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足が急に動かなくなったら…

日曜の午後、電器屋さんでクリニックのスタッフ休憩室に置く冷蔵庫を吟味していたら、半田病院の横井先生から電話があり、「急性下肢動脈閉塞」の相談でした。
高齢男性で半日ほど前から急に左足が動かなくなり、左足は冷たく血色不良、相当痛がっている。CTで左足の動脈が詰まっているとのことでした。
一刻も早く血流を回復させないと足が壊死してしまい、切断になってしまう可能性もあるので、買い物を早々に切り上げて応援に向かいました。
カテーテルを入れて造影すると、左足の動脈が骨盤内と大腿部で閉塞しており、バルーン、ステント(金属のチューブ)で拡げて治しました。

冷たく紫色だった左足ですが、治療後にはだいぶ赤みが差して温かくなりました。

当直・待機の横井先生、森先生、お疲れさまでした。日曜の夕方でしたが鈴木先生や稲葉先生も院内にいて手伝ってくれました。
カテ室のスタッフの皆さん、ご家族でお出かけのところを呼び出された大森器械の伊藤さんも、本当に有り難うございました!

足が急に動かなくなる原因の一つとして「急性下肢動脈閉塞」があります。
動脈が急に詰まって長時間が経ってしまうと、組織の壊死が進んでしまい、血管を拡げても血流が回復せず、足の切断や命に関わることもあります。
様子をみても改善しませんので、すぐに受診してください!

クリニックのオープンが近づいてきましたが、なかなか準備が進みません…
無事に開院することができるんでしょうか!?

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