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大学生の頃の私⑨最終章〜過去〜現在へ

大学生の頃の私を振り返るきっかけとなった昨年夏。

このnoteにもたびたび書いている四国の後輩(ケシと呼ぶ)が小説を出版したことで、ケユが読んで欲しいと連絡してきたことがきっかけで卒業以来ほとんど音信不通だったケシと35年ぶりに繋がった。

久しぶりにメールを貰ったので小説の感想を送った。もうそれでやり取りは終わると思っていたのに

「センパイが迷惑でもメール送りますよ」と何度も書かれ。

どういう意味なの?さっぱりわからなかったけど私は貰ったメールは律儀に数日遅れでも返信をしていた。

でもこのやり取りがどんどん続くの嫌だからシロとの嫌な思い出があることを伝えたら、シロが癌で亡くなった時の事を小説に書いたって言うから、私は好奇心からその小説読ませて欲しいとお願いをした。

私は苦い思い出に蓋をしてしまったからシロのその後のことは何も知らないからどんな人生を送って終わりを迎えたのかなんとなく知りたかった。

大学生の頃の私⑧〜惨めな結果に蓋をした編はこちらをお読みください

シロの名前を聞くのも声に出すのも嫌だった。亡くなったと聞いた時ですら悲しいというより、あんな男でも結婚できたんだという気持ちだった。

そうなんだ。

シロは35歳で亡くなった。
享年35歳
癌だって。 

その話を聞いたのは今から21年前。

シロが亡くなったことを聞いた時、私のお腹の中に今年22歳になる娘がいた。

ケユの奥さんが電話で詳細をおしえてくれた。

シロはかなり年下の女性と結婚をしていて、病気が発覚した時奥さんも妊娠していたそうで。

お腹の中の赤ちゃんの誕生を待たずにこの世を去ったのだと。

そうなんだ。
もう22年の月日が経ったんだとすればシロの奥さんのお腹の中にいたお子さんも21歳か22歳になっているはず。

お互いの子どもたちがちょうど私たちが出逢ってしまった年頃になったのだ。大学生だとすれば3年生か4年生。

そして卒業してから35年の月日が流れた。

シロが生きた年数の時間が経ってしまったのだ。

そんな偶然が重なった年にシロのことが書かれているケシの小説を読ませてもらったら、シロはものすごく良い人で、奥様はとても芯がしっかりしているけどとても可愛い感じの女性として描かれていた。

そしてシロが亡くなる時のエピソードはケユの奥さんから聞いていたことそのまんまだった。

私のことをゴミのように捨てた男のことを魅力的な男のように書いていたことになんだか不快感すら覚えた。

このことがきっかけで、シロはそんないい人じゃない!私を捨てた男だ!私はあの男の名前を耳にすることも口に出すことも嫌悪感を覚えるほど嫌だったどす黒い思い出の蓋をあけてケシにシロにやられたレイプまがいのことからあれこれを全て話した(メールに書いた)。

そしたら
そのリアクションは
「30年以上も昔のこと。恐ろしいほど年月が経っている。しかし肝心なこと聞き忘れたけど彼(シロのこと)が初めてだったの?」

だと。

社会人の彼と付き合っていたことも書いたよね?それでなぜそんな質問をしてくるのか理解できなかった。

ずっとその意味がわからなくて、頭の中ぐるぐる回ってた。

私は昨年末まで、レイプまがいのことされて、元カレと別れて、挙句の果てにシロに捨てられて可哀想な私と思っていたけど、私二股かけていたんだってことにようやく気づきました。

きっとシロは私に彼がいるって嘘だと思ったのかも知れないって気づいた。部屋に遊びに来た時、カレがいる気配を感じなかったから私を押し倒したのかもしれない。

だから彼と別れたって私が伝えた時、シロは二股かけられて裏切られてたんだって思ったのかもしれない。だからこそのあのセリフ

「オレを引き金にして別れるなんてズルい」

だったのかなって。

シロはもうこの世にいないから今更本当のことを確かめることなんてできないけど、そうに違いないってやっと気づけた。

私の記憶が正しければ3〜4ヶ月くらい二股かけていたことになる。

私を捨てたあと、シロはケユとヨーロッパへ2ヶ月くらいの旅にでた。

ケユはシロが私のことどう思っていたのか何か知っているかもしれないといつか時がきたら聞きたいと思っているからずっと繋がっているのかもしれない。本来なら私を捨てた男の友だちだから断ち切った方がよかったのかもしれないけど、繋がっていたおかげで35年ぶりにケシとも繋がることができた。


今更気づいたところでシロと和解できるわけないけど、そのことを気づかせてくれたケシに感謝している。

そしてケシと繋がれたことをケユに感謝している。

いろいろな奇跡や偶然が重なって自己開示へ導かれたんだと思う。何もなければ墓場まで持っていく思い出したくない汚い過去だったけど、開示して悩みに悩んだ末トラウマは開放されたようです。

私たちはたぶん「宇宙の愛」で繋がっている。始まりも終わりもない。壊れることもない。ずっと続くと信じている。

夫とは比較できない別の次元の特別な存在かもしれない。

私たち3人とも33番だから。

私はそれを確かめるためにケシが住んでいる四国へ会いにいくのだ。

一緒に行ってくれる旅の仲間も見つかった。

その旅が終わって報告をするためにケユに会いに行くことになるだろう。たぶん。

35年の時を経て、私自身が犯した過ちの懺悔をしたいと思います。

なんと、四国旅行の目的は

「カルマの開放❢」
 
同行する友だちの higher selfからのメッセージ

神様はすべてお見通しなんですね。

大浄化の旅になりそうです。

来れで私の大学生の頃の過去への旅は終わります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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