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【お仕事図鑑 file1】小林史子さん【訪問介護】

妊娠中に国家資格キャリコンに一発合格した
かなやなおこです。

いろんな人のお仕事内容や仕事を通じた考え方などを知ることで
仕事へのやりがいやキャリアのつみあげ方など
皆さんの仕事理解や人生のヒントにつなげることをコンセプトに立ち上げた「なおこのおしごとずかん」。

第1回目の今日は【介護職・訪問ヘルパー】についてご紹介します。
現在訪問ヘルパーとしてお仕事をされている小林史子(こばやしふみこ)さんにお話を伺いました。

プロフィール

お名前:小林史子(こばやしふみこ)さん
お仕事:訪問ヘルパーとして活動。高齢者施設介護での勤務経験あり。

どんなお仕事?

訪問ヘルパー(訪問介護)とは、利用者の居宅を訪問し、身体介護や生活援助などを提供するお仕事です。

身体介護とは

利用者の身体に直接接触して行われるサービスのこと。
例えば、入浴介助、排せつ介助、食事を食べるお手伝いなど。

生活援助とは

身体介護以外で、利用者が日常生活を営むことを支援するサービスのこと。
調理や洗濯、掃除など。

その他デイサービスのお迎えが来るまでの準備のお手伝いなどをされているとのことでした。

利用者の方は、高齢者・身体障がい者・精神障がいをお持ちの方々で
本人ができることをしていただくサポートをすることが
訪問ヘルパーの主なお仕事。

訪問ヘルパーが行う料理は、基本的には冷蔵庫に入っているものを使って調理するそう。パターン化することが多いそうです。

苦戦するのは、卵料理!という小林史子さん。
最近ではIHクッキングヒーターのお宅もあるそうで
「玉子焼きを作るときの火加減に苦労するんです」と仰っていました。
わたしも自宅ではIHで調理をしていますが、確かに、はじめて玉子焼きを作ったときは火加減が分からず、何度も失敗した思い出が・・・(笑)

また、「包丁は歴史が見える」とも仰っていました。
フライパンは焦げ付いてくると買い替えることがあるけれど
包丁は滅多に買い替えないからだそう。
ピカピカの包丁は見かけることはなく、長く使い込まれた包丁から
利用者のこれまでの生活を感じることができるのも
訪問ヘルパーという仕事の醍醐味なのかもしれません。


どんな働き方?

小林史子さんは、訪問ヘルパーとしてシフト制で動いているとのこと。
スタッフの休み希望に合わせてシフトを組まれており、休み希望は柔軟に対応してもらえる職場だそうです。
また、腰痛があるなどの事情があるスタッフは、生活支援の利用者の居宅へ行くなどの配慮もあるのだとか。
シフトの管理はLINEワークスで行われており、1週間毎でシフトが決まり勤務しているとのことでした。
LINEワークスで誰が誰の居宅に行くのかなども見える化されており、職場内の風通しの良さも感じられました。

ただ、ホームヘルパー2級などの有資格者の場合は、休み希望を出していても「この日のこの時間どうしても出て欲しい!」というお願いをされることもあるそう。

働く人の休み希望を柔軟に聞いてもらえる反面
職場からの出勤要望に柔軟に答える必要もあるお仕事でも
あるのかもしれませんね。


お仕事に就いたきっかけは?

「一生働ける仕事」が気になった時期があり訪問ヘルパー2級(現:介護職員初任者研修)の資格を取ったことがきっかけだったという小林史子さん。

お仕事に就くために必要な資格を伺ったところ
現在では介護職員初任者研修修了の資格を必要としているそうです。

訪問ヘルパーとして働く方法としては大きく2つ方法があります。

1つ目は、高校卒業後に介護系や福祉系の大学・短大・専門学校等で介護福祉士の資格を取得する方法。
2つ目は、介護職員初任者研修などを修了する方法です。この方法で訪問ヘルパーになる方は、社会人や主婦の方々が多いそう。

資格取得後は、社会福祉協議会や社会福祉施設などを通じて訪問ヘルパーとしてのお仕事がスタートする流れとなっています。
比較的短時間で勤務することが可能な訪問ヘルパーというお仕事なので、仕事と家庭の両立もしやすく、主婦の方々の働く場のひとつとなっています。


やりがいやメリットは?

ご利用者の方々やご家族の方々から直接「ありがとう!」と言ってもらえるときに、いちばんやりがいを感じるそうです。
感謝とご挨拶などの人とのやりとりを身近に感じられる仕事なのかなと
小林史子さんのお話を伺い感じました。

デメリットは?とお伺いしたところ
「(介護職員初任者研修など)資格取得者が限られているため、シフトの期待をされること」とのことでした。

資格を持っていて職場や利用者から頼られるからこその悩みかもしれません。


いかがでしたでしょうか?
訪問ヘルパーや介護のお仕事に少しでもご興味を持っていただけると嬉しいです。


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◾︎小林史子さんの活動

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