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025 大きな全体図を描く

全体図を描くのが好きです。組織のあり方とか、施策全体のコンセプトとか、そういうのをまとめていくのが好きです。これを頭の中でやっていると、並行してディテールも少しずつできていきます。
逆に、これをやらないで、ディティールから入るのが好きな人もいます。仕事のやり方は人それぞれです。そんな人は、多分、ジグソーパズルに耐えられる人です。全体図がない中で、端っこから地道に攻めていく。そんな仕事の仕方ができる人です。
私は、正直言って、ジグソーパズルは苦手です。人には得てと不得手があって当然です。大切なのはそれにセルフ・アゥエアネスして、受容することです。強みを伸ばすか、弱みを潰すかは自分次第です。
組織の中でメンバーを持つような立場になると、全体図を描くのが好きな私のようなタイプの人の方が、絶対にかなり生産性高く仕事ができるんじゃないかと、勝手に自負しています。それは組織マネージャーは自分ひとりでジグソーパズルを組み上げる必要がないからです。大きな絵さえ書けば、あとはメンバーとの共同作業です。場合によっては、メンバーが着手してくれている貴重なパーツをひとまとめにして、大きな絵にすることもあります。本当に大きな絵さえできれば、自然と細部も頭の中に構築されており、あとは言霊が下りてきてそれを文字に起こすのを待つだけです。原稿を執筆するときも、これとほとんど同じプロセスです。
頭の中で大きな絵を描くのは、いつどこでもできます。こうなると、すべてが仕事の時間のようになってきますが、その結果、拘束される仕事の時間は大幅に短くなります。難敵は記憶です。せっかくいいことを考えたのに、忘れてしまうのです。防衛策として、頻繁にスマホに書き込むようにしています。かなりスマホという外部記憶に頼って、人生を生きています。

※本稿、「人事部長引継ぎ」の一環です。詳しくは、コチラへ。

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