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千葉在住。海外の街並みや地元の海を撮ることがライフワーク。たまに行くひとり旅の思い出や…

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千葉在住。海外の街並みや地元の海を撮ることがライフワーク。たまに行くひとり旅の思い出やふとした出来事をコツコツ書いています。

マガジン

  • 日々の出来事

  • ベトナム旅行記

    大好きになったベトナムという国。できれば住んでみたい。なぜこんなにも惹かれるのかの答えを、まだ探しています。

  • カフェ

    車を走らせ、地元のカフェを巡ることが多くなりました。どのお店も、本当に素敵です。

最近の記事

  • 固定された記事

アラフォー真夏の大冒険

ちょうど一年前、私は10年以上勤めた会社を辞めた。そして、海外ひとり旅に出た。たった2週間、されど2週間。「アラフォー真夏の大冒険」と銘打ち、リュックにカメラと勇気を詰めて、訪れたのは数年ぶりのベトナムだ。 これはそのとき書いた私の旅日記である。 夕暮れの成田空港にて 人生のターニングポイントとなるような出来事は誰しもに当たり前に訪れると思っていたけど、私には、それはそれは夢のまた夢。結婚、出産、昇進、そのどれもが縁遠く、現実は、毎日を泥臭く地道に過ごし、笑いたくないとき

    • 直感で生きる

      美容室の近くに、本屋さんとカフェが一体になった場所がある。本を買わなくてもカフェで気になる本が読める。貧乏性の私は、2日かけて通って一冊読破したことがあるが、いま思えば、コーヒー2杯分+ガソリン代=本一冊分の値段つまり本を買ってしまっても変わらなかったんじゃないか?と。 今日は胃の調子が悪いのでコーヒーは飲みたくなくった。少し立ち読みして帰ろう、と本屋さんに入り、気になるタイトルのエッセイを手に取り少し読む。何冊目かの本で、ドキッとする言葉に出会った。 本の言葉そのまんま

      • 「自分らしさ」という呪縛から解き放たれよ

        今年の夏は、特に夏らしいこともせず、それでも特に「何も出来なかったなぁ」なんて思うこともなく、貧乏暇なしと労働に精を出していた。というのは大袈裟で、生まれて初めて理不尽なことで人に怒鳴られ、それが仕事ならまだ耐えられたのだがそうではなかったので、これまた人生で初めて物申すという経験をした。これまで、育ってきた環境や日頃のものの考え方がかけ離れた人たちがいない場所に身を置いて過ごしてきたのだと思う。それが、今やそうではない環境にどこか気楽さと物珍しさで入り込んだため、その違いを

        • 撮りたくて撮りたくて

          エッセイを書いたり、ポストカードを作ったりするために、一年前の写真を改めて見直す作業をしてきた。まだまだ眠らせてる写真ばかりで、1年前の自分と今の自分の視点や好む感覚が変化したのか、なぜ写真展ではこの写真を選んだんだろうとか、なぜ皆はこれを良いと思ったんだろうとかかなり深く深く再考している感じだ。数年前の写真を展示に使ったってテーマに沿っていれば良いわけだから、何がダメということはないし、その時その時最良最善の選択をすればいい。だとしても、最近「やっぱり【わかりやすさ】が大事

        • 固定された記事

        アラフォー真夏の大冒険

        マガジン

        • 日々の出来事
          15本
        • ベトナム旅行記
          4本
        • カフェ
          3本

        記事

          台風が過ぎた日の出来事

          関東の特に沿岸部にお住まいの方は身を守る行動を取ってください みたいなアナウンサーの呼びかけを聞き流しながら、海沿いに住む私は一日中家に籠った。 高齢者等避難指示も出ていたが、出歩く方が危ないし、父を一人で背負えるわけもない。我が家は海の目の前だが、九十九里浜沿いのため海から家までは距離はあるし近くに川はない。水害は津波以外ほとんどないから、とにかく家にいるのが安全といつも見ている。 今回も思ったより被害もなく、稲刈り前の田んぼが気になるが、辺りを見る限りでは風の影響で稲

          台風が過ぎた日の出来事

          よく見てた夢

          バリバリ働いていたときによく見ていた夢がある。「将来の夢」の夢ではなく、「夜眠っているときに見る夢」の方である。 とんでもないジャンプ力を身につけている私は、ポーンと軽々電柱の先やビルの屋上までひとっ飛びでき、上から街を眺めるのである。空高く、天高く飛べる夢の中の私は、案外重力とかGみたいのを感じてて、それは現実味を帯びて体でも感じ取っているようで、ポーンと飛び上がる瞬間は体がこわばってる感覚がある。もしかしたら、夢じゃなくて現実に、ここではない別の世界の現実なのかもしれな

          よく見てた夢

          クリエーターイベントに参加します

          絵を描きたくても描けないというコンプレックスを持ったまま育った私は、絵を描ける人をいたく尊敬し、うらやましく思います。 絵が描けなかった私が辿り着いたのが写真、だったのかもしれません。絵のような写真を撮ろうとしてカメラを15年も持っているのかもしれません。 タイトルの通り、こんなイベントに参加することになりました。 数年前、画家をしているゆきのちゃんという女性と出会いました。彼女は、渋谷の行きつけのお店でよく見かけ、白いワンピースの似合うお人形さんのような可愛らしい女性で

