不尽にも人を侮辱し、立ち上がりその後手が出ないかどうかの瀬戸際なのだ

それでも、誰も止めに入る人もいなかった。
それ程圧倒されていたのだろう。



誰も言葉を発することなく
ただ理不尽に私に暴言を浴びせるだけ浴びせ初めてその場を院長を退出した。



明けて翌日、

昨日と同じ剣幕で来られるなら、院長と顔を合わせるのは気まずいな・・


そして着替えを済ませ、
院長室の近くへ行かないといけないのである。

院長室を挟んで、通路の横にタイムカードの機械があるからだ。
(患者さんは通ることのない裏方の方の通路にある)


いつも開院時間ギリギリまで院長の部屋は閉じていることが多い
そのため、顔を合わせることなく業務につける日もあるのだが・・


角を曲がりタイムカードの機械へと向かう


通路側にスタッフが数名で院長室に向かって
気を付けをした姿勢で・・話をしている。

見なくても分かる。これは絶対的に
院長がまたお怒りモードに入っているおそらく私のことだろう・・・

そんな事を思いながらも、
その集団の横にタイムカードの機械があるものだから
どうしても、近づいていかなければならないのである。


何も考えず・・

気分は乗らないけど朝だし元気よくいこう・・


私:「おはようございます!」

お目当てのタイムカードをスムーズに打刻したあと
早くその場を去りたいので、急いで当日担当のカルテを見つけていた



スタッフ数名の中心にいたパワハラ院長から一言
(その中のお局ナースもいました。)

院長:「おい・・なんか言う事ないんか?」

朝から昨日の続きかのうような態度

私:「おはようございます。」

院長:「あっ?」
また椅子から立ち上がる


謝ってほしいんだな

私:「昨日はすみませんでした。」

強制されて謝っている自分にも腑に落ちない・・
間髪入らずに

他スタッフ:「〇〇さん~〇〇さん(お客さん)こられましたー!」

タイミングよく呼び出しがあってその場を逃れることができました。
その後もパワハラ院長のお怒りモードが続いてた事は言わずもがな・・


つづく



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