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与太話

 春は始まりの季節で、ベタですけれど私はそれが好きなんですよ。桜も咲くし、シロツメクサもタンポポも。最近流行りのネモフィラもいいけれど、オオイヌノフグリが道端にいじらしく瑠璃色を添えているだけで幸せを感じます。花冠を編んで手を汚し、四葉のクローバーを探す。20有余年行きてもまだそういうことをしてしまいますね。

 さぁ、今年も頑張るぞ…….と1ヶ月前までは意気込んでいたのですが、またまた転けてしまいました。やっぱり自分で想像のつくことは大体現実に起こらなくて、良いことも悪いこともいつも予想外の方向からやってきます。体調も芳しくなくなって、色んなことをお休みしていました。5月を生きていく自信も無くなってしまっていたのですが、厭なことに息をしているだけで日付は飛ぶように過ぎていく。苦しいですね。
 生きるの下手だなぁと常日頃思っているので転けるのには慣れていて__というか慣れてしまったからこそ転けてしまうというパラドックスめいたものも感ぜられるのですが__なんとか立ち上がりつつあります。細かいことはさておき、生きるために立ち上がる方が何倍も苦しいので、やはり自死は最上級の逃避だと思うんですよ(個人的意見)。ただ、逃避というのも諸説あって、私も逃げ続けているような人間なので全く逃げることを否定したくはないのですが、それはまた別で話しましょう。希死念慮とは手を繋ぎ、ぜつぼうとは仲良く、生きる選択をした自分を誇りに思います。

 趣味は手につかなくなり、過眠に走るのですが厄介なことに人間ある程度覚醒してなければならない時間があるんですよね。眠り過ぎた頭痛で何もかもを憂いながら、ショート動画をひたすらスクロールするだけの日がたくさんありました。女子大生がコンビニのゼリー飲料とオレンジのお酒で美味しそうなカシスオレンジを作る動画がたまたま流れてきて、なぜだか夢にまで出ました。およそ人間的な機能を停止させた状態でも、息さえしていれば思考なり情報なり何かを得てしまう生物なんだなあと笑けてきました。今日、コンビニに行って材料を買い揃え、自宅で飲んでみたら美味しかったです。お酒はいい感じに思考がぼやけていいです。

 高校生の頃の私がこれを読んだら、どう思うでしょうね。つらつら書いていて気づいたけれどこれは過去、受け身もとれず、何度も擦りむいていた私に宛てています。多分。成長してないじゃん!って思うのかな。そんな失敗だらけの人生要らないって思うかな。ごめん、望んだような成功とかあんまりないよ。でも私は全身傷だらけでヒリヒリしながらも今の自分を私らしいなって笑い飛ばせるくらいにはなってきました。それもまた人生かな。

 うーん、よくわからない近況報告になってしまいました。いつも自己内省的エッセイが多いので、こうやって人に話しかける文章を書くのは意外と初めてかもしれないですね。いつも読んででくださる方、感謝しています。ありがとうございます。
 本当は春をテーマに短編小説集を作りたいと思っていたのですが、紆余曲折あり春も半ばなのでまたちょっと考えます。文フリやBOOTHでもっと私の言葉を届けていきたいという小さな願いがあり、色々考え中です。絵の方も作品数を増やしていけたらと思います。
 あとnoteに連携しているのですがXではよく呟いたりするのでもしもお話し相手になってくださる方がいましたら是非。



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