          クリエーターイベントに参加します

          毎日ごきげんでいよう

          人間って、ふとしたときの表情に表れると思う。 上から見下したような顔、眉間にシワが寄った顔、どれも誰かに向けてきたからの顔なんじゃないかって。愛想をふり撒けとは言わないけど、目があったら目や口元だけでもニコッとするとか、狭い通路を互いにすれ違うときに頭を微かにでも下げるとか、後ろを通るときに「通りま~す」って声をかけるとか、そういうことの積み重ねで人間関係が良好になると思う。それを互いにできないから、なんで私が?って皆で思ってやらないから、いがみ合いや勘違いが起きて、相手を

          毎日ごきげんでいよう

          ハノイのホテルで

          ハノイで滞在したホテルは、バルコニー付きでルーフトップバーがあり、ホアンキエム湖に徒歩圏内というのを条件に探した。一泊の料金は一万円くらいは仕方なしと選んだそのホテルは、特別キレイでもないし、特別ご飯が美味しかったわけでもないけど、カーテンの色と大きなベッド、ベッドサイドの灯りとデスク、バイクのクラクションが聞こえるところが良かった。スタッフの人たちも親切だし、ベトナム語も英語も話せない私に簡単な単語を並べて話しかけてくれた。 確か2日目か。朝ごはんも食べずゆっくり眠りたく

          ハノイのホテルで

          いつかの出来事

          朝からぐるぐる目が回るめまいで起き上がれなかった。視界が回りに回って、トイレにすら這って行った。一年に一回くらい起こる現象。Google先生に聞くと 寝返りを打たずに眠ってしまう人 三半規管に耳石が転がってしまった人 など色々原因があるようだとわかった。友人もめまいがひどすぎて病院に運ばれたときに「やるしか方法ないよ~頑張れ~!」って励まされながら頭を振って石の位置を戻したときいたことがあったから、私も気持ち悪さと闘いながら頭を振り、しばらくすると再び眠りに落ちていた。

          いつかの出来事

          「雑貨屋さんみたいな感じ」

          詳しくはあとで書かないとと思っていますが、興奮覚めやらぬこの勢いのままひとまず紹介だけしたいのです! SNSで知り合った、お互いの写真が好きだと言って話すようになった美容師さんが教えてくれたSUZURIというグッズ製作サービス。 はじめてみました! コンセプトは結構考え抜いたので、名前とかがこれで良いのか(ベトナム語として正しいのか等)気になりますが、なんというか、自分がデザインしたものが形になるかも!というのがとても面白い!デザイン考えるだけでも楽しい! ので、是非覗

          「雑貨屋さんみたいな感じ」

          有楽町での出来事

          有楽町。 転職活動になかなか力が入らず、でもまずは行動してから考えようと、色んな企業の人事担当者と直接会える説明会的なものに行ってみた。 先週から胃痛がひどく、この日も朝から白湯だけで臨んだ。こんな日に限ってとんでもなく寒い。温度計の数字は4。ふと目に入った自動販売機の温度表示は6。自動販売機の中に入りたい…と思った。 勝手がわからないまま会場入りしてしまったのでどうしようかとうろうろしていると、係の人がどんどん声をかけてくれ、どんどん企業ブースに連れていってくれる。今

          有楽町での出来事

          冬が好きになった日

          最近、毎日散歩に出掛ける。歩けばものの数分で海に着く距離に住んでいるから、行き先はもちろん海。 夕方、一度父と散歩に出た。老いた父と歩ける距離はわずかだ。その分、実は昼過ぎにも一人で歩いているのだが、今日は体が言うことを聞かず出られなかった。そのせいか、父との散歩では歩き足りなくて、コーヒーを淹れてから私だけ一人海に戻った。 さっきより空気が冷たい。歩を進めるたびに空気の冷たさが変わる。徐々に頬が冷えてくる。その冷えた頬を、まだほんのり温かい手で触ると気持ちが良い。 日

          冬が好きになった日

          成人の日に思ったこと

          私が成人式のときに着た振袖は姉のお下がり。「こういう振袖が着たい!」とか「髪型やメイクはこんな感じが良い!」とか全くなくて、むしろ興味なかったからなんでもよかったというのが本当のところ。母親の友人が美容室を経営していて、母親自身もある程度着付が出来る人だったので、当日はなすがままのマネキンになっていた。 振袖は、祖父が買ってくれたものらしい。東北から関東の呉服屋にご奉公しに来たのが祖父の歴史の始まりで、その呉服屋の店主に見立ててもらったものとのことだった。私は柄とか色とかよ

          成人の日に思ったこと

          美容室での出来事

          ここ数年、年を越す前に美容室に行き、身なりを整えて新年を迎える、ということを続けていた。そうしないと気が済まない、ルーティンというやつを私も多少は持っているようだ。 仕事を辞めて半年。今日が何曜日なのか?というところまでいってはいないが、たった四日間しかないことが多かった年末年始休みを有意義に使おうという頭はなくなっていて(無限に休みだから、である)、美容室の予約をとろうとした日には画面の予約表はすべて✕印で埋め尽くされていた。地元でも人気も美容師だったことを忘れていた。仕

          美容室での出来事

          写真展を開催してます

          タイトル、突然すぎですね。写真展のことを話す前に、少し書きますね。 プロフィールに少し触れていますが、私は写真を撮っています。前職(団体職員)時代に、業務の都合で一眼レフカメラを持たされたことがきっかけで、写真を始めることになりました。 予算のある大企業であれば、PRなどに使う写真は代理店などを通じてプロに撮ってもらうのでしょうが、地方の中小企業でしたから、写真も文章もすべて自分でやるしかない、という方針でした。一眼レフカメラなんて家電量販店で見かけたことくらいしかないの

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