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非エンジニアが支部運営をしているゆる〜い理由

こんにちは。JAWS DAYS 2022 広報チームの岩瀬です。普段は、JAWS-UG の群馬支部の運営をしています。

私は、他の運営メンバーの大多数と違い、エンジニアではありません。自社サービスの企画、ディレクション、PMなどを長年やっています。

非エンジニアである私がなぜJAWS-UGに参加したか、今回DAYSの実行委員をしているかを紹介しようと思いましたが長編になってしまったので、非エンジニアがJAWSに関わる理由にフォーカスしてお伝えします。

(しかし、書いてみたら、中盤過ぎるまでAWSが出てこなかった)
(そして、タイトルに「ゆる〜い」と入っているのに、締めが狂った話だった)


クラウド以前の時代の話ーわけわからずエンジニアと険悪期

私が初めてwebサービスを運営する企業に勤め始めたのは、今から約19年前。(今の所属企業とは別です)

クラウドの「ク」の字もない時代でした。

そこで、新しい機能やサービスの企画、その機能を実装するためのディレクションやマネジメント、問合せ対応、はたまた深夜のサーバリプレイスの立ち合いなどなど・・・少人数の会社だったため、かなり幅広い役割を担当していました。

入社当時、私は全く技術的なことはわからず、かろうじてHTMLのtableタグを使って個人ホームページを作ることができるよ!くらいのレベルです。

オンプレでの運用では、ハードウェアというのはいつか壊れる運命のため、サーバが故障したといっては夜中に駆けつけ、近くに雷が落ちて瞬断したといっては休日に会社に駆けつけ、ということが頻繁にありました。

自社サービスがダウンすると顧客対応のために「何が起きて」「今どうなっていて」「いつ頃復旧しそうか」という情報が必要になります。

最初のうちは、障害対応中のエンジニアに「原因は何?」「いつ復旧するの?」「早く!!」と根掘り葉掘り聞いて、集中して調査や復旧作業をしているエンジニアに「うるせえ!邪魔するな」とあしらわれ、険悪な雰囲気になることもしばしば・・・

クラウド以前の時代の話ー門前の小僧、少し技術の話がわかるようになった期

そうはいっても、顧客に説明するための情報は必要です。
徐々に「このアラートメールが来たときは大体この原因かな?」みたいなことを覚えるようになってきました。

そうなってくると、障害時が起きた際
「こういう理由でこういう見込みってことであってるかな?」
「そうそれ」
「OK、じゃサイトに告知を掲載する」
などとコミュニケーションも円滑に。険悪な雰囲気はありません。また、早めに告知を出すことで問い合わせ自体を減らし、結果として復旧作業中のエンジニアのプレッシャーを減らすことにもつながりました。

またシステム構成やプログラムの構造を把握することで、新しい機能の相談をするときにも効果がありました。実装に工数がかかるものについて、「同じ目的なら別の方法で早く作るやり方あるよ」など、積極的に提案をもらえるようにも。
ちゃんと説明したら理解する相手だと認識されたことで、正確な情報共有をしてもらえるようになったのです。

ということで、非エンジニアでも用語や大まかな構造について知っておくことはすごく仕事がやりやすくなって、自分の役に立つんだなというポリシーみたいなものを持つようになりました。

クラウド勃興時代〜クラウド当たり前時代の話-草鞋を3足履いてる狂人

さて、そうこうするうちに世の中はクラウド!AWS!の声を聞かないことはない時代に。群馬支部を立ち上げた頃はまだ、AWSの利用を始める前で、知識を得ることが目的でした。

実際、オンプレとAWSの違い、特にマネージドサービスの概念などが当初なかなかわからず、参加者のLTの内容やその後の質疑などで徐々に「な〜〜〜るほど!」になったり、勉強会のテーマによって、サービスの名称や機能概要を覚えたりすることができました。

現在、思いっきりAWSを活用している企業で働いていますが、使っている機能の名前を聞くと、「お!大体あのあたりの機能のことだな」くらいは想像できることも多いです。

そして、支部運営をしていることで今回のようなイベントの運営にも誘われます。(メリット?デメリット??)

正直なところ、業務でも十分忙しく、また、自分の場合は業務とは別に美術関係の活動もしていて、それだけでもいろいろ時間が必要です。それなのにさらにこんな大きなイベントスタッフをしているのは「自分は狂っているのかな??」と思うこともあります。2足の草鞋どころか、足は2本なのに草履は3足です。

ですが、コミュニティによって知識を得る機会をもらっているので恩返し的な気持ちと、実行委員のみなさんが有能で一緒に活動していて気持ちが良いことで、今回もお手伝いを引き受けてしまいました。

大変だけど楽しいこともあるよ!

ということで、非エンジニアでもコミュニティに参加したりスタッフになる人ウェルカムですー!

(自分の美術活動のWebsiteを、自分でS3、Route53、Cloud Front、Certificate Manager使ってAWS上で公開しています)

(群馬支部の運営はゆる〜く省エネでやってます)


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