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前言撤回。「ギブ&ギブ&ギブ」で圧倒的に生きやすくなった

以前書いた
人生は短い だからこそ時間を奪うのも奪われるのも嫌

という記事で、

最近私が思うのは、
世の中ってすべて
Give & Take
で成り立っているんじゃないか、
ということです。

こんなことを書いていました。

これを書いたのは昨年11月のことなので、ほんの半年くらい前のことですが、この半年で私の中で大きな変化があり、このたび
「前言撤回」
ということで

「Give & Give最高!!」と宣言したいと思います。


Give & Takeには賛否ある

世の中はGive & Takeで成り立っている
という人もいれば
Give & Give & Giveに尽きるでしょ
という人もいます。

今まで私はかなり前者寄りだったのですが、
この数ヶ月で急速に後者になったのです。

一番のはじめの要因は、自分の人脈やノウハウをシェアしてみたら、思った以上に喜んでもらえることが多くなった、ということです。

最初は普通に喜んでもらえることが嬉しくてやってみていたのですが、
少し続けているうちに「無限ループ?w」って思えるくらいご縁が広がり続けたのです。
(なんか詐欺文句みたいですが)

「小さなGive」を散りばめてみる

だけど、人類皆平等に与えられているのは「時間」
1日24時間の中で、ずーっと誰かのためだけにGiveだけしていては身が持ちません。

だから、私がやったのは自分ができる範囲で、小さなGiveをあちこちに配る、ということです。

「仕事パートナーで優秀な人がいたら、他のクライアントにも紹介してみる」
「友人同士、シナジーが起こりそうな人を引き合わせる」
「広報やPRに困っている友人や知人がいたらノウハウをどんどん伝える」
「人や会社を紹介してほしいと言われればツテを手繰り寄せてでも紹介する」


なにも壮大なプロジェクトを「無料でやって」なんて言われてるわけじゃない。
頼まれたことを何でもかんでも無尽蔵に受け入れるわけでもない。

「人をつなげる、ノウハウを伝える…」
こんなことならものの数分です。

しかも、この情報が溢れた時代において、
私のような1人の人間が、人脈やノウハウをひた隠しにしたところで、
ネットで検索すればいとも簡単にほしい情報に行き着く時代。

だったら、「あきよしさんから紹介された」「ななこちゃんに教えてもらった」というふうに思ってもらった方がお互いにとってずっと素敵です。

今まで「Give」を重く捉えすぎていた

今まで「Give & Take」なんて言っていた私だって別に
「見返りがなくちゃやらない」なんて、しみったれのいけずみたいなことを言っていたわけではありませんw

ただ、「頼まれたからには、全力で答えないと!!!!!」
と、ひとり鼻息荒く捉え、勝手に疲弊していたのです。

お願いされると、相手が期待するよりも何倍も頑張っちゃっていました。

だからこそ、今まで人に何かお願いをされるのもちょっと苦手だったし、人に何かをお願いするのはもっと苦手だったんですよね。


華僑のビジネスパーソンの教え

「もっと気楽に、できることだけサクッとやればいいんだ」

と、私の全力投球のいかり肩をトントンと撫でてくれたのが
先日参加したWeb3.0のイベントでした。

それは中国資本の会社が主催していたこともあり、参加者の多くは中華系の会社でした。
中国本土、香港、シンガポール、台湾
などから出展していて、とにかく中華系のビジネスパーソン・華僑の「Give力」がすごいんです。

たとえば私が「戦略広報パーソン」だと分かると、

「あ、じゃあ今この場に取材に来てるWeb3.0メディアの記者紹介してあげる。ちょっとついてきて」
とか
「うちには今必要ないけど、隣のブースの会社がPRパートナーほしいって言ってたから、話してみ。今ちょっと繋いであげるわ」
みたいなことがものすごいスピードで起こるんです。

彼ら彼女らもまた、
「何がどこで”縁(中国語も同じ)”になるかわかんないし、できることお互いに色々やってあげたら巡り巡ってなんかいいことあるかもしれないじゃん」

という考えのもと、そうやって簡単にできることをサクッとお互いやってあげるのだとか。

「Ready to give」になると
圧倒的に頼み事がしやすくなる

そんなことが重なり、
気軽なGiveを日々やるようにしてみて、心を常に「Ready to Give」にしてみたところ、自分の心に圧倒的な変化が訪れました。

まず、自分が他人に頼み事をする時に感じていた「申し訳なさ」が圧倒的に減ったのです。

お恥ずかしながら、ビジネスでもプライベートでも結構言われることが
「あなた人に頼み事するの苦手でしょ!?」
という言葉。


はい、大正解😭


私、頼み事超苦手でした。
人に頼み事をする時、何だかものすごーく悪いことをしているような気持ちになって、
あれこれもっともらしい言い訳を考えたり、
先方のメリットになるような見返りを伝えたり準備したりしないと気がすまなかったんです。

それが、自分が「Give & Give」の人になってみると、不思議なことにぜんっぜん人に何かを頼むことが苦じゃなくなったんです。

いろんな人にGiveしているうちに、
「世の中って、人と人が支え合って、GiveしたりTakeしたりしながらみんなで生きてるんだな〜」
みたいな、人類皆兄弟みたいな気持ちが芽生えたからでしょうか。

だからこそ、いちいち誰かに対して何か小さなことをお願いする時に
「借り作っちゃったし、早く返さなくちゃ」
とかいちいちそんなことを考えなくなった、というわけです。


「Give & Take」も「Give & Give」も本質的には同じかも

「Give & Take」も「Give & Give」も、
いつか自分に何かいいこと返ってきたらいいな〜くらいの気持ちでやる分には本質的には同じなのではないかと思っています。

ただ、「Give & Take」はGiveした相手からダイレクトに何かが返ってくるといいな、という期待を抱いているけれど、
「Give & Give」は、別にGiveした相手からでなくても、巡り巡って何らかの形で返ってくるかもね、という極めて楽観的な期待。

何かが返ってくるかもしれないし、返ってこないかもしれない。
だけど、そんなことをいちいち気にするよりも、
「あきよしさんに頼んだら、何か力になってくれるかもしれない」
と思ってもらえるキャラって、Give & Giveでしか作れないと思うんです。

ここまで私は
「Giveしてもらったら絶対返さないと」
「お願いされたら120%で答えないと」
みたいな勝手な勘違いで自分自身を縛ってきていました。

だけど、Give & Giveに切り替えて軽やかにできる限りのことをサクサク〜っとしてみるようになったら、何と生きやすくなったこと!

そしてそのご縁が巡り巡って棚からぼたもちみたいな出会いが増えたこと!

こんな軽やかな毎日になったので、もう「Give & Give」は手放せません。

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